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ドラフィル!(3) の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2013/05/19
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前巻とは打って変わってカッコいい終わり方。ヘタレ響介が格好良かったからか。 >仁美が弓を上げなかったなら……自分が立ち上がり、ソロを弾く。 のシーンは響介最大の見せ場だった。 …が、宣言でバラしてる時点で響介ソロ無いんだろうなぁと分かってしまったのが切ない。

Posted byブクログ

2013/07/13
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一ヶ月放置したのを漸く 今回は出会いと、愛と、別れと―呪いの話? 前半の短編は結構ほのぼのさと切なさといつものちょっとした笑いを含んでたのに、後半にいけばいく程呪いの話に、七緒の家族の過去の話と・・・まぁ重たくてどうしようかと思った その一方で響介と七緒の決断、勝負はカッコよかったと思う あとがきによるとこれで最終回らしいけど なんか・・・いろいろと決着がついたようだけど、妙にすっきりしないこの後味は何だろうか・・・ いろいろと重すぎたからかな? (てか作者、やっぱり女性の方だったか 文体からそうかと思ってたけど、なんで護なんて男性を連想させる名前なんだ・・・) 三冊通して、やっぱり演奏シーンは曲を知らないと、曲の描写もただの描写でしかなくて、伝わってくるようで伝わってこんのが曲を扱う作品を読んでる時の困ったとこだよね・・・今回もまた後でようつべで曲検索をかけます  出来れば読んでる時に曲も聴きたいけど、結局指揮者の、楽団の表現と、作者の表現が一致しなければ、邪魔でしかないから出来ないのも困ったとこだ 知らなかった曲に出会えるのはいい機会なんだけどね それにしても、相変わらずまた楽器を手にしたくなるね ファゴットは無理でも、何か新しい楽器を始めたい それかピアノでもいい そう思えてくる  それくらいには演奏シーンには動かされてる

Posted byブクログ

2013/04/18
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ストーリー的には、楽しめたのですが、作者あとがきによるとこれが最終巻?! んー確かに七緒と羽田野仁美との関係には一応の決着はついたのかもしれないけれど、肝心の七緒自身の問題が解決されたとは思えないんですよね。 彼女が今後も車いすの指揮者のままというイメージが出来ない。 響介もしかりで、音楽と生活の帳尻を今後どうつけていくのか?理想と現実にどう向き合っていくのか、そういう奮闘ぶりを楽しみにしていたのに、「まあいっか」的に終わってしまった感が拭えない。 オケも交響曲の演奏に至らなかったし、、、 七緒のエロイカとか聴いてみたかった これが最終巻でなければ星5つでした。

Posted byブクログ

2013/03/30

「大舞台から転がり落ちても楽しみ続けること、懊悩を飼い慣らしながら名誉を得ること……そのどっちが、音楽人にとって正解なんだろうな?」 「……なぜ音楽を奏でることは、こんなに苦しいのだろう?」 音楽の竜はついに王者に挑む! アマチュアオーケストララノベ「ドラフィル!」完結巻! ...

「大舞台から転がり落ちても楽しみ続けること、懊悩を飼い慣らしながら名誉を得ること……そのどっちが、音楽人にとって正解なんだろうな?」 「……なぜ音楽を奏でることは、こんなに苦しいのだろう?」 音楽の竜はついに王者に挑む! アマチュアオーケストララノベ「ドラフィル!」完結巻! いやぁ今回も良かった。 1巻の心揺さぶられるような演奏シーンはなかったけれど、ここまで読み続けてきたファンを満足させるには十分な1冊でした。 今回のメインテーマは、ヴァイオリン協奏曲の王者、ヴェートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ短調。 あぁ「王者に挑む」ってそういう意味かと納得しながら、Youtubeでこの曲を流しつつ読み進めました。 いつもの通り前半にちょっとした短編をはさみ、「ドラフィル」という物語のまとめとなる後編へ。 話の中心はもちろん七緒。 決して弱さを見せずに皆をぐいぐい引っ張っていく彼女も、強いばかりではない。 指揮棒を白旗に例える七緒。 音楽から逃げた結果事故で手足を不自由にし、これまで音楽に対する降参として降伏の白旗を振り続けてきた。 「……なぜ音楽を奏でることは、こんなに苦しいのだろう?」 しかし、そこからの盛り上がりね! 七緒が自信を取り戻し、そして当初交わした「ドラフィルを日本一のオーケストラにする」という約束を果たすために挑戦したもう一つの“王者”。 この“王者”のダブルミーニングが分かったときは鳥肌ものだったわ。 音楽家なら音で語れ。 自分たちの音で王者に挑めばいい。 そうして迎えた演奏会・・・の、リハーサル。 演奏するはヴァイオリン協奏曲ニ短調作品61第1楽章。 もうほんとドキドキだった。 響介にバリバリ感情移入して読んでいただけに不安でしょうがなかった。 それだけにラスト展開はもう・・・ね。 ドラフィルが挑んだ2つの王者。 王者はやはり王者だった。 エピローグもドラフィルらしくて素晴らしい! 3巻を通していろんな曲が登場したけど、やはりドラフィルと言えばこの曲だよね。 今日も竜ヶ坂商店街には「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が鳴り響きます。 オーケストラが分からない人でも楽しめる、むしろ楽器がやりたくなる素敵な作品でした。 特に1巻のラストの演奏シーンを読んだ時の感動は忘れられないなー。 美奈川先生の次回作も期待しています!

Posted byブクログ

2013/03/29

完結にして決着。   決着にして終曲。    これは家族の物語。    人の繋がりの物語。    人の結びつきの物語。    生きることは、奏でることだ。

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2013/03/24

いつもながらに痛快な展開でした。 クラッシックにはあまり詳しくないので途中でタイトルやらバイオリンやらを調べながら読んでしまいました(笑) 途中途中で何だかあっさり問題解決か!?と思いきやいい感じでかわされる感じで一気に読んでしまった…。 最後は正直意外な部分もありましたが彼...

いつもながらに痛快な展開でした。 クラッシックにはあまり詳しくないので途中でタイトルやらバイオリンやらを調べながら読んでしまいました(笑) 途中途中で何だかあっさり問題解決か!?と思いきやいい感じでかわされる感じで一気に読んでしまった…。 最後は正直意外な部分もありましたが彼女らしいなぁと言う気がしました これが最終作になるようですがまた最初から読み返したいシリーズの一つです。

Posted byブクログ