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大学生・社会人のための言語技術トレーニング の商品レビュー

4.6

10件のお客様レビュー

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2022/10/29

大学生・社会人のための言語技術トレーニング。三森ゆりか先生の著書。言葉の力はすごい。言葉の力は偉大。だからこそ言葉を間違って使ったり言葉を誤って使ったりすると言葉の力が悪い方向に働くことだってある。言葉を間違って使ったり言葉を誤って使ったりすると誤解されたり嫌われたり人間関係トラ...

大学生・社会人のための言語技術トレーニング。三森ゆりか先生の著書。言葉の力はすごい。言葉の力は偉大。だからこそ言葉を間違って使ったり言葉を誤って使ったりすると言葉の力が悪い方向に働くことだってある。言葉を間違って使ったり言葉を誤って使ったりすると誤解されたり嫌われたり人間関係トラブルを招いたり自分にとって不利益になることだってある。そうならないためには言語技術トレーニングが必要。言語技術トレーニングは大学生・社会人だけではなくてこどもたちにも必要。

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2018/05/25

「大学生・社会人のための言語技術トレーニング」の感想: プログラマの思索 http://forza.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-7830.html

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2017/11/20

我が国の国語の授業を根本から変えた方が良いのではないかと思わせるくらい、有益な本。おすすめします。 元東京都知事猪瀬直樹氏が、副知事時代くらいからずっとこの言語技術の必要性を説いていた。 その頃はこの本自体が手に入らなかったが、最近ふとアマゾンを探してみたら普通にあったので購入...

我が国の国語の授業を根本から変えた方が良いのではないかと思わせるくらい、有益な本。おすすめします。 元東京都知事猪瀬直樹氏が、副知事時代くらいからずっとこの言語技術の必要性を説いていた。 その頃はこの本自体が手に入らなかったが、最近ふとアマゾンを探してみたら普通にあったので購入した。 この本では言語技術という、我が国以外の国語教育でやられているものを紹介している。 文章は徒然なるままに書くのではなく、型に当てはめて書かせる。 その目的は曖昧さを回避し、意志の疎通を完全にするためである。 サッカーにも応用されているというが、たしかに役立ちそうである。 我が国の国語教育は、自分が中学生のときの山中先生を除いては、悉くクソのようだと考えていたが、それが裏付けられた感がある。 山中先生の授業は、言語技術とまではいかないが、文章の読み方書き方を技術的に教えてくれた。 そしてその山中先生はサッカー部の顧問であった。 我が国の国語教育はまだ、教育と言える水準にないと思う。 英語教育云々を語る前に、国語がちゃんとしていなければ、同世代的にも世代間的にも意志が伝わらず、学問も仕事も観光も、あらゆる分野で衰退するだろう。 教科書にしなくてはならんくらいにおすすめする。

Posted byブクログ

2017/05/19

表紙は柔らかめだが、中身はガチガチの論理トレーニングの本。「考えるにしても表現するにしても使うのは言葉」ということで、タイトル通りロジカルに言語を使いこなすための技術がテーマ。訓練方法も具体的で、非常に参考になる。

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2016/09/27

★あらすじ・概要 著者である三森ゆりかさんが提唱する「言語技術教育」の全体像が分かる1冊です。 言語技術教育とは何か?に加えて、 そのスキルを身に付けるための具体的なトレーニングが掲載されています。 対話、要約、説明、報告、物語などなど 言葉を有効に使いこなすためのスキルが...

