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探偵ダゴベルトの功績と冒険 の商品レビュー

2.8

6件のお客様レビュー

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2016/02/23

図書館で。 オーストリアのコナン・ドイルということは向こうでは有名な探偵シリーズなのでしょうが初めて読みました。面白かったです。 世間の評価や噂や名声を大事にする上流階級世界で警察沙汰にはなりたくないけれどもちょっとしたことを解決する洞察力の鋭い探偵さん。麗しの奥様に語って聞かせ...

図書館で。 オーストリアのコナン・ドイルということは向こうでは有名な探偵シリーズなのでしょうが初めて読みました。面白かったです。 世間の評価や噂や名声を大事にする上流階級世界で警察沙汰にはなりたくないけれどもちょっとしたことを解決する洞察力の鋭い探偵さん。麗しの奥様に語って聞かせる、というスタイルも面白いです。彼が聴衆を焦らせて話を脇道に逸れさせようとするのも面白い。続きがあったら読んでみたいな~

Posted byブクログ

2014/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『上等の葉巻』 友人であるグレアムバッハ夫妻との食事後に喫煙室にある葉巻入れの中から葉巻が数本なくなると言う事件に興味を持ったダゴベルト。翌週にグレアムバッハ婦人との会談で明かされた秘密。 『大粒のルビー』 妻が海外に行っている間に女公爵をなのる女優と親しくなったフリーゼ男爵。彼女の家で食事をご馳走になり帰宅後に彼女からの使者から盗んだルビーを返すように要求される。ポケットに入った偽のルビー。本物のルビーを返すように要求する女公爵。 『恐ろしい手紙』 グルムバッハ婦人ヴァイオレットの友人ケーテからの依頼。フェルト博士と名乗る男から偽の手紙で強請を受けるケーテ。フェルト博士を自分の秘書として雇い罠を仕掛けるダゴベルト。 『特別な事件』 ゼンゼン小路で殺害された医学生プフタ。凶器も不明なまま容疑者を逮捕するシュクリンスキー。被害者の手に残された女性物の眼鏡に注目するダゴベルト。自殺として事態の収集にあたった警察。事件直後に世界一周旅行に出た男爵親子。 『ダゴベルト休暇中の仕事』 休暇中のダゴベルトのもとに届いた手紙。自分の母親の出生の秘密を調べてほしいとの依頼。60年前に起きた子供のすり替え。ローデヴァルド青年の時計職人としての野心。母親の想い。1枚の絵から真相にたどり着くダゴベルト。 『ある逮捕』 ヴァイスバッハ男爵のパーティに招かれたダゴベルトとグルムバッハ。パーティの最中に男爵の使用人が客からシルバーのタバコ入れを盗むのを目撃したダゴベルト。使用人が凶悪な犯罪者と知り、騒ぎにならないように逮捕しようとゲームとして警察を呼ぶダゴベルト。ダゴベルトがヴァインリッヒに送った指紋。 『公使婦人の首飾り』 ある国の公使公邸で盗まれた首飾り。使用人が主の見送りに出た一瞬の隙に。公邸の中に潜んでいたモーハルト。シュクリンスキーに逮捕されたモーハルトは何故公邸にいたのか証言を拒否する。ダゴベルトの捜査。 『首相邸のレセプション』 首相が主催するパーティに招かれたダゴベルト。パーティの直前に首相婦人から依頼を受ける。これまでのパーティで数人が盗難の被害にあっていた。首相の甥の切られた鎖から事件のヒントを得たダゴベルト。 『ダゴベルトの不本意な旅』 2ヶ月も行方をくらませていたダゴベルト。グルムバッハ夫妻との食事後にかたる空白の2ヶ月。旅先で一目惚れした市場の女。彼女の店で怪しい両替をする男。彼女の夫の仲間として漁師に変装するダゴベルトの捜査。

Posted byブクログ

2014/06/06

どうして創元推理文庫の海外ものは高いのか。 これは1冊だけど、上中下とかざら。 敢えてなのでしょうけど、文体が古めかしくて、読みにくい。

Posted byブクログ

2013/06/16

20世紀初頭のウィーン。音楽と犯罪学に打ち込む素人探偵ダゴベルトの探偵譚。 短編集。9篇収録。 基本的に友人夫妻のところでダゴベルトが事件について語る体裁をとっている。 そにため会話が多く、夫妻(特に夫人)とダゴベルトのやりとりが過剰に感じられる面も。 いや、くすりとさせられる...

20世紀初頭のウィーン。音楽と犯罪学に打ち込む素人探偵ダゴベルトの探偵譚。 短編集。9篇収録。 基本的に友人夫妻のところでダゴベルトが事件について語る体裁をとっている。 そにため会話が多く、夫妻(特に夫人)とダゴベルトのやりとりが過剰に感じられる面も。 いや、くすりとさせられるところもあるし、当時の風俗がわかる部分もあって悪くはないんだけどね。 三人の関係やキャラクタから脳内ではタツノコの三悪人の声で再生されて、それはそれで楽しかったし。 特権階級ならではの事件の解決法は、このあとの帝国の崩壊を思うと複雑な気持ちになるのも確か。 単純なミステリではなく、時代の背景こみで楽しむ作品だよねぇ。

Posted byブクログ

2014/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

“オーストリアのコナン・ドイル”という帯にひかれて買った本。 その当時のオーストリアの社会情勢や政治情勢などがわからないと疑問に感じる解決策。 それを差し引いてもあまり心惹かれなかった。

Posted byブクログ

2013/04/22

『オーストリアのコナン・ドイル』と呼ばれる著者の短篇集。 ダゴベルトがさらりと謎を解く様子は、正に古き良き時代の探偵小説で、往時を思わせる華やかなウイーンの描写にも惹かれる。

Posted byブクログ