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配達されたい私たち の商品レビュー

3.4

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2013/07/29

1通、1通の手紙に関する内容が重い。。もしちゃんと本人に届いていたら人生大きく変わっていたんじゃないかと。配達しなかった配達員が憎いっ! 思っていたラストと違い、少し残念な気がした。豚玉食べてほしかった。思いをちゃんと伝えられるといいな。

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2013/07/19

☆3.4 鬱病を患った澤野は、ある日自殺しようとして入った廃墟で偶然手紙の束を見つける。それは7年前に郵便局員によって破棄されたものだった。「この7通の手紙を配り終えたら死ぬことにしよう」と決めた澤野は、一通ずつ手紙の配達を始めるが...。 正直、「え!ここで終わり?!」って感...

☆3.4 鬱病を患った澤野は、ある日自殺しようとして入った廃墟で偶然手紙の束を見つける。それは7年前に郵便局員によって破棄されたものだった。「この7通の手紙を配り終えたら死ぬことにしよう」と決めた澤野は、一通ずつ手紙の配達を始めるが...。 正直、「え!ここで終わり?!」って感じ。ハッピーエンドにして欲しいなぁ..。鬱病で感情を無くした澤野が、段々感情を取り戻して、最後のシーンで奥さんや子どもへの愛情や感謝の気持ちを思い出したのはいいけれど、植物状態で聴覚と嗅覚だけじゃ...。回復して伝えて欲しい!

Posted byブクログ

2013/07/10

鬱病を患った主人公が自殺をするために侵入した、廃墟となった映画館で、7年前に配達されるはずだった郵便物の束を見つけ、自殺へのカウントダウンとしてそのうちの7通を配達する物語。 7年前の手紙を受け取った人たちとの対話から、主人公が得るものとは。 鬱を題材にした作品は数多ありますが...

鬱病を患った主人公が自殺をするために侵入した、廃墟となった映画館で、7年前に配達されるはずだった郵便物の束を見つけ、自殺へのカウントダウンとしてそのうちの7通を配達する物語。 7年前の手紙を受け取った人たちとの対話から、主人公が得るものとは。 鬱を題材にした作品は数多ありますが、この作品のディテールには驚くばかり、自分がいかに鬱を誤認していたかを思い知らされました。 作者さん自身が鬱病だったそうです。 小説ではありますが、周囲の人々が読むべき一冊です。 ラスト1通からの心情変化と振り落とされそうなほどのスピード感、最終章で明らかとなる状況と主人公の心境。 今まで出会ったことのない、とてつもない質量を持った作品でした。 こんな小説にはなかなか出会えない。 普段は読んで1日寝かせてからレビューを書いていますが、この作品に関してはもう二度と味わえない初読の読後感を残したく、一気に書きました。

Posted byブクログ

2013/06/06

発想は評価。でも物語の進み方は平行線をたどり、伏線がなくて、途中で飽きる。最後の終わり方も、何を伝えたいのか、いまいちよくわからない。急にぱっと飛んだ感じ。

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2013/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

廃墟の映画館で見つけた手紙を届ると言う構成の中で、主人公の心が揺すぶられていく。でも結末は謎です。作者は鬱病の経験があるようですが、20年前に罹患したものの、治って今は普通の生活をしているそうです。鎌倉大船と言う土地柄が良く出ていました。

Posted byブクログ

2013/05/29

■心を失くした男が届ける、心をつなぐ七通の手紙。 感情を喪失したうつ病の澤野は、ある日、死に場所として入った廃墟で、偶然手紙の束を見つける、それは昔郵便局員に破棄されたものだった。「この7通の手紙は、さろうならへのカウント・ダウンだ」すべてを配達し終えたら肚をくくろう」彼は死...

■心を失くした男が届ける、心をつなぐ七通の手紙。 感情を喪失したうつ病の澤野は、ある日、死に場所として入った廃墟で、偶然手紙の束を見つける、それは昔郵便局員に破棄されたものだった。「この7通の手紙は、さろうならへのカウント・ダウンだ」すべてを配達し終えたら肚をくくろう」彼は死とその痛みを先延ばしするため、7年前の手紙の配達を始める。そしてそこに込められた悲喜劇に遭遇し、久しぶりに心の揺らぎを感じるが……。神経症の時代に贈る、愛と希望の物語。

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2013/05/10

私が思っていたのとは雰囲気が違い、最後までなじむことができなかった。 なんというか、妙なところがリアルすぎて7年前からの手紙を配達する という設定から予想した雰囲気を裏切っていた、というか。 ドラマの予告編ともイメージが違ったし。 とりあえず、ドラマには期待。

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2013/04/21

「32才、ウツ。オレ、死にます」のコピーでWOWOWでドラマ化が決まっている原作。なるほど、主人公は自殺志願で、手紙を配達していくうちにいろんな人に触れて、感動していい感じになる話だろうな、と裏表紙のあらすじを確認して読み始めた。驚いた。この作品は最後まで読んでこそ価値のある物語...

「32才、ウツ。オレ、死にます」のコピーでWOWOWでドラマ化が決まっている原作。なるほど、主人公は自殺志願で、手紙を配達していくうちにいろんな人に触れて、感動していい感じになる話だろうな、と裏表紙のあらすじを確認して読み始めた。驚いた。この作品は最後まで読んでこそ価値のある物語だ。こういうふうに心をえぐられるとは想像していなかった。わたしの負けです。

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2013/04/17

最後が急にSFチックになって、え?!ってなったまま終わってしまった… 変にいい話で終わらないあたりは好きだし、主人公のひねくれた考え方もいい。 作者も鬱経験者らしく、そのあたりの描写もリアルで良かった。

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2013/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鬱のときの無気力さや、心が動かなくなる感じがリアルに表現されている。経験者ならではの描写。 でも、そういう傾向のない人にはくどく感じられるのかもしれない。私は、最初の方の主人公の状態がやけに身近に感じられた。 1通ずつ手紙を配達していくのだが、いつも予想外の展開で関わりを持ってしまう。そうすることで少しずつ心が動き始めるので、もしかしてこれは7通配り終わって回復してしまうというような展開になるのかと思いきや、まさかの幻想、そして自殺の実行、さらには植物状態という怒涛の展開にびっくりした。結局自殺は一度実行されてしまうのか。 死が救いに思える精神状態、朝が来ると「まだ生きている」と思ってしまう心理は私にとってはとても馴染み深いものなので、できればラストは違う形がよかったなあとも思う。でもまあ、こんなものかもしれない。どれだけフィクションだとは言っても、そうそう脳天気なハッピーエンドを持ってくるわけにもいかない。 澤野が書きはじめた手紙が、たぶん一筋の希望なのだと思う。

Posted byブクログ