★あらすじ・概要 著者である三森ゆりかさんが提唱する「言語技術教育」の全体像が分かる1冊です。 言語技術教育とは何か?に加えて、 そのスキルを身に付けるための具体的なトレーニングが掲載されています。 対話、要約、説明、報告、物語などなど 言葉を有効に使いこなすためのスキルが満載です。 これらのスキルを身に付ける事で、論理的な思考力と表現力を磨いていきます。 ★こんな方におススメ! ・そもそも、国語で学ぶスキルとは何か?を知りたい方 ・言語に関する教育に携わっている方 ・学生の時、国語の授業が苦手だった方 ★感想&まとめ 三森先生の言語技術トレーニングに参加した時、こんな事を聞かれました。 「あなたが子どもの頃、国語の授業で、何を学んだか覚えている人はいますか?」 回答は「スイミー」「ごんぎつね」「こころ」「赤い実はじけた」などなど… 先生はこうおっしゃいました。 「それは単元で扱った作品です。そこからどんなスキルを学びましたか?」 私たちは、数学の公式や理科の実験のように、具体的に”何か”を国語科から 学んだと言えない、という事に気付かされました。 その具体的な”何か”を明示したのがこの本です。 この「言語技術教育」という考え方はひとつの提案です。 よく間違えられて残念だなぁ、と思うのは、 これまでの国語科の否定ではありません。 体系的に、言語の教育としてこういうトレーニングしたら、 こういうスキルを<意図的>に身に付けることが可能です、 ということを示しています。 また、日常生活には使えないという批評もありますが、 どう使うかはご自分で判断していただけるかと思います。 あくまでも、これはトレーニングメニューという認識でいます。 トレーニングをして、論理的な思考力と表現力の型を身につける。 日常的に泳ぐ仕事なわけではないけれど、ジムで水泳をすることで 肺活量や筋力を上げて、疲れにくい身体づくりをするようなものです。 私としては、国語科の可能性がぐっと広がった感覚になりました。 大人になってからでもトレーニングは可能です。 むしろ、大人の方が言語を意図的に使い分ける事で、その価値を 充分に納得してもらえるんじゃないかな〜と感じています。

Posted byブクログ

2015/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いわゆるロジカルな文章の書き方、ロジカルな話し方の訓練本。これができると日本じゃ暮らしにくくなります。

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2013/12/14

この本1冊を読むことで研修3日分の内容又は効果があることを保証する。時間の無い学生は、第Ⅳ部だけでも読んだ方がよい。美術館で様々な絵画を楽しみたい方は第Ⅲ部を一読することをお勧めする。この1年間で論文執筆を進めているが、今ほど言語技術が必要だと感じるときはない。また日々の課題でも...

この本1冊を読むことで研修3日分の内容又は効果があることを保証する。時間の無い学生は、第Ⅳ部だけでも読んだ方がよい。美術館で様々な絵画を楽しみたい方は第Ⅲ部を一読することをお勧めする。この1年間で論文執筆を進めているが、今ほど言語技術が必要だと感じるときはない。また日々の課題でも、専攻の知識の有無より、知らず知らずのうちに、結果的に言語技術の習熟に重きが置かれていたように思う。早く論文を脱稿して好きな本を読み、好きな音楽を聴き、好きな絵画を鑑賞したいものだ。

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2013/07/15

ドイツなどの海外では教育課程で必ず学ばされるという言語技術だが、日本では体系的には教わらない。 そのため、どのように教育しているのかという解説書。 ・対話の方法 ・ストーリーの構築 ・要約、説明、報告、記録の技術 ・絵の分析 ・作文技術 など言語を使って論理的にコミュニケーシ...

ドイツなどの海外では教育課程で必ず学ばされるという言語技術だが、日本では体系的には教わらない。 そのため、どのように教育しているのかという解説書。 ・対話の方法 ・ストーリーの構築 ・要約、説明、報告、記録の技術 ・絵の分析 ・作文技術 など言語を使って論理的にコミュニケーションするための方法が幅広く練習問題もありつつ書いてある。 社会人になってこれらの技術の不足のために苦労したことも多かったので、改めて復習するのに良かった。

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2013/07/07

この本は、最近私が尊敬する方が紹介されていた本で、論文を執筆中に気になった本のようです。 私が長文を書いたのは卒業論文や修士論文ですが、当時は研究の考察の中身について議論することはあっても、論文の組み立て等について指導することはありませんでした。論文の章立てが決まっていて、それ...

