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オープンサイエンス革命 の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

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2015/03/22

ネットワークと計算機の進化が知の構築方法自体を変える可能性を持つということを、サイエンスの世界での実例を挙げて説明している その実現のために何をすべきか? 何が課題になるのか? までを丁寧に説明した読み応えのある内容でした オンラインコラボレーションによりアマチュアの集団がエキ...

ネットワークと計算機の進化が知の構築方法自体を変える可能性を持つということを、サイエンスの世界での実例を挙げて説明している その実現のために何をすべきか? 何が課題になるのか? までを丁寧に説明した読み応えのある内容でした オンラインコラボレーションによりアマチュアの集団がエキスパートに匹敵する成果を出し得ることから、確実に研究のスピードと量は増大するでしょう データマイニングの進歩で意味づけのスピードと量も増大するでしょう 知の総量は劇的に増えるんでしょうね それが質まで変えていくのか?そこにはもう一段の壁があるのか? 人知を超えるサイエンスってそもそも成立するのか? (誰一人理解できないサイエンスって何?) サイエンスがオープン化するとして、商業色の強いテクノロジーの分野ってどう変わるべきなのか? 様々な疑問が頭をよぎります これらはサイエンスの領域にとどまらず、社会を大きく変えてしまう可能性を持っています サイエンスに関係ない人も読むべき本だと思います

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2014/08/07

オープンサイエンス革命として、集合知の有効活用、オープンソース・コラボレーション、データウェブ、市民科学などを通じて、オープンサイエンスの現状を解説。 今後、ネットワーク化された科学ごどう発展するか楽しみである。

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2013/11/08

- ミクロな専門知識があれば解ける問題に時間をかけている問題 知識の差がある集団 - 流動的な役割分担とデザインされたセレンディピティ

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2013/09/22

個々のネタとしてはどこかで読んだ話がいろいろ出てくる。 今回は時間切れで読み切れなかったが、オープンサイエンス、公的データ公開、ビッグデータという流れを整理する上でもう一度読んでもよいかも。

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2013/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

データなどをオープンに共有して研究を進められる分野は少ないかもしれない。社内などでの情報共有でもここに書かれている問題,「業績につながらない」が当てはまる。 2013/09/01図書館から借用; 09/04から読み始め;09/06読了

Posted byブクログ

2013/07/20

第1章 発見を再び発明する 第2章 オンラインツールは私たちを賢くする 第3章 専門家の注意を効率良く誘導する 第4章 オンラインコラボレーションの成功条件 第5章 集合知の可能性と限界 第6章 世界中の知を掘り起こす 第7章 科学の民主化 第8章 オープンサイエンスの課題 第9...

第1章 発見を再び発明する 第2章 オンラインツールは私たちを賢くする 第3章 専門家の注意を効率良く誘導する 第4章 オンラインコラボレーションの成功条件 第5章 集合知の可能性と限界 第6章 世界中の知を掘り起こす 第7章 科学の民主化 第8章 オープンサイエンスの課題 第9章 オープンサイエンスの必要性

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2013/07/08

昔からある集合知の概念が、個人がネットにつながることができるようになったことで、具現化されてきている。その事例を集めて、オープンサイエンスの実現のために重要なことをまとめたもの。読むほどに、実際にサービスを作らないと、成否を決める作り込みのコツはわからないのではと感じた。事例集と...

昔からある集合知の概念が、個人がネットにつながることができるようになったことで、具現化されてきている。その事例を集めて、オープンサイエンスの実現のために重要なことをまとめたもの。読むほどに、実際にサービスを作らないと、成否を決める作り込みのコツはわからないのではと感じた。事例集として役に立ちそう。

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2013/06/15

概念の定義、事例などは適度に詳細でわかりやすく、読みやすい。 チェスのカスパロフ戦、リナックス、Fold itなどの輝かしい成功例とそこから導かれる「べき」論。 提言になると尻すぼみになるのは致し方ない。資本主義の枠組みを壊すくらいのパラダイムシフトが必要な概念だと思うので、既存...

概念の定義、事例などは適度に詳細でわかりやすく、読みやすい。 チェスのカスパロフ戦、リナックス、Fold itなどの輝かしい成功例とそこから導かれる「べき」論。 提言になると尻すぼみになるのは致し方ない。資本主義の枠組みを壊すくらいのパラダイムシフトが必要な概念だと思うので、既存の仕組みの中で実現領域を広げようとすると閉塞感が出てしまう。

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2013/06/03

一般の人がサイエンス、研究活動にも参加し、その成果も全世界的に共有されるという動きを捉えている。 これを読むと自分も何かやりたくなってくる。ただし、その最初の一歩が難しいのは事実。 『バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック!』に通じるものもあるかもしれない。 そして、日本の...

一般の人がサイエンス、研究活動にも参加し、その成果も全世界的に共有されるという動きを捉えている。 これを読むと自分も何かやりたくなってくる。ただし、その最初の一歩が難しいのは事実。 『バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック!』に通じるものもあるかもしれない。 そして、日本のオープンサイエンス革命がニコニコ学会βなのかもと思った(→『 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来』)。

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2013/05/31

ネットワーク化された社会において、サイエンス分野でもビッグデータを取り扱う必要がある場合に、専門家である科学者だけではなく数多くの人たちが参加することによって解決が加速する場合がある。 また、ビッグデータではないにろポリマスプロジェクトの様に集合知によって解決するものもある。これ...

ネットワーク化された社会において、サイエンス分野でもビッグデータを取り扱う必要がある場合に、専門家である科学者だけではなく数多くの人たちが参加することによって解決が加速する場合がある。 また、ビッグデータではないにろポリマスプロジェクトの様に集合知によって解決するものもある。これらの事例が魅力的に紹介されています。 本書では、科学の民主化は必然的な流れであると説いている。基礎科学分野においてはその通りだと思う。民間企業がしのぎを削っている応用科学分野では様々な障害があることは容易に想像ができる。 既に私たちは、ディジタル化、ネットワーク化、フラット化された社会で生きている。かつてSFの世界であったようなことが徐々に現実になっているので、本書が描いているオープンサイエンス革命も画期的な効用が世の中に知らしめられた場合に、一気に加速する可能性はある。 性善説で考えれば、オープンサイエンスには魅力的なことが沢山あるので、多いに期待したい。

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