魔法使いの弟子たち(上) の商品レビュー

井上夢人【著】

2015/07/04

まだ上巻だけど、なかなかに面白かった。
これといった山場があるわけではないんだけれど、なんとなく、次のシーンはどうなるんだろうというところが気になる。
人の動き方とか、違和感を覚えるようなところもあるけれど、多分題材が好きなんだろう。
下巻に期待。
150704

2015/05/07

面白い面白い。
わっかり易い展開で、スピード感あって、
ガンガン読める。
読んでて楽し~。
ガダラの豚思いだした。

2015/03/22

最悪の伝染病。物語は凄まじい勢いで拡大・死亡するパンデミックシミュレーションから始まる。その後、ミステリー、アクションなど趣旨を転々としながら進んでいるが、話の繋がりにはあまり無理を感じることなく引き込まれる（展開の激しさから引きずられるが正しい？）
上巻では伝染病拡大時の妙なリアルさが印象に残った（読んでる最中はちょっと凹んだ）

2014/12/04

これはいいエンタメ。致死率100%の感染症によるパンデミック・パニックものからの超能力SFへと突入するというのはありそうな設定だが、それが起こったら、という現実味と説得力を持たせて、尚且つここまでの面白さを持たすのはさすがの手腕。数百人が犠牲になった中でのたった4人の生還者に共通するのは不思議な力の獲得。念動力、透視、若返り＋取り憑き。ある展開が落ち着いたら、次の展開へという感じで全く飽きさせない。上巻のラストはこれまでの不可解な「現象」が一気に噴出する形で起こった悲劇。衝撃に包まれたまま下巻。

2014/11/16

致死率100%のウイルスのパンデミックから幕を開けるも、その後は全く展開が予測できず。
猛スピードのジェットコースターノベル。

2014/08/07

これまでに読んだ井上夢人作品の印象から、最初は本格的なSFと思って読んでいたのですが、読み進めて行くうちに「これはラノベ？」っていう印象に変わっていきました。（電撃メディアワークス文庫あたりから出ていたらしっくりくるような内容かと。）

猛烈な感染症の後遺症として超常的な能力を身につけるという設定は良いのですが、それに対する登場人物の——落合めぐみだけですが——反応が子供っぽく感じるんですよね。

現実的に考えれば、そんな能力を手に入れたら国家の監視下に置かれて、モルモットのように扱われると思うんじゃないかな。あるいは、パンデミックをおこした張本人なのだから、メディアに名前と顔を晒したら恨みを持った人に攻撃されるだろうことは、容易に予想がつくはず。

その考えに至らない人物がいることで、作品自体のリアリティも減退。それはそれで別に良くて、でもそのデメリットを補ってあまりあるスペクタクルな展開が欲しくなる訳です。

上巻を読み終えた段階ではそれを感じられず……下巻に期待したいという心境で読了。少なくとも、今後どういう展開が待っているのだろうか、という点で楽しみではありました。

2014/06/09

致死率ほぼ100%のウイルスに感染し、意識を失いながらも数日後に奇跡的に生還した3人は、目覚めたのちに超能力を身につけていた。
超能力を持つゆえに浮上する、様々な問題に立ち向かう話。

久しぶりの井上夢人。
いやぁ、面白かった。「決闘」のシーンとか。
他の作品では「オルファクトグラム」と「TEAM」がオススメ。

2014/02/15

やけにあっさり終わったと思ったら夢落ちみたいな展開が。。
話はテンポ良く進み読みやすいが、壮大な話のわりには落ちが微妙です。

2014/01/22

「魔法使いの弟子たち」井上夢人
アクションラノベ。オフホワイト。

山梨県で突如発生したウイルスパンデミック。
多数の死者を出す大惨事から生き残った3人は、超能力を身につけていた…。

うーん、結構詰めの甘い舞台設定で、それこそ×××なマンガと大差ないなあ、と残念に思いながら読み進めたのですが、最後！
夢人さんだということを忘れていた。
やられました。

でもやっぱりもうちょい緻密なつくりで読みたかったかな、という勝手な気持ちを込めて、2.5の繰上げ、(3)

2014/01/21

見事に引き込まれてしまった！
井上 夢人の『魔法使いの弟子たち（上）』

新種の感染症“竜脳炎”から生還した３人の後遺症として現れたのは、超能力。

その後遺症に戸惑いながらも、理解しコントロールすることを学び、世間とのつながりを求めるために公に出る。

SFなんだけども、現実からの地続き的な物語になっている。

物語後半がどうなるか、感染症発生の原因、そして結末やいかにっ・・・気になる〜！！

----------------
【内容（「BOOK」データベースより）】
山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。週刊誌記者の仲屋京介は取材中に感染してしまう。感染者は400名近くに膨れ上がり、死者も続出。結果、“竜脳炎”感染者で、意識が戻ったのは京介を含めた三名だけだった。隔離生活を続けるうち、三人は不思議な「後遺症」を身につけていることに気づく。
———————