偉大なギャツビー の商品レビュー
ずっと気になってて読んでみたもののいまいちよく分からず…。 他の翻訳者さんの本を読むと話がなんとなく分かるのかな…? 文章表現が少し違和感を感じてしまった。
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華麗なる、の映像の迫力に魅了されて手に取った一冊。 若い時代の恋心の一途さや恥じらいを、そのまま壮年期に持ち込んだ青年の話。 でもちょっと、人は冷たいと感じてしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
The Great Gatsby(1925) ニックの視点から見るアメリカンドリームの美しさと醜い現実、そして夢の崩壊。 ある目的のために富豪となったギャッツビー、彼の淡く美しい夢は残酷な現実の中で音もなく崩れ去る。この物語は、終始、どこか切ない雰囲気が漂っている。パーティにはたくさんのお客が頼みもせずに集まったのに、彼の葬式には友人らしき人物はニックのみであり、デイジーは葬式のくだりでは姿すら現さない。 夢を追いかける美しい情熱と崩壊後の虚しさ、読後の爽やかで美しく、しかし、虚無感に包まれた感動は、ギャッツビーへの同情と軽蔑からくるのだろうか。
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華麗なる...... 私自身の邦訳のイメージは『華麗なるギャツビー』であった。 正確な邦訳(偉大な)よりも、華麗なる、の方がイメージに近い気がする。 それにしても、こんなにも短い話だというのに、のらりくらりと読んでしまった。 流麗な、あるいは華麗な文体。 叙情的で、ときにあふれ...
華麗なる...... 私自身の邦訳のイメージは『華麗なるギャツビー』であった。 正確な邦訳(偉大な)よりも、華麗なる、の方がイメージに近い気がする。 それにしても、こんなにも短い話だというのに、のらりくらりと読んでしまった。 流麗な、あるいは華麗な文体。 叙情的で、ときにあふれ出る感情。 華やかできらびやかな上流階級、古きよきアメリカ、そんな背景があっての名作ではあろう。 だが。 どうにもわたしにはあまり面白いと思えず..... ヤングアダルト向けの最近の書籍、『ゴシップガール』が好きな若者であれば、ここで書かれた世界は面白いかもしれない。 何も、上流階級を嫌っているわけではない。 ただ、作風が肌に合わなかっただけのこと。 レオナルド・ディカプリオ主演で最近映画化されたようで、映画だったらその華やかさと相まって見応えはありそうだ。 心に残るのは、最後の一文。 「こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。」 船ではなく、舟としたところに訳者の技量が見て取れる。 破滅的でありながらどこかに希望を残している。 それが、一縷、一匙、いや、砂粒であったとしても、そこにそれがある限り、人は進み続けられるのだろう。
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名作映画のイメージのある「華麗なるギャッツビー」 映画化する時に名前を変えただけで原作っていうことかな? というくらいの知識で読み始めたものの、箸にも棒にもかからないよくわからない話だった。どんな話?と聞かれても説明のしようがない。 最後の最後までギャッツビ-のどこが偉大だかも...
名作映画のイメージのある「華麗なるギャッツビー」 映画化する時に名前を変えただけで原作っていうことかな? というくらいの知識で読み始めたものの、箸にも棒にもかからないよくわからない話だった。どんな話?と聞かれても説明のしようがない。 最後の最後までギャッツビ-のどこが偉大だかもわからなかったし。 成り上がりとか、叩き上げ、っていうのが”偉大”なのだとしたら、日本人とはちょっと感覚が違うんだと思うわ。文化がちがーう!としか・・・。 翻訳もちょっと分かりにくかったような気がするけど、原本を読み解くことは一生ないと思うから知りようもない。 私の中での唯一の盛り上がりは、登場人物の一人が、アンジェリクに出てきたルイ14世の2人目の妻のマントノン夫人に例えられていたところくらいでした。 この話をどうやって映画にしたんだろう・・・? ひたすら描かれる、うだるような暑さは秀逸だったかも。涼しくなってから読んでよかった。
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前から読もうと思いつつ読めてなかった作品。映画化をきっかけに読んでみた。 前半なかなか読み進めなかったのは文体に馴染めなかったからか、ストーリー展開がゆっくりだったからか。1920年代アメリカ、という時代背景に余り魅力を感じなかったからかも。 でも作者が実経験を織り交ぜながら書い...
