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磁性と超伝導の物理 の商品レビュー

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2023/12/12

 6章だけ拾い読みしたが、パラパラと見た感じ、他の章もかなり良さそう。他の本に比べて途中計算が丁寧に書かれている気がした。時間が出来たら改めて手に取りたい。 “本書の主要な内容はf電子系における磁性と超伝導である。従来、磁性体を扱う磁性物理学と超伝導・超流動を対象とする低温物理...

 6章だけ拾い読みしたが、パラパラと見た感じ、他の章もかなり良さそう。他の本に比べて途中計算が丁寧に書かれている気がした。時間が出来たら改めて手に取りたい。 “本書の主要な内容はf電子系における磁性と超伝導である。従来、磁性体を扱う磁性物理学と超伝導・超流動を対象とする低温物理学は、物性物理学を支える大きな柱を形成しつつも、互いに独立に発展してきた。というのは、磁性は電子間に働くCoulomb斥力を起源とする一方で、超伝導は電子間に働く引力を起源としていたからである。1979年のF.StelichらによるCeCu2Si2の超伝導の発見は、このような状況を大きく変える契機となった。何故なら、電子間斥力に起因する”重い電子状態”と呼ばれる“有効質量の大きな状態“にあるCeCu2Si2において、電子間に引力を必要とする超伝導が出現したからである。(はじめにより)” 1 自由電子・イオン中の電子 2 結晶中の局在電子 3 結晶中を遍歴する電子 4 超伝導 5 伝導電子が媒介する局在スピン間相互作用 6 近藤効果 7 Fermi液体としての重い電子系 8 量子臨界現象 9 重い電子系超伝導 10 磁性と超伝導の相関 付録A 生成・消滅演算子 付録B 結晶場と群論 付録C 動的磁化率と中性子散乱 付録D Green関数と準粒子 付録E 準粒子の「スピン」保存則の破れ 索引

Posted byブクログ