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泡沫日記 の商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2019/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

7年ほど前の本だから少し内容が古いが、面白い。中年以降、初めてのことに出会うことが減ってきた。なるほどね。

Posted byブクログ

2015/12/08

中年になっての初体験をまとめてる。弔電とか子供から席を譲られたなど中年がゆえの初体験ってありますからね。このコンセプトがうまいなと思う。 女性はキャーキャー玉を持ってる人と持っていない人がいて、持ってる人は小さい時はマッチにキャーキャー言っていて、今は韓流スターにキャーキャー言っ...

中年になっての初体験をまとめてる。弔電とか子供から席を譲られたなど中年がゆえの初体験ってありますからね。このコンセプトがうまいなと思う。 女性はキャーキャー玉を持ってる人と持っていない人がいて、持ってる人は小さい時はマッチにキャーキャー言っていて、今は韓流スターにキャーキャー言ってる。持ってない人は何に対してもキャーキャーは言わないなんてなるほど。 エグザイルのコンサートで礼儀正しいなぁと思って見てるとか、映画芝居では9割方寝てしまうので嵐のコンサートでも寝てしまったなんて面白い。 ただ、硯とか料理とか興味のない旅行など女性特有の話は地味なものでフックがない。基本酒井順子って普通の人だなと思う。

Posted byブクログ

2015/01/28

50代に向かって、中年になっていく。 それでも、まだ「初めて」のことがある。 「初めて」に興味をもって体験することで 若さを持ち、日々楽しく生きていけるのだと思う。

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2014/03/14

1つのテーマに対して、2~3日分の日記風の体裁をとったエッセイ。 例えば「わが身の老化」 某月某日  云々カンヌン… 「友人への弔辞」 某月某日  云々カンヌン… といった感じ。 ちょうど2011年3月11日の震災前後のテーマがいくつかあり、 読んだ時期もちょうど3月...

1つのテーマに対して、2~3日分の日記風の体裁をとったエッセイ。 例えば「わが身の老化」 某月某日  云々カンヌン… 「友人への弔辞」 某月某日  云々カンヌン… といった感じ。 ちょうど2011年3月11日の震災前後のテーマがいくつかあり、 読んだ時期もちょうど3月で(現在2014年)。 酒井さんと割とさまざまな条件が似ている私は、ちょっと胸を痛めつつ、 自分の日記を紐解くような感じもありつつ読んだ。 文末表現なども含め、いつものエッセイより読みやすく、好きです。

Posted byブクログ

2014/03/10

「負け犬の酒井さんも、もう50才目前かあ〜」という感慨にふけりつつも、負け犬を過ぎ去りハイミス(死語)とならんとする酒井順子が半世紀近くを経ても経たからこそ体験する初物に関するエッセイ集。 この人の女子学院風味の抜け無さはなんというかかんというか、同じ文化圏に属したものとして堪ら...

「負け犬の酒井さんも、もう50才目前かあ〜」という感慨にふけりつつも、負け犬を過ぎ去りハイミス(死語)とならんとする酒井順子が半世紀近くを経ても経たからこそ体験する初物に関するエッセイ集。 この人の女子学院風味の抜け無さはなんというかかんというか、同じ文化圏に属したものとして堪らないものがあります。

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2014/03/01

サカジュンの日記といったところでしょうか…普段の「ですます調」ではないので若干の戸惑いを感じたんですけれども、内容の方はまあ、いつものサカジュンらしく、楽しめました…。 ヽ(・ω・)/ズコー 東日本大震災のこととか綴られており、あれからもう丸三年経つのだなぁ…との感慨を抱き...

サカジュンの日記といったところでしょうか…普段の「ですます調」ではないので若干の戸惑いを感じたんですけれども、内容の方はまあ、いつものサカジュンらしく、楽しめました…。 ヽ(・ω・)/ズコー 東日本大震災のこととか綴られており、あれからもう丸三年経つのだなぁ…との感慨を抱きもしたんですけれども、原発問題など、まだまだ問題は山積しており、本書を読んで再度、あの震災の被害は依然として続いているのだ…と気を引き締める感じになりました。 ヽ(・ω・)/ズコー ただの日記なのに著者の文章のリズムがまた良くて、最後まで読ませますね! 面白かったです。おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2014/02/15

「大きな声では言えないけど書いちゃいます。」 中年と呼ばれる域に入り、若い頃とはまた違った初体験が増えてくるのを感じたという著者。自らの老化現象や祖母の死、尋常でない日常を知ることになった東日本大震災など、驚きや新鮮さに満ちた酒井さんの日常が、さっくり且つからりとしたトーンで...

