たちあがるチカラ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「輝いている人」 そういう人に、出会うことがあります。 その人が、話された言葉や行動が、キラキラと輝いて見えます。 45歳で卓球を始めて、 アテネ、北京、ロンドンとパラリンピック3大会に日本代表選手として出場した、 別所キミヱさん。 別所さんの半生をまとめた本 「たちあがるチカラ」(発行・ナナ・コーポレート・コミュニケーション) を読みました。 「仙骨巨細胞腫」という病気を患い、手術の後、車いすの生活となったこと。 卓球と出会い、国際大会への挑戦するようになったこと。 さらに、卓球選手として強くなるために、取り組んできたこと。 パラリンピックでの挑戦 などなど、 別所さんのこれまでがまとめられている本ですが、 この本には、 「輝いている人が、なぜ、輝いているのか?」 その理由、ヒントがつまっているような気がします。 例えば、 「負けをチャンスに変える」という考え方。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第一、人間って、そうそういつもうまくはいかないものだ。 負けたら、それをプラスにすることを考えればいい。 「自分にはまだこういうところが足りないのだ」と、課題の発掘につなげれば、負けをチャンスに変えることができる。 (中略) 私は、「大事な負け方」というのが絶対あると思う。 同じ負けでも、次につながる意味のある負け方をすれば、いつか勝てるときが来る。 逆に、いくら勝っても、内容が悪いときは自分の中では勝ちではない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このほかにも、 「いいと思ったらすぐ行動する」 「周りの言葉に惑わされない」 「後悔の言葉は使わない」 「自分を180度違うところから見る」…。 「考えるよりも、動いてみる」 など、別所さんの考え方、行動の仕方の基準が示されていて、元気をいただきます。 人として輝くためのヒントを、見つけられる気がしました。
Posted by
- 1