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元素図鑑 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2017/08/12

写真だけでも楽しい。むちゃくちゃ役立つものや毒性が強いもの、そしてネオンみたいに「ネオンサイン以外には役に立たない」なんて悲しい元素もあったりして、元素の悲喜こもごもを感じられる。

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2017/04/18

メンデレエフの周期表、高校の時習いました。元素のいろいろな性質、状態などが整理できて今でも馴染んでます。自然界にある元素は92元素ですが、今は人工元素が沢山並んでますね。この本は、美術・考古学・文化財・宝石や生命・食・健康・医療といった視座を加えた説明がされています。

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2015/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とにかく写真が綺麗で、なにより手頃なサイズと価格なので、手元にあっても良い本。 とはいえ、元素の悲しさで、後半は似たような記述が多いので、ちょっと飽きるかもしれない。

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2014/01/27

身近な物との繋がり、特に古美術方面に繋げてくれているのが面白い。 元素と聞くと、理系に疎い自分などはついつい近現代科学との関係をイメージしがちだが、そんな人間の考える時代の枠組みなど関係なく、この世は元素ありきの世界であるということを、なるほど、と感じさせてくれる。 分量的には写...

身近な物との繋がり、特に古美術方面に繋げてくれているのが面白い。 元素と聞くと、理系に疎い自分などはついつい近現代科学との関係をイメージしがちだが、そんな人間の考える時代の枠組みなど関係なく、この世は元素ありきの世界であるということを、なるほど、と感じさせてくれる。 分量的には写真半分、文章半分。新書にしては写真が美しく、新書サイズだけにコンパクトでもある。これが1000円なら一冊あってもいいという感覚で購入した。

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2013/09/23

激動の現代では、高校時代に習った歴史や地理の知識が通用しなくなることが多いのですが、この本の主題である「元素の周期表」だけは、まだ昔習ったことが使えるようです。 元素は116まであるようです(この本では116まで解説しています)が、理系といえども勉強したのはせいぜい30番位まで...

激動の現代では、高校時代に習った歴史や地理の知識が通用しなくなることが多いのですが、この本の主題である「元素の周期表」だけは、まだ昔習ったことが使えるようです。 元素は116まであるようです(この本では116まで解説しています)が、理系といえども勉強したのはせいぜい30番位までと、一部の金属等です。試験のために読む周期表と、現在のように興味のために読む周期表は、楽しみ方も異なるのですね。 93番以降の人工元素は、多くの人の名前から由来していることや、改めて金属は、銀白色が多いのだなと、この本に掲載されているカラー写真を見ながら思いました。また、113の元素は2004年に日本で発見(合成)されたものらしいですね。 女性がときめく宝石類も金属の酸化物に混入する不純物の度合で、色(宝石の名前)が変わることも改めて思い出しました。この本は妻が受験生の末娘に買ってきた本のようですが、読ませてもらいました。 以下は気になったポイントです。 ・ベリリウムは銀白色の金属で、天然には緑柱石として産出する。その綺麗な結晶をアクアマリンという、密度はアルミニウムの3分の2と軽く、硬くて融点が高く熱にも強い。(p29) ・ホウ素は、単体元素としては、ダイアモンドについで硬く、硬度は9.3(p30) ・無色の酸化アルミニウムの結晶にクロムが入ることで赤くなるのがルビー、チタンや鉄が入るとサファイアとなる(p48) ・青磁の青色は、釉薬や粘土に含まれる酸化第二鉄(赤)が高温の還元焼成によって酸化第一鉄に変化することで発色する薄青緑色である(p73) ・人類が最初に作った合金は、銅と錫の合金である青銅(p80) ・ジルコニアは火成岩のなかに含まれているが、宝石となるほどの結晶は、インド・スリランカなどの限定された地域のみ、酸化ジルコニウムにイットリウム等を加えた「キュービック・ジルコニア」は、屈折率がダイヤモンドに近く、硬度も高いため人口宝石として市販されている(p101) ・銀は空気中の硫黄分と反応して硫化銀となり、表面が黒ずんでくる。銀皿にヒ素を入れても変化はお粉らないが、昔から毒物のヒ素が混入されているのを知るために使われた、銀イオンは強い殺菌力がある(p116) ・硫酸バリウムはX線を通しにくいので、胃の形状や影をみる造影剤として使われる。これ以外のバリウム化合物は毒性がある(p133) ・サマリウムコバルト磁石の改良により、2012年には、ネオジム磁石と同等以上の磁力を持たせることに成功した(p145) ・イリジウムや白金は王水に対しても不活性だが、金は王水や青酸イオン溶液には溶ける。ただし、酸やアルカリには反応せず、単体で自然界に存在する(p180) ・トリウムはウランの3倍存在する、トリウムを使った原子炉はウランのものよりも経済的で安全性が高いといわれて研究が進んでいる(p197) 2013年9月23日作成

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