世界史劇場 イスラーム世界の起源 の商品レビュー
最近読んだ小説、9.11から20年経ち、アフガンでタリバンが復権するなど、イスラム教のことを少し知っておこうかと書店で購入。 ここでイスラム教を要約することは無理だが、ものすごく複雑だということが分かった。 そして、キリスト教、仏教と根本的に違うということも分かった。
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河合塾世界史講師による、世界史劇場シリーズ第1巻です。 イスラム社会の歴史が、その時代を生きた人々の感情を汲み取りながら綴られています。 あとがきに歴史は丸暗記ではないことが記されていますが、私も歴史は人間が織り成す複雑で面白い生き物だと考えています。 わかりやすい文章と図により...
河合塾世界史講師による、世界史劇場シリーズ第1巻です。 イスラム社会の歴史が、その時代を生きた人々の感情を汲み取りながら綴られています。 あとがきに歴史は丸暗記ではないことが記されていますが、私も歴史は人間が織り成す複雑で面白い生き物だと考えています。 わかりやすい文章と図により、内容を感じ取ることで理解できました。 2巻にも期待します。
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イスラームの勃興からセルジューク朝に至るまでの分裂の流れを分かりやすく説く本。 受験世界史よりは詳細な内容を 受験参考書のような分かりやすさで。 といったコンセプトだろうか。 各章各幕ごとに見取り図を示したうえでの解説に注力しており、流れが非常に分かりやすくなっている。 また...
イスラームの勃興からセルジューク朝に至るまでの分裂の流れを分かりやすく説く本。 受験世界史よりは詳細な内容を 受験参考書のような分かりやすさで。 といったコンセプトだろうか。 各章各幕ごとに見取り図を示したうえでの解説に注力しており、流れが非常に分かりやすくなっている。 また、登場人物の感情や発想を口語調で語らせるスタイルで「同じ人間」として身近に感じてもらおうとしたり、 日本の戦国時代や中国の春秋戦国、三国志時代であったり、現代ビジネス社会といった馴染みの深い分野との類似点をふんだんに挙げたりといったことも特徴的。 これらの手法は単に分かりやすいだけでなく、歴史学習は「人間社会の法則性」や「教訓や人生訓」を引き出せるものであるということを、読者に実感させることに成功している。 本書で取り扱われている分野で言えば、 何で正統カリフがあんなに暗殺されまくったのか、とか、 ウマイヤ朝がどうして政権を取ったのか、とか アッバース朝以降、各地域にどのような王朝が乱立していったのか、といったあたりが、 「暗記」ではなく、すっきりと流れで抑えられたのが個人的には楽しかった。 イクター制の導入が背に腹は代えられない的な場当たりさで笑える。 ただ、分かりやすい説明を旨としているがゆえに、歴史学的な正しさがどうなの、という懸念が頭にかすめてしまう部分もあるのが正直なところ。
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確かに分かりやすく工夫されています。豆知識もトレビアで、なるほど!と最後まで楽しく読めました。セルジュクトルコ以降も知りたかったんですが、本書はここまでなんですね。
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