わからん薬学事始(2) の商品レビュー
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シリーズ2巻。 1巻でファンタジーとわかったので、はじめからそのつもりで読めてよかった。 春。 下宿先の友人・熊野嵐が薬学大学に合格し、木葉草太は 嵐の入学金を稼ぐために北海道へ同行する。 また、草太をライバル視する製薬会社の御曹司・大塔秀有は、草太の五感を使って野草・薬草を学ぶやり方を蔑視し、きまぐれに効くのではなく、だれにでも確実に効く’不老長寿の薬’を目指すと言う。 真赤とブランカは過去のわだかまりをすて、話しをして、誤解を解いたのだが、・・・ ブランカのCMでは、大塔製薬の新しい薬を 「きまくれじゃない」という曲にのせてながすという。 草太は 薬草の声が、より聞こえるようになってはきたが、「きやすめ丸」の製法を極めることができるのか。
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おもしろかった。 嵐との授業料ゲットのための北海道いき、とか 秀有との確執、とか、真赤(これでまきと読むが、ついついまっかと 読んでしまう)の過去話とか、いろいろてんこ盛りでした。 治してツブス。 食べるために育てる。 それぞれの役割、かあ。ちょっと考えてしまう。「銀の匙」っぽいなー。 竜骨が、意外とお茶目さん、とゆーか、とぼけてる、とゆーか なかなか楽しいキャラクターになりつつあるような。 きまぐれなんかじゃない、とは、まあひねりのないキャッチコピーだが、 最近はそーゆー分かりやすいのがうけるからねー。 秀有の会社は気休め丸を超えるのか? 誰にでも効く薬を作り出すとゆー草多の目的は達せられるのか?? これはもう次回完結、なのか?? どうなるか、楽しみ楽しみ。 でも、ホント、どっちがいいのかわかんないよなー。 確かに、一度に多くの人に簡単によく効く薬が届けられるなら、その方がいいような気もする。 でも、だからって連綿と受け継がれてきた久寿理島の薬作りの伝統が 盗まれる、といったら言葉が悪いけど、まあ、ある意味横取りってゆーか・・・、そーゆー感じになるのはなんかヤダなーとも思うし・・・・。 うーん、夏目さんの言う通り、とかく人の世は住みにくいねー。
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