この本は、最近私が尊敬する方が紹介されていた本で、論文を執筆中に気になった本のようです。 私が長文を書いたのは卒業論文や修士論文ですが、当時は研究の考察の中身について議論することはあっても、論文の組み立て等について指導することはありませんでした。論文の章立てが決まっていて、それに従って書いたのが実情であり、この本のテーマである「言語技術」というものを勉強したことがありませんでした。 特にこの本の後半部分である、作文技術や理科系のための言語技術は参考になりました。著者の三森女史は外国語学部を卒業されているようなので、英語の論文を書くときも参考になると思いました。 以下は気になったポイントです。 ・対話の型がしっかり身につけば、それを議論、小論文へと繋げられる。また英語への移行も楽である。就職活動での面接でも対話スキルは活躍する(p21) ・相手に自分の考えを示したら、必ずその考えの背景にある理由を提示する。この時、考えと根拠の間には整合性が必要、理由を軸に捉えて対話が展開できると、理由の部分(=話の核の部分)が掘り下げられる(p28) ・対話の型とは、1)意見の主張、2)その根拠(背景にある理由、そこに至った原因)、3)意見の際主張、となる(p29) ・説明の種類には2種類ある、1)時系列:古いものから順に並べる、2)空間配列:空間的に提示された情報を、全体から部分へ並べる(p71) ・議事録には、経過議事録と、結果議事録がある、結果議事録は、要点を整理してまとめる力がつく(p94) ・結果議事録作成時には、内容のまとまりに応じて記述、箇条書きで可(p96) ・パラグラフは3つの部分から構成される、1)トピック文、2)サポートセンテンス(定義、事例、根拠、説明)、3)コンクルーディング文(トピック文を繰り返さない、トピック文を換言して主張を繰り返す)である(p150,155,156) ・理系のための言語技術で最も大事なのは、独自の新たなモデル(仮説、製品、技術、理論)を組み立てること、これには「ひらめき」や個人の資質が大いに関係する(p208) 2013年7月7日作成

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2013/05/26

回送先:品川区立源氏前図書館(OM05) 最初に手に取った人は表紙の吹き出しのような印象を抱くに違いないだろう。評者はというと「言語の発話行為において、発話者の言語技術の構築に向けた構造化論」の本という印象を受けたのだが、実際はいかがなのか。 本書において三森の言う「言語技術」...

回送先:品川区立源氏前図書館(OM05) 最初に手に取った人は表紙の吹き出しのような印象を抱くに違いないだろう。評者はというと「言語の発話行為において、発話者の言語技術の構築に向けた構造化論」の本という印象を受けたのだが、実際はいかがなのか。 本書において三森の言う「言語技術」というのは、一貫して論理学・修辞学に舌打ちされた技術のことであり、本書ではその運用に焦点を絞り、技術向上のための題材を提供している。 高等教育の現場においてしばしば問題になる「パラグラフ・リーディング(ライティング)」技術の欠落の問題に直結するだけに、高等教育の現場においては必要とされて仕方がないが、一方で三森は、学生以上に社会人がこの技術を必要と見なしているのは興味深いだろう。 こうした分野はいわゆる「成人教育・社会教育」の現場と位置づけられるのだが、そうした分野において言語技術の問題はこれまであまり重視されてきたとは言いがたく、結果として、放置されてここまできてしまったことへの危機感というのがあるのだろうと推察する。心象論が触れたくもないと言い張る「論理的構造化」の問題をある意味で根本に等しい言語の問題からえぐった良書である。 著者自身も痛感した「極限までに理論化した言語教育の姿」というのは、日本の言語学においてこれまで一種のタブーであったのは自明のとおりだが、そこに向き合うことなくして「教育再生」など語るべくもない――三森がひそかに伝えたかったメッセージはこれに尽きるのかもしれない。そしてそれは、超短期的な結果しか見ようとしない私たち自身に突きつけられた課題のひとつにしか過ぎないのである。

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