Cinematrix の商品レビュー
2000年〜2004年の公開作品についてブログの映画評。 この中で見ていたのはWXⅢだけ! どの映画も周辺の話がとても詳しいので見てなくても苦にならない。 特にロード・オブ・ザ・リング二つの塔の、サウロンの記述!そうだったのか…。私はシルマリルで挫折したのでありがたい。 音楽につ...
2000年〜2004年の公開作品についてブログの映画評。 この中で見ていたのはWXⅢだけ! どの映画も周辺の話がとても詳しいので見てなくても苦にならない。 特にロード・オブ・ザ・リング二つの塔の、サウロンの記述!そうだったのか…。私はシルマリルで挫折したのでありがたい。 音楽についても、よく言及されている。
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伊藤計劃の映画批評の2巻。1巻とは違い、構成がはっきりしていて読みやすくなっていた。この調子で書き続けてくれたら、良い映画評論家になっていただろう。書いている作品を半分くらいしか見ていないが、見ていない作品の批評でも楽しく読めてしまうのは良い文章の証だ。 著者の映画評論はかな...
伊藤計劃の映画批評の2巻。1巻とは違い、構成がはっきりしていて読みやすくなっていた。この調子で書き続けてくれたら、良い映画評論家になっていただろう。書いている作品を半分くらいしか見ていないが、見ていない作品の批評でも楽しく読めてしまうのは良い文章の証だ。 著者の映画評論はかなりの情報量と熱量で疾走感がある。キャストやスタッフだけじゃなく、カメラワークや全体の構成なども細かい見方をしていて、映画を見るという普遍的なことがここまで多様性を持っていると教えてくれる。読んだ人は、映画を物語やキャストだけで見るのではなく、美術や個々のショットや話のつながりなどで見れるということを学んだはずだ。 この本にのっている映画を見て、そしてまた本を読んで、自分の印象でレビューを書いてみると、もっと映画のことが知れるだろう。そうして映画にのめり込んで、様々なものを映画から持ってくることが出来たら、きっと伊藤計劃も喜んでいると思う。これだけ映画が好きな人は、他の人にも映画を見てもらいたいと、強く思っているだろうから。
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"映画は読み手のレベルによって、語れる内容が大きく異なる。この人の映画を語るレベルは私よりはるかに上にいる。おしい人を日本は失ってしまった。 ほとんど見たことのある映画なので、世界の広がりを期待して購入したので少し残念。 この本での収穫は、 「ハンテッド」を是非見たくな...
"映画は読み手のレベルによって、語れる内容が大きく異なる。この人の映画を語るレベルは私よりはるかに上にいる。おしい人を日本は失ってしまった。 ほとんど見たことのある映画なので、世界の広がりを期待して購入したので少し残念。 この本での収穫は、 「ハンテッド」を是非見たくなったこと。"
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「Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集 1」の続編。 2000年から2004年にかけての、全30作品の映画レビューが掲載されている。 そのうち僕が観たものは12本。 前作とそれほどページ数が変わらないのに、掲載されているレビューが少ないのは、それだけ...
「Running Pictures: 伊藤計劃映画時評集 1」の続編。 2000年から2004年にかけての、全30作品の映画レビューが掲載されている。 そのうち僕が観たものは12本。 前作とそれほどページ数が変わらないのに、掲載されているレビューが少ないのは、それだけ1本に対する掲載量が増えているから。 また、「イントロ」「キャスト」「要約」「レビュー」と章分けされてもいる。 感想は前作を読んだときと殆ど変らず。 ただ今回は前出のように1作品に対する情報量が増えているので、読んでいて観たくなった作品の本数は増えたように思う。 他の映画評論家と違うポイントで映画を観ているのが面白く、僕が観た作品も「なるほど、こんな見方もあったのか」と感心してしまう。 なによりも著者自身が本当に映画が好きであり、愛情を抱いている様がひしひしと伝わってきて読んでいて気持ちが良い。 最初は、著者の小説の背景が垣間見られるかな、といった好奇心で読んできたシリーズだが、最終的には「映画ってやはり面白いんだな」というところに落ち着いた。 その意味では、本書(前作も含む)に込められた著者の気持ちは充分に伝わってきたと思う。
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どんな駄作であろうと酷評してもその文章にはどこか愛がある。今存命であればどんなことを語るのかなと思った。次は小説を読んでみよう!
