生まれてくるってどんなこと? の商品レビュー
どのように生まれてくるのか、多くの人が考えたことがあるのではないだろうか。 その答えが分かりやすく書かれている。 小中学生にも分かるように書かれているので、平易で分かりやすい文章である。 個人的には、これまでの進化の歴史を胎児のうちに繰り返すというのは、知らなかったことなので...
どのように生まれてくるのか、多くの人が考えたことがあるのではないだろうか。 その答えが分かりやすく書かれている。 小中学生にも分かるように書かれているので、平易で分かりやすい文章である。 個人的には、これまでの進化の歴史を胎児のうちに繰り返すというのは、知らなかったことなので、目からうろこであった。
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素晴らしい「いのちの授業」の本! まさに私が子どもたちに伝えたいことだよ。 「星のかけらから生まれ、星のかけらを食べて生きているあなた。宇宙の中ですべてのいのちはいろいろな色の糸で織られた1枚の布のようなものではないでしょうか。(お母さんが話してくれた生命の歴史3 進化する生き物...
素晴らしい「いのちの授業」の本! まさに私が子どもたちに伝えたいことだよ。 「星のかけらから生まれ、星のかけらを食べて生きているあなた。宇宙の中ですべてのいのちはいろいろな色の糸で織られた1枚の布のようなものではないでしょうか。(お母さんが話してくれた生命の歴史3 進化する生き物たち)」 わからなくもないけど、これを子どもに伝えるのがとても難しい..... 「すべてのいのちが一枚の布のようなもの」というのは「周りに感謝しなさい、周りがいるからこその自分なんだから周りのことを第一に考えなさい」ってことじゃなくて、むしろ「自分も周りも、世のすべての生命が唯一無二のかけがえのない存在で、大切にされるんだよ」ってことだと私は子どもたちに伝えたいよ。そういういのちのかけがえのなさと、命を生み出す性の素晴らしさを筋書きだって説明してくれてる。性行為や性器についてもちゃんと具体的で深くて、とても分かりやすい。この本のまんま子どもたちに授業したいくらい。 「いろんなものを作り出すのがいのちの戦略」「多数とはちがうものが生まれつづけることもいのちの宿命」という、いのちや性の特性上、世の中でマイノリティは当然大切にされるべきだ。 「みんなちがうからいのちなんです」 オス・メスという観点で生命の性を説明しつつ、人間には社会的な性という複雑な性も存在するからこそ、性の多様性(というよりむしろ過度に性別を分ける不必要性)についても多く語られている点も、とてもよかった。
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