前から読もうと思いつつ読めてなかった作品。映画化をきっかけに読んでみた。 前半なかなか読み進めなかったのは文体に馴染めなかったからか、ストーリー展開がゆっくりだったからか。1920年代アメリカ、という時代背景に余り魅力を感じなかったからかも。 でも作者が実経験を織り交ぜながら書いてるのには興味が湧いた。南部一の美女とうたわれ、贅沢に慣れた婚約者に一旦は婚約を破棄されたものの、小説家として成功を収めたら結婚してくれたということらしい。 本作の冒頭にも、ゼルダ(この妻)に、とある。このエピソード、作者は成功の証と捉えていたのかな。 本作では、主人公のギャツビーが美しい元恋人を取り戻す為に成り上がっていく。確かにお金がモノ言う時代だったのでしょう。 正直この作品が傑作、と呼ばれるのは余りわからないけど、最後、夢を追い求める人間の性(さが)を描いた表現は美しくて、強く印象に残った。 人間、求めても求めても手に入れられない夢を追い求続けることで生きているのかも。夢を勝手に美化しながら。
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映画を見てから読んだので、映画と台詞がそっくりそのまま同じな箇所ばかりで驚いた。 共感しにくい感じはあるけれど映画の映像が蘇ったし(映画めちゃ素敵でした)また時間を置いて読むと違う感想なのかも。
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映画を観るので再読。 大昔に読んだので内容をまったく覚えていなかった。 記憶力が欲しい。 ハルキ訳も読んでみるかな。
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CMでディカプリオの姿を見て、久しぶりに映画館で映画をみたいなという気分になり、それでは観る前に原作も読んでみようとという気にもなる、久々に何かに興味が湧く感情が起きたのでした。読むなら村上訳かなあなどと思いましたが本屋に行くとこれだけが映画化された本コーナーにあって値段も500...
CMでディカプリオの姿を見て、久しぶりに映画館で映画をみたいなという気分になり、それでは観る前に原作も読んでみようとという気にもなる、久々に何かに興味が湧く感情が起きたのでした。読むなら村上訳かなあなどと思いましたが本屋に行くとこれだけが映画化された本コーナーにあって値段も500円、なんだかとにかく一日でも早く読みたかったのでこの野崎孝訳で読んでみました。 翻訳ものを読むのは10年ぶりくらいではないか。最初の出だしからなんだかつらい。この文はこの言葉にかかる修飾語か、などと思いながら読む。それがずっと最後まで続く。その修飾の具合が、日本文ではほとんどしないだろう、という発想だ。これが文化の違いというものか。しかもちょっと検索してみるとそれは比喩というもので、美しい文体なのだという。きっと英語で読むとその文体というものを感じられるのかもしれない。 文体の障害はあったにせよしかし、ほぼ2日間で一気に読んでしまった。今に残る古典であるからしてやはり惹きつける何かはあるのだろう。読んだ直後は、ギャツビーの昔の恋人への未練は、う~んよくある恋愛のパターン、しかも男性目線のね、といったものだし、その恋人の女性は、こんな女が好きなのかい?とまったく魅力的でない。しかし、読んでしばらく経つと、隣人ニックの語り手から醸し出される、「雰囲気」「空気」が心に残る。そしてそれはやはりギャツビーの遺した生き方なのだし、ニックの中でもずっと心に留まる出来事として、ニューヨーク、ロングアイランドといった風土とともに人生の中で残ってるように、読み手側にも静かに余韻が残るのだろう。 それは最後に、ニックが、「いまにして思えば、これは結局西部の物語であった」と語るところが、心に残る余韻の部分である気がする。主要な登場人物は皆中西部の出身で、それが東部へ出てきて、その違和感がこの物語なのだ、とニックが回想する所だ。読んでる者はギャツビーではなくニックに同化する。またアメリカでも田舎者都会へ行く、的なものがあるのかと発見があった。 と、小説としての感想はこんなものなのですが、読んでる間中、ロバート・レッドフォードとミア・ファロー、そしてディカプリオの顔がずっと浮かんでいるのです。 文中には当時のアメリカの階級とか、人種への感覚とかがさりげなく書かれていて、そういう事を知るのも外国文学を読む効用でしょう。
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ずっと気になっていた本を、ようやく読了。ただ、海外文学小説はやはり若い頃に読むべきだな、と実感(笑)内容も、アメリカだなぁ!と言う感じで、なかなか共感しづらいのだけど、映像では観てみたいと思いました。
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