欧亜純白(下) の商品レビュー
ホワイトタイガー率いる麻薬密売組織の全容を解明するお話し。物語はグアムから始まり、ロシアに移って、日本で完結。
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『欧亜純白 下 ユーラシアホワイト』/大沢在昌 日本、中国、アメリカ、それぞれの国の捜査官たちが、ホワイトタイガーなる人物が率いる麻薬密売組織を追う。ホワイトタイガーは香港に代わるルートに日本最大の広域暴力団に取引を持ち掛ける…。 上巻で加速された圧倒的なスピード感に伴うスリル...
『欧亜純白 下 ユーラシアホワイト』/大沢在昌 日本、中国、アメリカ、それぞれの国の捜査官たちが、ホワイトタイガーなる人物が率いる麻薬密売組織を追う。ホワイトタイガーは香港に代わるルートに日本最大の広域暴力団に取引を持ち掛ける…。 上巻で加速された圧倒的なスピード感に伴うスリルは感じたことのない高揚感をも感じます。 それぞれの点でしかなかったそれぞれの物語が一つとなり、そこに見たものとは。 世界を舞台に駆け巡る壮大なスケールには圧倒されっぱなしです。
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風呂敷を広げすぎたかな。 昔から、グローバル化、国際化する高度な犯罪組織に孤立しながらも立ち向かうヒーローたち、というのが大沢さんのパターンだが、今回は盛り上げに力を入れすぎて、ストーリーやキャラクターが設定の壮大さについていかなかったか。 ホワイトタイガーやタイニーのキャラ作り...
風呂敷を広げすぎたかな。 昔から、グローバル化、国際化する高度な犯罪組織に孤立しながらも立ち向かうヒーローたち、というのが大沢さんのパターンだが、今回は盛り上げに力を入れすぎて、ストーリーやキャラクターが設定の壮大さについていかなかったか。 ホワイトタイガーやタイニーのキャラ作りはどうも腑に落ちない… 個性的で魅力的な人物たちが多すぎて、もったいない結果になってしまった。 大沢さんの作品の中では、失敗の方に寄るのじゃなかな。 それでも、これだけのエンタメなんだから大沢さん、すごいね、という感想…
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とにかく長い。 最後の方にはどうしてこの話がはじまったか忘れてしまっていた。 最後はあっけなかったですが、まぁおもしろかったです。
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長かったけれど、物語に引き込まれて読んだ。 ただ、最後にもうひとひねりあっても良かったのに、あっさり終わってしまった。ホワイトタイガーは、顔徳生と見せかけて、でも実は張保昌、と見せかけて本当は徐だった、という展開を期待していたのだけれど。 徐は大物という設定だったけれど、あんまり大物っぽくなかった。息子を助けてくれたという恩義は分かるけれど、それにしても三崎に肩入れしすぎというか……。 でも全体としては、最後の数ページまではずっと面白かった。
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2014/12/3 長かった。 特に誰かが好きでもなく麻薬組織との戦いの物語をヒヤヒヤと追う。 あんまり達成感もなく思い入れもないまま読み終えたけど、その晩の夢にアニタが出てきた。なんでだ。
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それぞれの国家を背負った男たちの違法薬物をめぐる闘い。 実に男くさくて、まさにハードボイルド全開。
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読書メーターの感想では「舟を編む」や「天地明察」での詳細な取材に称賛があげられる感想が多いが、この圧倒的な取材量と情勢分析は恐ろしい程だ。 経済がグローバル化する中で、当然のように黒社会もグローバル化する。各国の警察機構・麻取機構はそれに追いつくことが出来ない。 そんな中で既成の法治とは別の信念を持ったエージェントたちが手を組んで国際謀略に立ち向かう。 これが一人のヒーローによる冒険活劇ならば007だが、それぞれに国家を背負いながら、別の思惑を持った“チーム”となるところがいい。
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