がんばろう薬剤師 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
薬剤師の現状が素人の私にも分かりやすくまとまっていた。 薬を作って渡すだけが、薬剤師の姿ではないのだなぁ。 これから求められる能力は、問診や診察ができたり、医師や看護師と協力しながら薬剤師としての専門性を十二分に発揮すること。 著者が言うような、患者から信頼されるスーパー薬剤師さんの存在があったらこれほど心強いことはないと思う。
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薬剤師という職業の現状やこれから展開していくべき活動や持つべき視野などかなり参考になる部分が多かった。フィジカルアセスメントから薬剤師が持つべき技術などまだまだ不十分だなぁ、と思われるような内容もあるけれど、それを実現されていくのがこれからの薬剤師だと意識させるような本だった。
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「6年制薬科大学はいらない --- 井上 晃宏」と言う記事が一部で話題になっていましたので、私も、ちょっと読んでみました。 この記事では、どうも、患者さんのカルテをチェックすることもなければ、もちろん、問診や診察などせず、ただ、処方箋に従って薬を袋につめて渡してくれるだけの薬剤師...
「6年制薬科大学はいらない --- 井上 晃宏」と言う記事が一部で話題になっていましたので、私も、ちょっと読んでみました。 この記事では、どうも、患者さんのカルテをチェックすることもなければ、もちろん、問診や診察などせず、ただ、処方箋に従って薬を袋につめて渡してくれるだけの薬剤師さんが念頭にあるようです。 確かに、それだけだったら、井上氏が説くように、薬剤師の養成に6年もいらないでしょうし、わざわざ薬剤師がする必要もないでしょう。 でも、今、期待される薬剤師って言うのは、そんなもんじゃないと思います。 問診もすれば、診察もする。もちろん、検査結果も確認するし、カルテもチェックする。 そして、医師はもちろん、看護師、検査技師、栄養士、その他、コメディカルスタッフと強調しながら、薬剤師としての専門性を発揮する。 それが、今後、求められる薬剤師像だと思います。 優秀な薬剤師が病棟の重要な一員として、あるいは、外来スタッフの一員として、院外薬局では地域の住民から信頼される町の薬剤師さんとして活躍するような、そんな未来がこの本に詰まっているように感じました。 そうすれば、私の仕事が楽になる~~~ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪ 6年制薬科大学はいらない --- 井上 晃宏 http://agora-web.jp/archives/1517877.html 【追加】 井上氏は、医師にもできる事は、医師がすればコスト削減につながるとの論調であるが、それは、逆であると思う。 薬剤師の方が医師よりもはるかに時給が高いとか、医師に仕事がなくて暇で仕方がないのなら別だけれども、通常、薬剤師でもできる事は、薬剤師が行った方が、コスト削減になるでしょう。 薬剤師による薬剤指導などのクオリティについても、今後、かなりの改善が見込めるでしょうから、近い将来、医師が片手間にするなど、クオリティが低すぎて、論外なんて言われる時代になってもおかしくはないはずです。 そうなれば、医師は、医師にしかできない仕事に集中できるので、医師の負担軽減、仕事の効率化が図れますから、医師不足への対応にもなります。 結局、一時的なコスト増があるかもしれませんが、その投資以上のリターンは必ずあるものと確信しています。 上手くいけばね ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
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