ほどほど養生訓 実践編 の商品レビュー

岡田正彦【著】

2015/01/24

データの出典明記がないのが非常に残念。
酒・タバコ・食事・睡眠・運動など多くの人にとって関心がありそうな健康について論文などから得られた作者の知見について書かれている。イラストや表，箇条書きなどを駆使しており読みやすい本だと思った。
いろいろと参考になる情報が載せられていると思われる。しかし，本文中で言及されている数値データについて出典が明記されていない。そのため信頼性に欠ける。

巻末に参考文献が一応載せられているが，本文中での言及・参照は一切ない。同著である「ほどほど養生訓ーがん・脳卒中・心臓病・糖尿病は自分で防げる」には本文中で巻末の文献を参照していた。こちらの本でも同じように（文献1）のような参照をグラフや数値について言及した後に書けばよかったのにと思う。出典がなければ勝手に思いつきで書いたものとなんら違いはなくその情報に価値はない。巻末に一覧があったとしてもどこでどの内容を参照したのかわからなければ，他の人が検証することが非常に難しい。

文体やレイアウトなどは読みやすく，上記のデータの出典さえあればよい本だと思う。☆4をつけていた。
個人的にはBMIの覚え方（体重を身長で2回割る）とBMIが22-26の範囲が長生きだというのが参考になった。

2013/06/11

アルコールだけでは太らない＝カロリー源として体内には残らない
体内には有り余るビタミンの蓄積があり、補給は必要ない
全粒粉パンの活用
リンゴなどの果糖は血糖値をあげない、むしろ検査値を改善する
ダイエットはビタミンＢ１２が不足しがち
運動は脈拍数が１６５－年齢を超えないようにする
脈拍数の秘密＝脈拍数が少ない動物ほど長寿　人間は唯一の例外
交感神経と副交感神経の切替時が要注意（不安定）
病院で出される薬は躊躇なく飲むはず＝運動も薬、と考える
さっそうと歩く（背筋を伸ばし、前方を見据えて大股でおしりを緩めず）
薬のとりすぎによる副作用
レントゲン検査の副作用
がんノイローゼにならないように