1、2、3 の商品レビュー
僕は数学がさっぱり苦手なのだけど、なんか気になる。優しそうな数学本を見ると手を出してしまう。この本は、最初のほうは数学の特別さと、それ故の楽しさをアピールしてくれて期待できるのだけど、あとは淡々と数学の妙が語られていく。訳者曰く、この本は、文系人間にとって、忘れ物の回収であり、敗...
僕は数学がさっぱり苦手なのだけど、なんか気になる。優しそうな数学本を見ると手を出してしまう。この本は、最初のほうは数学の特別さと、それ故の楽しさをアピールしてくれて期待できるのだけど、あとは淡々と数学の妙が語られていく。訳者曰く、この本は、文系人間にとって、忘れ物の回収であり、敗戦処理である、と。何か僕が数学の本に触れる理由をずばり言い当てられたようだ。とはいえ、いろんなことに敗北し過ぎていて、一章あたりをコネコネしている、ぐらいの状態です。まあ、物語的に読むのも愉しい。
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結論が当たり前のものが、実は精緻な証明で組み立てられるという高等数学初歩の驚きが余り伝わってこない。数式が無くてかえってわかりづらい、というパターン。
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