パワー・エコロジー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生態学に興味が出たのでイトウをテーマとした章だけ読んだ。 自然と隣り合わせで科学することの面白さが伝わり、私も生態学を専攻したくなった。 あと、保全に対する江戸君の考え方に共感した。 江戸君はイトウを保全するには、ある程度の釣りなどと人との直接的な関係を許容すべきだと言う。 「イトウの価値や素晴らしさは、イトウと直接触れ合う機会がなければ、本当には理解されない」という考えは目から鱗が落ちた。 確かに、私も稚内市立ノシャップ寒流水族館で見たイトウに感動し、鮭鱒の研究がしたいと思った。 生物を保全するきっかけは、そういった感動から始まるのかもしれない。
Posted by
- 1