新米コンサルタントは診断士! の商品レビュー
中小企業診断士が、どのように自分の強みを見つけ、どのようにコンサルティング(診断)を行っていくか、物語形式で展開します。 主人公の三浦さんは「働く人の視点」を強みとして、従業員の活力アップになる方法を探っていきます。巷に溢れる手法ではなく、現場の想いをしっかりヒアリングして、時に...
中小企業診断士が、どのように自分の強みを見つけ、どのようにコンサルティング(診断)を行っていくか、物語形式で展開します。 主人公の三浦さんは「働く人の視点」を強みとして、従業員の活力アップになる方法を探っていきます。巷に溢れる手法ではなく、現場の想いをしっかりヒアリングして、時には基本理論に立ち返ることで、本質的解決につながるアプローチを提案します。 コンサルティングに必要な素質(ヒアリング力、思考整理、提案力など)が、三浦さんの視点を通して描写されているところがいいですね。中小企業診断士という資格や勉強内容が、どういった力を養うためのものなのかが、よく理解できました。 ただ、大型の提案が採用されている話ばかりのため、読みながら、「もっと泥臭い場面もありそうなものだけど…」と、腑に落ちないところもあります。素人から見て、華やかな案件ばかりだったのが残念だったので、星3つです。 全体を通して、独立中小企業診断士の魅力が詰まった一冊でした。
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