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戦後史の中の英語と私 の商品レビュー

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2023/05/26

人生とは何だろう。私なら私はこのグローバリゼーションの時代/世紀をまさに生きているのだけれど、それは選んだことではなく所与のものとして存在していた。そうした「あらかじめ定められた条件」の元でベストを尽くすことが人が生きる意味そのものなのかもしれない。著者によるこの自伝的書物はそん...

人生とは何だろう。私なら私はこのグローバリゼーションの時代/世紀をまさに生きているのだけれど、それは選んだことではなく所与のものとして存在していた。そうした「あらかじめ定められた条件」の元でベストを尽くすことが人が生きる意味そのものなのかもしれない。著者によるこの自伝的書物はそんな「人間万事塞翁が馬」な摂理を教えてくれると同時に、その中で学び続けることの大事さについても説いてくれる。まだ海の物とも山の物ともつかぬ「同時通訳」の仕事の失敗談の生々しさも読みどころありで、思わぬ拾い物だと本書を楽しく読み終えた

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2020/01/18

2013年書下ろし。 プロローグに続き10章、エピローグ、あとがきからなる。各章は、英語との出会い、1960年代とアメリカ、アポロ宇宙中継と大阪万博そして沖縄返還、偶然の積み重ね 通訳から大学英語教育という世界へ、通訳者という存在、教育そして教師というもの、生涯学習を実践する、メ...

2013年書下ろし。 プロローグに続き10章、エピローグ、あとがきからなる。各章は、英語との出会い、1960年代とアメリカ、アポロ宇宙中継と大阪万博そして沖縄返還、偶然の積み重ね 通訳から大学英語教育という世界へ、通訳者という存在、教育そして教師というもの、生涯学習を実践する、メディア英語講座と私、言葉へのこだわり、思い込みからの脱却。 子供のころ目にした、かわいくて優れた同時通訳の女性の印象はいまでも心に残っている。最近も見かける鳥飼の、テレビで見るその通りの明るく率直な語り口の自分史。 西山千、國弘正雄などの名も懐かしいし、彼らのインタビューや思いで話も興味深い。 常に前向きな姿勢で、読んで元気になると同時に、学び続ける姿に努力することの大切さを感じる。

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2018/02/04

東洋英和女学院大学 カナダ メソジスト TOEIC 日本のビジネス英語団体が米国のテスト機関に作成を委託

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2018/10/20

170311 中央図書館 終戦頃からの著者の成長履歴自叙伝。英語で生きてきた故か、母が帰国子女でありその感性を引き継いだためか、日本のカルチャーに対する苦言が目につく。

Posted byブクログ

2013/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鳥飼玖美子『戦後史の中の英語と私』みすず書房、読了。本書は同時通訳の嚆矢となる著者の自叙伝。人気通訳者から英語教育者へ--。戦後日本の歩みは英語を介した世界との繋がりだからその道筋は時代の軌跡だ。少女時代や翻訳の工夫などエピソードも豊富。英語で何かと考える形には手にとって欲しい。

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