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【印象】 30本の映画紹介。 2000-2004年の有名な映画が主です。 上巻から変わった部分が多少あります。 【類別】 映画評論と随筆の要素があり、上巻と同様です。 【構成等】 1作品当たりおよそ10頁。ただし1頁程度のものから20頁超のものまで様々です。 上巻と比べて大き...
【印象】 30本の映画紹介。 2000-2004年の有名な映画が主です。 上巻から変わった部分が多少あります。 【類別】 映画評論と随筆の要素があり、上巻と同様です。 【構成等】 1作品当たりおよそ10頁。ただし1頁程度のものから20頁超のものまで様々です。 上巻と比べて大きく異なる点があり、それは各論評の流れを4つの纏まりに区切ってあることです。導入、制作者及び俳優、粗筋、論評。 【手法】 上巻から少し変化しています。 【備考】 本書で論評されている作品を列挙します。 『M:I-2 ミッション:インポッシブル2』ジョン・ウー(2000) 『パーフェクト ストーム』ウォルフガング・ペーターゼン(2000) 『さくや妖怪伝』原口智生(2000) 『英雄の条件』ウィリアム・フリードキン(2000) 『ホワイトアウト』若松節朗(2000) 『U-571』ジョナサン・モストウ(2000) 『X-メン』ブライアン・シンガー(2000) 『マルコヴィッチの穴』スパイク・ジョーンズ(2000) 『インビジブル』ポール・バーホーベン(2000) 『スペース・カウボーイ』クリント・イーストウッド(2000) 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ラース・フォン・トリアー(2000) 『アヴァロン』押井守(2001) 『回路』黒沢清(2001) 『ザ・セル』ターセム・シン(2001) 『ハンニバル』リドリー・スコット(2001) 『スターリングラード』ジャン=ジャック・アノー(2001) 『スパイ・ゲーム』トニー・スコット(2001) 『ブラックホーク・ダウン』リドリー・スコット(2002) 『WXIII 機動警察パトレイバー』遠藤卓司(2002) 『パニック・ルーム』デヴィッド・フィンチャー(2002) 『マイノリティ・リポート』スティーヴン・スピルバーグ(2002) 『ボーン・アイデンティティー』ダグ・リーマン(2003) 『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』ピーター・ジャクソン(2003) 『リベリオン 反逆者』カート・ウィマー(2003) 『ハンテッド』ウィリアム・フリードキン(2003) 『マトリックス リローデッド』ラリー・ウォシャウスキー及びアンディ・ウォシャウスキー(2003) 『ターミネーター3』ジョナサン・モストウ(2003) 『ラストサムライ』エドワード・ズウィック(2003) 『イノセンス』押井守(2004) 『腹腹時計』渡辺文樹(1999) ※このレビューは『腹腹時計』の鑑賞に至れず、断念した状態で書かれました。 本書は下巻であり、上巻のレビューは下記URLです。 http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4150310912
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極めて強烈に影響を受けたオシイストだ,という前提で読めば,思考構造は理解できる.それよりも,この方にとっての映画とは,自分自身の境界を認識するための行為に他ならないのだ,と納得できる.真っ当な批評だと思う.
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やはり、基本的に褒める方針の時評は楽しいですね。(^^ フォーマットの変更か、前巻よりもプロットの言及が多め。 人によっては、映画を観る前には読まない方がいいって人もいるかもしれません。 しかし、ガンカタもののオリジナル、リベリオンってそんなに最近の作品だったんだ。びっくりした。
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24本の作品が取り上げられているが、何と私は劇場で一本も見ていない。「腹腹時計」の章が特に面白かった。
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伊藤計劃商法もひとまずここまでかな。 黒沢清と押井守を語る口調の高揚ぶり。 特に「イノセンス」を、映像と言葉による饒舌が別々にある、言葉がオブジェのようにごろんとある、と評言しているのには舌を巻いた。 そうかそうか。見方が変わる。 ウェブの文章を縦書きにすることの違和感。
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