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さきちゃんたちの夜 の商品レビュー

3.7

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    7

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2024/08/29

いろんなさきちゃんの短編集。 サラサラと読める。 すごく大切な人の不在。 何となくふわっとした希望を持てるような読後感。 どうしてもスピリチュアルの要素はある。

Posted byブクログ

2023/12/30

久しぶりのよしもとばななさん2冊連続読了。 読後が重苦しくならない。なってもおかしくない内容だったりするのに、じんわりと、ほんわかした気分になれる短編集。 頑張らずに頑張ろうと思えるような。

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2022/06/07

なにかにいつのまにか賭けて没頭することができるのは、なによりすばらしいことだ。でも、そのことで体を壊したり、疲れてしまったり、自分の人生がなくなってしまったり、不安になるようだったら、それは間違っているし長くは続かない。

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2022/06/06

優しい気持ちになれる一冊。 人の死がキーワードなのかな。 わたしも早くに親を亡くしているので共感できる部分がたくさんあった。 とくに「癒しの豆スープ」と「さきちゃんたちの夜」がよくて、ちょっと泣いた。 こういう本を読んでも苦しくなくなったのは、自分の中でも整理ができてきたってこと...

優しい気持ちになれる一冊。 人の死がキーワードなのかな。 わたしも早くに親を亡くしているので共感できる部分がたくさんあった。 とくに「癒しの豆スープ」と「さきちゃんたちの夜」がよくて、ちょっと泣いた。 こういう本を読んでも苦しくなくなったのは、自分の中でも整理ができてきたってことなのかな~。

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2021/06/16

初吉本ばなな。 優しい短編集だった。 優しいって言っても、それぞれのさきちゃん達は過酷だったり、寄るべない立場だったりするが、そこを自覚しつつ、しっかりと自立している感じ。 他人のアラを見ても(家族だったりもする)諦観しつつも認めてる。 どの話も面白かった。 表題作の「さきちゃん...

初吉本ばなな。 優しい短編集だった。 優しいって言っても、それぞれのさきちゃん達は過酷だったり、寄るべない立場だったりするが、そこを自覚しつつ、しっかりと自立している感じ。 他人のアラを見ても(家族だったりもする)諦観しつつも認めてる。 どの話も面白かった。 表題作の「さきちゃんたちの夜」、さきちゃんのお母さんが村田くんと再婚しても、崎ちゃんとバーバが一緒にいたらいいなって思う。

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2021/02/04

よしもとばなな、初めて読みました。すごくしっくり来る文章、心地良い言葉ばかりで、しっとりと愛を感じました。サラサラした薄い話じゃなくて、短編で、小さな一部分の切り取りなのに、土台に愛が必ずあって、じわっと温かくなるお話ばかりだった。「天使」が中途半端な終わり方をしているように感じ...

よしもとばなな、初めて読みました。すごくしっくり来る文章、心地良い言葉ばかりで、しっとりと愛を感じました。サラサラした薄い話じゃなくて、短編で、小さな一部分の切り取りなのに、土台に愛が必ずあって、じわっと温かくなるお話ばかりだった。「天使」が中途半端な終わり方をしているように感じたのと、「さきちゃん」が10歳に思えない話し方で、少しだけ気になってしまった。

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2019/11/22

久しぶりのよしもとばななさんだった。 最近の本の独特なスピリチュアル過ぎる感じが少なくて少しだけ初期の頃に戻ったようだった。

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2017/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さきちゃんたちのそれぞれの夜。短編。 小説家の高崎くんと、編集担当者だった私。時を経て、妊婦となった私は行方不明になったという高崎くんのことを思う。 世間や親類から遠ざかり、ひっそりと亡くなった叔母の家の整理に行き、 そこで息をひそめる焼き物の小鬼たちに込められた叔母の思い。 祖父母が無料で配っていた豆スープと、彼らが亡くなってから一度壊れた家族が不器用ながらも再生して行くさま。 子供が好きなのに子供は産めない体に落胆していた矢先、鈴木さんに天使扱いされ、あらたな恋の予感と夢。 双子の兄を失い、残された者たちが抱えた喪失感だけが行き来するなかで、 兄の娘のさきが家出して来ての出来事。 自分の身近にさきちゃんって人、いたら色々想像できたのにな。 豆スープを飲みたい。

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2017/11/15

気づけば登場人物たち全員 さきちゃん だった よしもとばなな読むと、誰かを失っても大丈夫って思えるからすごい

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2017/09/17

それぞれの、「さきちゃん」たちのお話。 私は、ばななさんの、「不思議な事、不思議な力はちっとも珍しい事じゃなくて、日常、私たちは忙しさや大量の情報に埋もれて見えなくなってるんだけど、立ち止まってちゃんと周りをみたら、案外身近に普通にあるものなんだよ」という様な、そんな感覚がと...

それぞれの、「さきちゃん」たちのお話。 私は、ばななさんの、「不思議な事、不思議な力はちっとも珍しい事じゃなくて、日常、私たちは忙しさや大量の情報に埋もれて見えなくなってるんだけど、立ち止まってちゃんと周りをみたら、案外身近に普通にあるものなんだよ」という様な、そんな感覚がとても好きです。 それを思い出すために、ばななさんの本を読むのかなぁと思うくらいに。 大切なものは、ちゃんと立ち止まればここにある。キレイじゃなくても、ちゃんとしてなくても、人間臭くて嫌になっても、キラキラはここにある。 だから、いつもじゃなくても、目に見えないものたちを感じて素直になれる心を持っていたいな。素敵だと、キラキラだと、大好きだと思えるものたちを大切にしながら、忘れずにいたいなぁ。 私は、題名にもなっている「さきちゃんたちの夜」が一番好きかなー。 幸せに定義はない。ゆっくり感じればいいのだろうね。

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