「朦朧」の時代 の商品レビュー
論文のために購入。とてもわかりやすく時系列に朦朧体について説明しており、なぜ朦朧体が「朦朧体」と呼ばれるようになったかも細かく例を用いて語っている。今日は美術用語のひとつとして普通に用いられている「朦朧体」という表現も当時は批判的意味合いが強く、それでもめげることなく自分たちの表...
論文のために購入。とてもわかりやすく時系列に朦朧体について説明しており、なぜ朦朧体が「朦朧体」と呼ばれるようになったかも細かく例を用いて語っている。今日は美術用語のひとつとして普通に用いられている「朦朧体」という表現も当時は批判的意味合いが強く、それでもめげることなく自分たちの表現方法を貫いた日本美術院の画家たちはすごいな…と。また、「朦朧」の表現が美術界だけではなく、文壇で元々用いられていたことにびっくりした。
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朦朧の定義などびっくりするほど詳しく調べられていて、むつかしい事もたくさんの絵に助けられて、とても楽しく読了。そして、装丁が素晴らしい。それにしても浮かび上がってくるのは、岡倉天心の偉大さかも?
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