これだけは知っておきたい!産科麻酔Q&A 第2版 の商品レビュー
麻酔科医向け産科麻酔の本 2013年 著者は麻酔科医歴22年、ほとんど産科麻酔をしてきたそう 分娩の痛み:生涯で経験する最も強い痛み、経験することに医学的に意味は無い 麻酔科医の目的は痛みを全て取り去ることではなく、安全かつ快適な分娩に貢献すること 頸管拡張の内臓痛、侵害受容器...
麻酔科医向け産科麻酔の本 2013年 著者は麻酔科医歴22年、ほとんど産科麻酔をしてきたそう 分娩の痛み:生涯で経験する最も強い痛み、経験することに医学的に意味は無い 麻酔科医の目的は痛みを全て取り去ることではなく、安全かつ快適な分娩に貢献すること 頸管拡張の内臓痛、侵害受容器、関連痛、産道拡張による体性痛。心理学的な修飾 最近では逆に無痛分娩のほうが進行促進、局所麻酔の児への影響は限られたもの、ストレス減らせることで児の状態改善 硬膜外麻酔:胎児への酸素供給を改善(カテコラミン、過換気による酸素解離曲線の左方移動 内診、モニタリング 分娩時間遷延、自分の力で産めないのが問題だったが低濃度局所麻酔薬+オピオイドで鎮痛の質が向上し、硬膜外麻酔がCS率をあげることはないとされている(器械分娩率はあがる、第2期は延長する):知覚神経の麻酔増強、鎮痛時間を延長、腹膜牽引による内臓痛に効果的で不快感減らせる。瘙痒感ある、遅発性呼吸抑制に注意 麻酔の副作用は医療の介入なので無視できないが重篤な物は数千〜数万に1例程度 妊産婦:血液量は30-34週前後で最大40-50%増加、多胎ではさらにふえる。分娩出血で失われたぶんは下大静脈圧迫解除や子宮収縮による自家血輸血で戻るので前負荷は維持されたまま 挿管難しい 術前では血算と凝固異常が最重要。区域麻酔、病態の進行 帝王切開の全身麻酔は利点も欠点も気道確保にある、禁忌でなければ区域麻酔 麻酔レベルが左方優位にならないよう、脊麻の穿刺部位は右側臥位が勧められる おう気嘔吐:血圧低下と腹膜牽引 は酸素投与を行い血圧低下や徐脈に迅速に対処することで減らせる
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