「大きな声では言えないけど書いちゃいます。」 中年と呼ばれる域に入り、若い頃とはまた違った初体験が増えてくるのを感じたという著者。自らの老化現象や祖母の死、尋常でない日常を知ることになった東日本大震災など、驚きや新鮮さに満ちた酒井さんの日常が、さっくり且つからりとしたトーンで語られる。  「中年」というと成人として分別もあり老成した人種と客観的には見られます。しかし、自分もその年代に達してみて感じるのですが、人間としての基本仕様は初期設定からそう変わるものではないようです。物事に対するアンテナとでもいうのでしょうか。酒井さんのアンテナの感度はいくつになってもシャープでウィットに富んでいます。  人生初のインフルエンザにかかり、5日間のドクターストップを受けて酒井さんが各所へ仕事のキャンセルの電話を入れると、相手は一様にちょっといきいきとした声で驚いてくれます。酒井さんは、インフルエンザには、それほどの重病ではないけれど、普通の風邪とは違うイベント感もあって、皆が心配してくれるのがちょっと嬉しい、といいます。  仕事は滞り同僚に迷惑をかけておいて、大きな声では言えませんが、今冬のインフルエンザ罹患者としてはこの「嬉しい」という気持ちわからないでもないんですよね。そんな、常識ある大人としては通常表立って口にするのは憚られるようなことを、酒井さんは見逃さずシラっと書いています。  そう言えばめったに積もることのない都会の雪にも、実はこの密かなイベント感がないでしょうか。交通機関は乱れ、会社からは帰宅命令が出ていつもより早めの帰宅。足がなく家に帰れないかもしれないという状況にも関わらず、ニュースでインタビューを受ける人の顔には笑みさえ浮かび、そこには妙なテンションの高さがあります…。大変は大変だけど大地震の時ほど、せっぱつまった感じがないのです。  一方で 生まれて初めて飼ったという三匹のカブトムシ。見ていて飽きないといい、彼らに興味津々の酒井さんは半世紀を生きてなお茶目っ気もたっぷりです。 <カブお、カブじ、カブぞうと命名してみるも、三匹ともソックリさんなので、誰が誰やら全くわからない。「カブお達」と総称してみる。>  恥ずかしいので一々口にはしませんが、思えば自分は、人生も後半に入ろうという大の大人が考えることとしてどうよ?というようなことも(ほんとに下らないこと…汗)も、実は日頃考えたりしています。こうあるべきという中年像は持っているつもりでしたが、実際に自分がこの年代に立ってみると「なんだこの程度か」と己の成長の無さに愕然とすることしばしば。 同時に、中年なりに浮かんでは消えるまだまだ初めて尽くしの酒井さんの日常に笑ったり共感したりしつつ、もしかしてこんな自分でも許されるのか…と、妙な安心感がわいてきたりするのでした。

Posted byブクログ

2013/11/15

中年期に入ってからの色々な「初めての体験」を綴った本。 若い頃の初々しい「初体験」とは違うけれど、それはそれで嬉しかったり、動揺したりするものなんですね(当たり前か)。 酒井さんは比較的すんなりと自分の人生を受け入れているような印象だけど、私もそんな風になれるのかな。 老化現象...

中年期に入ってからの色々な「初めての体験」を綴った本。 若い頃の初々しい「初体験」とは違うけれど、それはそれで嬉しかったり、動揺したりするものなんですね(当たり前か)。 酒井さんは比較的すんなりと自分の人生を受け入れているような印象だけど、私もそんな風になれるのかな。 老化現象を「へーえ、こんな風になるの!」と受け止められる自信さえ、今はないけど。

Posted byブクログ

2013/10/03

図書館で借りました。 最近ドレスをレンタルして結婚式に出席し、浮かれ気分だった私。 「お洒落して華やかな場所に行くのって、いいな!」 …と、ちょうど思い始めた頃に読みました。  酒井さんはこのエッセイで、人生初のディナーショー体験をつづる。 ご本人さんは無難なワンピースを着て...

図書館で借りました。 最近ドレスをレンタルして結婚式に出席し、浮かれ気分だった私。 「お洒落して華やかな場所に行くのって、いいな!」 …と、ちょうど思い始めた頃に読みました。  酒井さんはこのエッセイで、人生初のディナーショー体験をつづる。 ご本人さんは無難なワンピースを着て行かれたようだけど、 まわりはおしゃれをした年配の女性が多かったらしい。 ちょっときれいにして、おいしいご飯を食べて、楽しいディナー(トーク)ショーを見る。 それが病みつきになりそうで、これからも毎年、 友達と誰かのディナーショーに行くつもりになった様子。 そして・・・ 「たまにはお洒落して出かけたい、というこの欲望は、 まさに中高年の欲望そのもの。」~と書かれている。 …そ、そうだったのか!(;゚д゚)

Posted byブクログ

2013/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サカジュン節満載。本当に楽しい。 でも今回は震災に関する記録・記憶・活動などもあり、ただ面白おかしい だけでもない内容に。 様々な事柄や物事に対する鋭い目線はそのままに、この一冊はおばあちゃんのことや姪っ子との一日など、よりサカジュンさん自身の思いや体験などが身近な空気感で書かれています。 「ふんふんそれで?」と合いの手を入れたくなるような文章です。

Posted byブクログ