真夜中のセロリの茎 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
9つの短編。 ディレクターが同じラジオ局に勤める女性と食べるかき氷。 ツーリング途中の嵐に同郷の女性の別荘で雨宿りする時間。 高校の同級生の男2人と女1人の3人で飲んだ後に行った女性の家で飲んだコーヒー。 真夏の東京でコーヒーを飲み別の女性に青いシャツを欲しいと言われる日。 親密な関係にあったのに音信不通となり20年ぶりに再会した男女の話。 妹の仕事の手伝いで女性のぬいぐるみを運び2人の友人にそれを見せた雨の日。 パン屋で話す男女。 最後はもう正直なんの話なのかもうよくわからない。 面白いのかどうかは正直よくわからない。
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かき氷で酔ってみろ、駐車場で捨てた男、三種類の桃のデザート、の三編がよい。 「かき氷で酔ってみろ」この食堂、なんか覚えがある。半円形の白い暖簾。何だっけ?どこかで実際に見たような気がする。 描写に徹する。内面の心の動きなどはほとんど描かない。映画のカメラのよう。作品中で語られ...
かき氷で酔ってみろ、駐車場で捨てた男、三種類の桃のデザート、の三編がよい。 「かき氷で酔ってみろ」この食堂、なんか覚えがある。半円形の白い暖簾。何だっけ?どこかで実際に見たような気がする。 描写に徹する。内面の心の動きなどはほとんど描かない。映画のカメラのよう。作品中で語られる小説のアイディアでは、人物の内面が語られるのに。 「三種類の桃のデザート」。金魚という焼酎カクテル、知ってる。作品中に出てくる和のテイスト、昭和を感じさせるテイストが好きなのだ。 が、全体としてはやや低調、というか、好みではないかな。真夜中の〜は同じタイトルでこれまでに三回書いているとのこと。どうも同タイトルの短篇を以前に読んだことのある気がしたのはそのせいか? 単行本の短篇集としては、階段をかけ上がるよりもやや低調かな。
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