わたしは妊婦 の商品レビュー
いやぁ、面白かったですよ。夫に対する苛立ちとか、ホントよく解る。男って、往々にして理想ばっかり夢見て現実を見ようとしないのよね。 妊婦の、否が応にも状況についていかざるを得ない(どんどんお腹ふくらんでくるし)、あるいはまず”妊婦”と認識されて自分の気持ちやアイデンティティが置き去...
いやぁ、面白かったですよ。夫に対する苛立ちとか、ホントよく解る。男って、往々にして理想ばっかり夢見て現実を見ようとしないのよね。 妊婦の、否が応にも状況についていかざるを得ない(どんどんお腹ふくらんでくるし)、あるいはまず”妊婦”と認識されて自分の気持ちやアイデンティティが置き去りにされてしまうような、焦りにも似た気持ちもすごくよく解る。 彼らの小説の良いところは、最後に救いがあるところだろうな。じゃあなんで結婚したんだよ⁉というツッコミがずっとあったわけだけど、やっぱりそこには愛があり、理解し合える余地があり。
Posted by
F横books A to Zで紹介されていて読んでみた。兄弟作家とは面白い。男性なのに見事に妊婦の気持ちを表していると思った。あの子宛の手紙にはスッとする!
Posted by
妊婦さんてこんなこと考えてなんて!ではなく、うちの嫁だったらこんなこと考えているかもなぁと思った。でも特に凶暴な嫁ではない。時々子どもに対して強烈に怒るのことがあるが良い母親です。
Posted by
「文芸」で読んだときはこっちまでつわりを経験したような生々しい感じだったのだけど、単行本化で表紙やコピーがコミカルで驚いた。
Posted by
男性なのになんでこんなに女性の気持ちが分かるんだろう。 自分が妊婦になったら、ゆり子みたいになっちゃうんだろうなぁ。
Posted by
「だって私、ただの妊婦さんなんだから」と、色々な事で夫に毒づく。「つくづく思った。この人たちの血が、赤ちゃんに混ざっているのだ。」笑える。痛快!!大森兄弟の世界観もしっかり感じ取れる一作。収録作『ベランダ渡り』が良かった。
Posted by
「生まれてるくるのは、理想じゃないの」 立ち読みで読んだそのセリフに、 当たり前のことだけれど、頷いた。 世の、プレパパたちは、このことをわかってないようで、実は分かってるからビビる人もいるのかな。 まだ読んでない、本。
Posted by
この作者、肌に合わないのかな、、デビューから3作手にしたがどれも好みじゃなく、 この作品はタイトルも装画からちょっと期待しすぎてしまった。 評価を下げてごめんなさい。
Posted by
- 1
- 2