バイバイ、ブラックバード の商品レビュー
星野一彦と繭美。5人の女との別れを描きつつ二人の関係性も変わっていく。繭美のキャラが秀逸。ただ、バスでどこに連れ去られるのか、は、謎のままでスッキリしなかった
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伊坂さんらしい小説でギャグ満載でした! 星野くんは5股する最低な人だけど憎めない、いいキャラをしてるなーって思いました! 繭美もしっかり星野くんのキャラに惹かれているのも面白かったです!
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久々の読書のリハビリの一冊。6つの短編からなりとても読みやすかった。女優女の話、ラストシーンの雰囲気がよかったな。
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なんか…読んでいると辛くなるので途中で止めてしまった。星野ががむしゃらに何かを頑張る姿が痛々しくて…。理由がわからないので何故そんなに理不尽なことに真正面からぶつかることができるのか不思議でしょうがない。最後まで読めばわかるのだろうと思いつつもダメだった。
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〈あのバス〉に乗せられる前に付き合っている5人の女性にさよならを言いたい。そんな五股男、星野とそれに付き合う巨漢の女、繭美の物語。 太宰治「グッド・バイ」になぞらえた短編小説。 ちょっといつものスタイルとは違う、短編が集まってできている小説。 主人公の星野が五股しているという時...
〈あのバス〉に乗せられる前に付き合っている5人の女性にさよならを言いたい。そんな五股男、星野とそれに付き合う巨漢の女、繭美の物語。 太宰治「グッド・バイ」になぞらえた短編小説。 ちょっといつものスタイルとは違う、短編が集まってできている小説。 主人公の星野が五股しているという時点で、イラつくのだが、なぜか読み進めると、星野が憎めない良いやつに思えてくる。(そういえば 5人の女性がそれぞれに個性的でどのエピソードも面白い。 私が特に好きなのは、女優有須睦子のエピソード。 パンになりたかった少年の話。 急にここで伏線回収してくるあたり、やっぱり伊坂幸太郎だった。 不覚にも感動してしまった。 どうしても〈あのバス〉が気になって、楽しみに読み進めるけれど…。 本書には伊坂幸太郎のロングインタビューが掲載されていて、結末について「全てが説明される小説もありますが、そうでないものもある。そういう小説の楽しみ方もあるんだというのは、知ってもらいたいところではあるんですよ。」と言っていた。 「ゴールデンスランバー」の手法。 あんまり好きではないけれど、インタビューを読んでいたら、「まあ、それも良いか」という気持ちになった。 それと、伊坂幸太郎自身が、あまり短編集が好きではないというところも、読者としても同じ気持ちなので嬉しかった。
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- ネタバレ
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五股中の彼女達に別れを告げて回る話。 五股もしているのでクズに間違いはないが、何故か不快感が少ない主人公。 五人の彼女達には特に共通点もなく、登場人物全員のキャラがしっかり立っているので、同じことの繰り返しだが飽きずに読めた。
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2週間後に「あのバス」に乗せられるため、五股かけたわりに律儀に別れを告げにいく男の話 伊坂様は相変わらずキャラ設定がお上手
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伊坂さんワールド全開でめちゃくちゃ面白かったです。 なんで、こんな男に女性は惚れるのか分からなかったけど、読んでいくうちに純粋でバカなのに誰でも助けようとする姿に惚れました!
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〈あのバス〉で連れて行かれる星野。 5股しているが、どこか憎めない。最低な男かもしれないが、彼なりに5人の女性に対して真摯に向き合っていると感じた。 5人の女性たちも良いキャラクターで、彼女たちとの出会い方も面白い。特に『フレンチコネクション』がお気に入り。 ラストもニクい終わり...
〈あのバス〉で連れて行かれる星野。 5股しているが、どこか憎めない。最低な男かもしれないが、彼なりに5人の女性に対して真摯に向き合っていると感じた。 5人の女性たちも良いキャラクターで、彼女たちとの出会い方も面白い。特に『フレンチコネクション』がお気に入り。 ラストもニクい終わり方で個人的には好き。 繭美はマツコ・デラックスが思い浮かび、より繭美というキャラクターが魅力的になった。
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何らかの事情(借金&あのバス?)で今までの生活を続けられなくなった星野が、正体不明の巨体女性・繭美とともに5人の恋人たちに別れを告げてまわる。 キャラクターがみんな個性的なのと、主人公・繭美含め皆憎めない人物で読んでいて楽しいしほっこりもする。 〈あのバス〉とは何なのか、どこ...
何らかの事情(借金&あのバス?)で今までの生活を続けられなくなった星野が、正体不明の巨体女性・繭美とともに5人の恋人たちに別れを告げてまわる。 キャラクターがみんな個性的なのと、主人公・繭美含め皆憎めない人物で読んでいて楽しいしほっこりもする。 〈あのバス〉とは何なのか、どこへ連れて行かれるのか、とても気になる…!!!けど、それを書かないで想像の余地や余韻を残すのも著者らしいなと思った。 繭美が星野と出会ってから少しずつ変化していって、最後には(おそらく)星野を助け出そうと動き出すのも良かった。
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