知的生産のための科学的仮説思考 の商品レビュー
仕事柄、科学的仮説思考は身についているものと思っていたが、改めてその重要さを実感。実験を計画する際には、仮説を意識的に立てるようになった。
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抽象度を上げた結果、折々の具体的なエピソードは面白いものの、大部分の内容がR25な自己啓発本的なものになってしまったのは残念。 人気のある人なので色々求められるのだろうが、自分のフィールドを守ったほうが良いかと。
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・起こり得る最悪のことは起こる、ということを認識する。 ・相手を説得するときに最後に必要なのは、感情の部分。
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なぜか、そうそうと思って腑に落ちたり、すとんと心に響かない。 著者の翻訳本は好きなのですが。 もっと科学的な方法が書かれてあると思って期待して読んだ為かもしれません。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目14箇所。本書を手に取ってくださったビジネスパーソンの方に対して、冒頭で皆さんに訴えたいのは「科学を学びましょう」ということです、なぜならば、科学を学ぶということは、ある意味においてビジネスを成功させるための原点であると言えるからです。仮説思考とは、科学のような純粋なパターンや形式に多く触れていることで自然とその思考が身についていくことです、あえて例えるならば、理系の発想や仮説とは柔道の「型」のようなものなのです、柔道においてしっかりと型の練習をしないでいきなり実践の試合をしても、結局は掴み合いで終わってしまうことになります。仮説思考というのは、人間が生きているうえで当たり前にやっている思考の原点です、世の中は「仮説」からすべての事象が始まっているといえ、この仮説というものがなければ、何かを検証することも証明することもできないのです。子どもの想像力がすごいと感じるのは、複数の子どもがいるときに子どもだけの世界がそこにあって、その想像部分をしっかりと共有し合っていることです、子どもというのは空想ごっこが得意ですが、これこそがまさに仮説力に必要な想像力なのです、実はkのような想像力というのは本来ならば鍛える必要はまったくないのです、なぜならば、誰もが子どもの時には持っていたものだからです、ただ、いつの間にか忘れてしまっただけなのです。世の中の優れた会社経営やヒット商品の開発に成功している人を見ていると、その背景には必ずや緻密な仮説が存在し、それが思いどおりに当たっているということが言えます、つまり、仮説思考をしている人としていない人では、その先の道筋に明暗がくっきりと分かれていくということです、「生産性アップということを念頭に置いて考えたとき、仮説思考をせずに仕事を進めるだけでは、それはただ単に「試行錯誤の世界」でしかありません。売れ筋商品がわかると、大手企業が参入してきて市場を独占してしまいますので、結果としては同じような商品を作り続けても売れなくなってしまいます、となると、あらかじめ頭の中で企業戦略をシミュレーションする必要があるのです、そして、このシミュレーションをまずは「頭の中」で仮説という形で構築していくことが仮説思考という思考法なのです。【事例】「トヨタ・86」ヒットの裏に隠された相対的仮説の検証、ディズニーランドが実践する相対的な仮説検証、スズキが救った仮説の修正思考。相手を説得する場面において言いたいのは、論理というものが役に立たない! ということです、なぜならば、人間というのは、説得したり説得されたりするときには論理ではなく、感情で動く生き物だからです。相手に説明したり、プレゼンするときには論理を出さないことが秘訣です、重要なのは、自分の仮説をいかに相手が共感してくれるかということなのです。あなたがもし多くの知識や情報、あるいはデータを持っていたとしても、それに対する知識や経験などのない相手に説明しても理解してもらえない場合があります。相手が自分とは対極な人間であればあるほど、この「相手目線で考える」ということが大切になってきます。仮説の起源というのは、実は「暦」にあります、エジプトなどで、、「いつナイル川が氾濫するのか」ということを事前に予測できなければ穀物などが収穫できなかったわけです、そこで必要になってきたのが暦であり、「いつ種をまいていつ収穫するか」ということを知るために人類は暦を整備していきました。
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コマネチ大学数学科でもおなじみの好きなサイエンスライター竹内薫氏の最新刊。 科学のトピックをもとにビジネスの世界でも応用できる仮説思考について書かれています。
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