45° の商品レビュー
語りに翻弄されながら、自分の固定観念に気付かされる。記憶がどれだけ主観的なもので、曖昧なものであるのかということにも。 小説の表現は幅広く、色んな可能性があるんだなあ。
Posted by
絵本作家の方と思って読んだら、違ったような、、 短編やけど、全体的に後味が悪いのと、女装や男装、性同一性障害⁉️タイトルもよく分かりませんでした。
Posted by
高校時代に少年アリスを始めとする長野まゆみの小説にハマったが、その辺の小説とは全く違う、現代社会の隙間からちょっと覗いたミステリーのような短編集。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙で別の見方でも楽しめるのかなと思ったけど、よく分かんない。ついていけてない感満載。 短編集。 謎解きというか、解説というか、答え合わせ?があるのもあるけど、だからスッキリ行くとも限らないわけで。 WCダブリュシー トイレ、ウォークインクローゼット、ワンダリングクローゼット、ワールドワイドクレイジー 受診して専用のものを使えば、嘆く必要はないと思うけど、とか真面目の考えてしまった。 P.ピードット 行方不明になった義兄、ウサギの着ぐるみの借家人で看板ウサギ。 最後に「家主の飼い犬」「ピース」で可愛く終わったけど、自分のこと人と思ってる犬で、父が飼い主で姉はその子。生得の性は女でない。女装もしていない。実態は姉。 ソレ兄でよくない? ぼくのゆりかごは段ボール箱だったと姉にからかわれる。 母に抱かれた記憶はない。 古びた毛布を母の温もりがわり かならず家主の飼い犬と目があって、その目がやめたほうがいいよと云っているように思えた。 実際、ぼくもできるかぎり熱意をこめてやめたほうがいいと伝える努力をした。 ぼくはしっぽをふりながら、かけだした。散歩の時間だ。 ウサギが犬にやめたほうがいいって言われてる気がするのとその後にやめたほうがいいと伝える努力をしたって、 「ぼく」が犬って分かったから同じ事についてだけど、そうでないなら重ねて別人が言ったことでも通るよね。 義兄の財布と携帯はどこに行ったのか。。
Posted by
頑張ろうと思いましたがダメでした…。 面白くない。挫折。 元々短編が好きじゃないのと、オチもいまいちよく分からず、最後まで読めませんでした。
Posted by
15/08/23 ・「タエちゃんって、昔からものごとのきれいな面しか見ないで、それですんじゃう人だったものね。」 平気な顔で、チクリと刺す。(P145 W.C.) 「45°」「W.C.」「2°」「P.」が好き。 摩訶不思議なお話ですっきりしない感がいいね。
Posted by
不条理/不可解。謎解きが無い。迷走している文章。どうしたんでしょう、長野先生。長野先生の本じゃ無きゃ読んでない。
Posted by
全9編の短編集。全部のお話が、ところどころで繋がっては途切れ、繋がっては途切れを繰り返す。こうかと思えば外れで、糸口を掴みかけたと同時に話が終わる。読者としては、先の見えない暗い道に取り残された感覚。それがまた面白かったけど。
Posted by
長野まゆみなのにミステリである。 しかも登場人物の年齢が高い。 日常から少しズレた異世界を垣間見る感じのお話である。どうも不条理であったり、難しすぎて意味がわからない話も多々あった。 9つの短編だが、それぞれ読み方も判然としないタイトルがついている時点で不可思議な雰囲気が漂ってい...
長野まゆみなのにミステリである。 しかも登場人物の年齢が高い。 日常から少しズレた異世界を垣間見る感じのお話である。どうも不条理であったり、難しすぎて意味がわからない話も多々あった。 9つの短編だが、それぞれ読み方も判然としないタイトルがついている時点で不可思議な雰囲気が漂っている。 喫茶店にて二人組の不思議な会話を盗み聞きする『45°』が展開も結末も面白かった。 『×』の死んだ人間の体を魂が渡り歩くような題材は『あめふらし』に通じるものがある。 『2°』はオチがさっぱりわからなかった。じっくり読み返してみたがどういうことなのかわからない。 独特の世界で癖になる登場人物たち。 噛むほどに味は出る、だが噛み続けようと思うかは読み手次第。
Posted by
この作者に最近時々ある、現実なのに異次元な短編集です。 もともと現実なのに時空を越えたとか、 現実との微妙な異空間を書くのが上手な長野さんですが、 この作品は時間も性別もぐちゃぐちゃになりがちで 難しいというかややこしい話でした。
Posted by