チェーザレ 破壊の創造者(10) の商品レビュー
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ピサ・フィレンツェ編完結~。 読み応えのある充実した巻でした。 ジョヴァンニ様の学位試験に、ピサの教授職でもあるチェーザレとの やりとりのシーンがあるのですが、なかなか猊下も立派でした。 さすがのちにメディチ初の法王さまになるだけのことはある~!と、まぶしかったです。 トスカーナの自由な空気のなかチェーザレと親交を育んだアンジェロが、 ジョヴァンニ猊下に従ってローマに向かうことになるところでお話がひと区切りされています。 大航海に向かうことが決まったコロンブスの船に少し乗せてもらうシーンでは、小さくなっていく町を遠い目でみつめるチェーザレがとても印象的。 「人とは儚いものなのだな」 それぞれの少年時代を過ぎて、歴史の表舞台へと、展開していく続きがとても楽しみです。
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さて、いよいよ人々が学舎を旅立ち、大人の世界へ、といった巻。いつのまにかジョヴァンニがいい人系に育ち上がり、アンジェロも大人っぽい顔立ちに。 だが、まだみんな10代。それなのに10巻。うーん、大作の予感ひしひし。
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ミケランジェロ登場。チェーザレの身なりを見れば貴族だってすぐにわかりそうなもんだけど、当時の貧富の差ってどの程度だったんだろう? とにかく、この巻は小難しくなくて読みやすかった!
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ジョバンニがついにメディチ家悲願の枢機卿に就任。チェーザレも次のコンクラーベに向けた根回しのため、アンジェロを密偵として使うことに。主人公たちの青春時代が終わり、物語がじわじわと動き出しそうな予感。緻密な時代考証、フレスコ画のように静謐な絵も読みごたえたっぷり。もうすぐ副読本も出るそうなので、そちらも購入したい。
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第一巻でいけ好かなかったジョバンニが素直でかわいい枢機卿に……そして、アンジェロはチェーザレと別れてローマへ。毎回、美しくリアルな画と説得力のある史実描写を楽しんでいる。
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モーニングで短期集中連載していた時にも読んだけれど、コミックスとしてまとめて読むとより物語が頭に入って来ます。 ハラハラドキドキ冒険物、なんていう訳ではないのに続きが気になって仕方ないし、結構早読みの私がかなり時間をかけて読んでしまう。 ストーリーと作画、このクオリティなら続きを...
モーニングで短期集中連載していた時にも読んだけれど、コミックスとしてまとめて読むとより物語が頭に入って来ます。 ハラハラドキドキ冒険物、なんていう訳ではないのに続きが気になって仕方ないし、結構早読みの私がかなり時間をかけて読んでしまう。 ストーリーと作画、このクオリティなら続きをどれだけ待っても構わない、と思ってしまう漫画です。
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