鬱ごはん(1) の商品レビュー
就職浪人生、鬱野たけし。 人と食事をするのは好きじゃない。 そもそもたいして食に興味がない。 (裏表紙より) けれど人は食事をしなければ 死んでしまう生き物なのである。 ドーナツひとつ選ぶのに悩みまくり ハンバーガー店で水をもらうか逡巡し 自炊したらしたで考え過ぎて い...
就職浪人生、鬱野たけし。 人と食事をするのは好きじゃない。 そもそもたいして食に興味がない。 (裏表紙より) けれど人は食事をしなければ 死んでしまう生き物なのである。 ドーナツひとつ選ぶのに悩みまくり ハンバーガー店で水をもらうか逡巡し 自炊したらしたで考え過ぎて いろいろ失敗するハメに。 そういうことね〜(笑) 主人公が…というよりも 読んでいるこちらがウツウツとする ネガティブひとり飯(^◇^) 自意識が過剰すぎて孤高になれない男、たけし。 でも、この脳内思考もクセになりそう。
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鬱ごはんとは鬱病の人が食べるご飯の事なのかと思っていたが、鬱野という就職浪人が鬱々とした気分で食べるご飯の事であった。読みはじめてその事がわかりやや拍子抜け。ただ回を追うごとに、この鬱野のひねくれきったモノローグが何だか癖になるというか抜け出せなくなるというか…私自身にも確かにあ...
鬱ごはんとは鬱病の人が食べるご飯の事なのかと思っていたが、鬱野という就職浪人が鬱々とした気分で食べるご飯の事であった。読みはじめてその事がわかりやや拍子抜け。ただ回を追うごとに、この鬱野のひねくれきったモノローグが何だか癖になるというか抜け出せなくなるというか…私自身にも確かにある、ひねくれて悲観的で自意識過剰な部分をじわじわと刺激され続け、なるほど確かにこれは面白いかもしれない。ただ読む時を選ぶ漫画ではある。空腹時でも満腹時でもしっくり来ない。なんだろう…深夜?
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1巻あたりはひたすら理不尽で、だんだん変わって、3巻あたりは日常のなかのちょっと素敵な瞬間を切り取ったみたいになってて、どっちも好き。軽い気持ちで読めるし、何度も読み返したくなる。 でも食事の前に1巻を読むのはやめたほうが良いような気がする。
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就職浪人の主人公が、日々食べる何でもない食事を、食に興味のない主人公があえて解説する。 普通はグルメ漫画はいかにおいしいかを表現するが、この漫画は食べ物を礼賛しない。 鬱屈する若者としての哲学的なつぶやきとその対象の軽さのギャップが面白い。 単行本でまとめて読むと読んでるこち...
就職浪人の主人公が、日々食べる何でもない食事を、食に興味のない主人公があえて解説する。 普通はグルメ漫画はいかにおいしいかを表現するが、この漫画は食べ物を礼賛しない。 鬱屈する若者としての哲学的なつぶやきとその対象の軽さのギャップが面白い。 単行本でまとめて読むと読んでるこちらもなんとなく鬱々としてくる。雑誌で色々な漫画があるなかで読む方がほかの漫画とのテーストの差があってより面白いのではないか。
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最初はご飯のことに縛ってるので共感もできるが、段々と、単に、意地っ張りで卑屈過ぎるために損をしてる若者の日常だと気づく。
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「サナギさん」に出てくるサダハル君を大人にしたような主人公。ちょっと鬱陶しいキャラクターだが、こういう人、結構いると思う。 主人公は就職浪人でアルバイトで生活している割りに、あまり経済的に追い詰められている感じはない。就職浪人より、派遣社員などの非正規雇用者の方がリアルじゃないか...
「サナギさん」に出てくるサダハル君を大人にしたような主人公。ちょっと鬱陶しいキャラクターだが、こういう人、結構いると思う。 主人公は就職浪人でアルバイトで生活している割りに、あまり経済的に追い詰められている感じはない。就職浪人より、派遣社員などの非正規雇用者の方がリアルじゃないかとも思うが、そうすると職場での苦労の方が、食べ物云々より比重が大きくなってしまうから仕方ないか。 こういう人って、恋人できたり結婚したりすると、ごくごく普通になるんだけど。 孤独な青春物語。
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他人事として読んでいれば、くすっと笑える。 でも、自分と重ねて見ちゃうとちょっと切ない、だけどあるあるネタでやっぱり笑っちゃう。 毎日のご飯、手間を考えたらやっぱりめんどくさいけど、こういう風に鬱々と考えてる人がいるんだなぁって思ったら、それもいいかなって。笑
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多くのグルメマンガはご飯をおいしそうに食べますが これは真逆。('A`) こういう視点での食べ方もあるんだな~ ・・・と言う意味で楽しく読めました。 この発想はすごい!
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最近にわか流行りのオシャレぶってるグルメ漫画とは明らかに一線を画している。というより元からそれらの仲間になろうとはしていない。だって鬱だもの。 ごはんを食べるというだけなのに無闇矢鱈と理屈をこねてヨブ記とかダンテとかゲシュタルト崩壊とか七つの大罪とかまで出してくる、これはもうただ...
最近にわか流行りのオシャレぶってるグルメ漫画とは明らかに一線を画している。というより元からそれらの仲間になろうとはしていない。だって鬱だもの。 ごはんを食べるというだけなのに無闇矢鱈と理屈をこねてヨブ記とかダンテとかゲシュタルト崩壊とか七つの大罪とかまで出してくる、これはもうただの「一人ごはん漫画」ではなくて、人間の三大欲求の一つである「食欲」の根源に迫る哲学書なのだ。 グルメ漫画なのに、描かれている料理にはシズル感がないし、キャラクターにリアクションもない。しかしこの漫画に描かれている料理には、他にはない渋みと深みがあるのだ。これに比べたら最近にわか流行りのグルメ漫画なんてただテンションが高くてオシャレぶってるだけにしかみえないじゃないか。
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今年最高のトラウマ漫画/「ゲシュタルト」はいつも崩壊している 崩壊していないゲシュタルトは聞いたことが無い そもそもゲシュタルト単体の意味を知らない
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