一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ の商品レビュー
遠野なぎこによる、自叙伝。 TVをあまり見ない私は遠野なぎこという女優を知らなくて、知らないままに、何かで紹介されていたこの本を面白そうだと思って読んでみた。 読んでいる最中は、文体が若干古めなので、私より10歳ぐらい上の人なのかと思っていた。最後の方で「30代」という言葉が...
遠野なぎこによる、自叙伝。 TVをあまり見ない私は遠野なぎこという女優を知らなくて、知らないままに、何かで紹介されていたこの本を面白そうだと思って読んでみた。 読んでいる最中は、文体が若干古めなので、私より10歳ぐらい上の人なのかと思っていた。最後の方で「30代」という言葉が出てきて、「え?」と思って奥付を見たら、1コ下だった…。 この本のいいところは、いわゆる「毒親」系の本なのに、最後の方がちょっと希望を持てる形で終わっているところ。その後にもいろいろあることを考えても、それでも、この終わり方はよかった。
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想像以上に恐ろしい内容だった。母親像があまりにも常識とはかけ離れているので、母親の精神鑑定が必要なのでは?と心配してしまう。女優と言う職業柄、優れた美貌の持ち主なのは間違いないのに、自分では醜いと思い込んでいたことはショックを受けた。親と言うものは子どもの心をゆがめてしまう力があるのだと身にしみた。毒親と言う人種が世の中にいることは知っているが、遠野なぎこの母親はその中でも最たるものだ。 ただゴーストライターの文章が上手すぎて、かなり脚色しているんじゃないか?と勘ぐってしまう部分もある。
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遠野なぎこが自身の半生を綴った一冊。 一番愛して欲しいと感じている母親には愛されず、その影響で対人関係や心身に支障をきたしていることを隠すことなく書いている。 同じ立場じゃない限り同情はできてても共感はできないものの、彼女が今も苦しんでいることを考えると痛々しいの一言に尽きる。
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他人の心は、自分には分からない。それが普通。でも、共感したり、反感を持ったりすることはできる。 それを実感した本書。 ブクログでの評価は、低い。 アマゾンでの評価は、高い。 それだけ、インパクトがある内容だ。 ぼくは、共感できた方かな。最後の方、良かった。
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遠野さんて山崎まさよしくんのファンなんだってね。 コンプレックスの強い母親は娘に嫉妬して娘の幸せを妨害するから、娘もコンプレックスの強い精神的に何かがある人間に育つって聞いたことがあるけど、そんな感じ。 貸してくれた人がいたから読んだけど、覗き見趣味的な部分が大きいから、読後感は...
遠野さんて山崎まさよしくんのファンなんだってね。 コンプレックスの強い母親は娘に嫉妬して娘の幸せを妨害するから、娘もコンプレックスの強い精神的に何かがある人間に育つって聞いたことがあるけど、そんな感じ。 貸してくれた人がいたから読んだけど、覗き見趣味的な部分が大きいから、読後感はイマイチでした。
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遠野なぎこの自伝的小説。 小説といってもほぼ事実として読んだ。 著者と母親との関係、男性関係、仕事についてが綴られている。 うまくいかないことはすべて母親に原因あるように書かれているのが、甘えを感じる。 未熟な母親に育てられ、精神的に不安定なまま大人になってしまった秋美(なぎこ)だったが、いまやっと当時を振り返り、本にすることができたのかと思う。 ラストは少し無理している感じ。 ゆっくり幸せになっていけばいいと思うよ。
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図書館にて。 この本が小説の棚に合ってびっくり。 ノンフィクションのくくりにされてないのね。 なんだかかわいそう。 最近テレビでこの本に書かれているような母親からの虐待について涙ながらに語ることの多い彼女だけれど、ああやって人前で話すことはこの問題の治療にいいことなんだろうか。 ...
図書館にて。 この本が小説の棚に合ってびっくり。 ノンフィクションのくくりにされてないのね。 なんだかかわいそう。 最近テレビでこの本に書かれているような母親からの虐待について涙ながらに語ることの多い彼女だけれど、ああやって人前で話すことはこの問題の治療にいいことなんだろうか。 早く、この呪縛から逃れてくれればいいと思う。
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私の記憶にある遠野凪子さんは、すごくキレイな女優さんだ。 久しぶりにテレビで見た遠野さんは、以前の輝くような美しさはなく、彼氏の数とか、びっくりな男性との付き合い方をあけっぴろげに話していた。 空白の時間に何があったのか・・・。 この本を読んで、実母にこれだけ愛されない人がいる...
私の記憶にある遠野凪子さんは、すごくキレイな女優さんだ。 久しぶりにテレビで見た遠野さんは、以前の輝くような美しさはなく、彼氏の数とか、びっくりな男性との付き合い方をあけっぴろげに話していた。 空白の時間に何があったのか・・・。 この本を読んで、実母にこれだけ愛されない人がいるのだろうかという驚きだ。 私も自分の母とは仲がよくないが、これほどひどいのは聞いたことがない。 お母さんもある意味、病気なのかもしれない。 遠野さんが、お母さんを卒業して、いい人生を歩んでいけるといいなと思う。
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母親による長女へのネグレット。今は女優として活躍する女性の母親との葛藤。そんな母親がいるのか?との疑問と驚き。人間は悪魔の心もあるようだ。親との関係は何時までも心に残る。乗り越えることができない。著者の苦しみは可哀想ではすまない。こんな親子関係が生じないように願うばかりだ。
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遠野なぎこという人を知らないけど、タイトルが気になり読んでみた。 私自身も母との関係はあまりよくないので、気持ちがわかる部分もあり。母と娘の関係は難しいものです。
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