日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 の商品レビュー
新書本だし、キャッチーにしたかったのだろうが、本社の前半と後半とは入れ替えたほうが良かったように思う。
Posted by
日本の男女間の現状をかなり過激に分析した社会風刺本。タイトルと冒頭をちょっと読むだけで人によっては相当な嫌悪感を抱く内容。事実関係だけをみれば多くの論調には賛成せざるをえないし、皮肉を込めた描写には思わず笑ってしまうこともある。しかし本著の本質は、そういった現実について環境問題...
日本の男女間の現状をかなり過激に分析した社会風刺本。タイトルと冒頭をちょっと読むだけで人によっては相当な嫌悪感を抱く内容。事実関係だけをみれば多くの論調には賛成せざるをえないし、皮肉を込めた描写には思わず笑ってしまうこともある。しかし本著の本質は、そういった現実について環境問題を絡めた社会的歴史的分析をしている点にある。そしてその視点は今回取り上げられた問題だけでは済まない奥深さを秘めていると思われるのだ。著者の専門領域から「魂の植民地化」というキーワードを提唱して、広く警鐘を鳴らしている。最後まで読んでこうしたメッセージを読み取らないと単なるミソジニー論で終わってしまうこととなるだろう。
Posted by
男に食らいつき骨になるまで栄養を吸い尽くすタガメ女。社会の病理現象を引き起こし、この国の経済にも暗い影を落としている。恐ろしいタガメ女であるが、害虫というポジションに縛り付けているのが実は餌であるカエル男。彼女ら自身も被害者であり、また、彼女たち自身も共食いのようにタガメ女同士で...
男に食らいつき骨になるまで栄養を吸い尽くすタガメ女。社会の病理現象を引き起こし、この国の経済にも暗い影を落としている。恐ろしいタガメ女であるが、害虫というポジションに縛り付けているのが実は餌であるカエル男。彼女ら自身も被害者であり、また、彼女たち自身も共食いのようにタガメ女同士で疲弊させあっているという。何ともやるせない。著者によれば社会に害をもたらすタガメ女の正体は箍であり、自ら考え自ら立つ自律の人間性があれば箍も打破できるとのこと。本書にはカエル男を支配するタガメ女度チェックシートもあれば、タガメ女に吸い尽くされるカエル男についてもチェックシートがある。自らをしっかり理解し正しい道を歩みたい。
Posted by
ここまでつまらないのは予想外だった。期待が高すぎたかもしれない。面白いテーマなので、もう少し文章を書く能力があれば、面白いはずなのだが。
Posted by
なるほど~!言えてる~! にしても、著者の深尾さん、全く自分はタガメ女じゃありませんて感じの書き方だけれど、ほんとにそうなんですかぁ? 締め近く、アメリカ的考え方の否定ってところが、ちょっと意外でした。 とにかく、まあ、私はタガメ女ですけど。 ただし、だんななカエル男の部分ま...
なるほど~!言えてる~! にしても、著者の深尾さん、全く自分はタガメ女じゃありませんて感じの書き方だけれど、ほんとにそうなんですかぁ? 締め近く、アメリカ的考え方の否定ってところが、ちょっと意外でした。 とにかく、まあ、私はタガメ女ですけど。 ただし、だんななカエル男の部分まるでなしだから、駆逐されてかけているタガメ女とでもいえるのかな?
Posted by
前半はデータ、後半はエピソード重視なので信憑性は読む人次第。自殺者の大半は男性という事実からの理論展開は、見逃せない。前半の愉快な切り口から、後半の怖い事例を挙げて紹介している辺りが妙。
Posted by
タガメはカエルを前足でガッチリ挟み、その体内に消化液を送り込んで肉を溶かして吸い尽くし、骨と皮だけにして絶命させる。著者はそれが男と女の関係にそっくりだと言う。タガメ女とは?カエル男とは?タガメ女の害とは?そしてタガメ女やカエル男にならないためには?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どこかの書評で読んで面白そうだと思って図書館に予約した。 かなり待ってやっと届いた。 強引な論理展開。文系ならこんな論理展開でも許されるのか? 笑えるが,内容的には疑問が多い。 2013/09/28 図書館から借用;読み始める。10/01読了
Posted by
話題になっていたので、読んでみました。 前半は、「いるいる、こういう人」と思いながら、面白おかしく読んでいましたが、後半は、根の深い社会問題であることに気づかされました。 特に、子育て中の身にとっては、タガメ女が育てた子どもの将来が心配でなりません。タガメ女の子、子タガメが...
話題になっていたので、読んでみました。 前半は、「いるいる、こういう人」と思いながら、面白おかしく読んでいましたが、後半は、根の深い社会問題であることに気づかされました。 特に、子育て中の身にとっては、タガメ女が育てた子どもの将来が心配でなりません。タガメ女の子、子タガメが増殖する社会になってしまったら、と考えると恐ろしいです。 学者や専門家の方々が世直しの議論をするより、実際に社会生活を送っているタガメ女、その周囲の人、タガメ女を生みだした社会構造に関わる全ての人たちが、胸に手を当ててみるきっかけとして、存在価値がある一冊だと思いました。 ところでタガメ女……「箍」がはめられた女、どうも私にはなれそうにありません。自分がやりたいと思うことを、自分のやり方で、自分がやる。それが面白いのになぁ。 「考えて、行動する」っていう贅沢、楽しいじゃありませんか。
Posted by
友達に薦められて読みました。タガメを箍にかけて、社会問題を解きほぐすあたりに視点の斬新さを感じました。
Posted by