山本周五郎 愛妻日記 の商品レビュー
「戦中日記」に続いて購入したものの、 しばし積読になっていたものを読了。 この本では、 山本周五郎が一人目の奥さんに出会う年から 日記がスタートし、 友人が死を迎え、戦況が激しくなっていく 年までの分が納められている。 丁度現在の自分の年齢を跨ぐ形で 日記が綴られており、読ん...
「戦中日記」に続いて購入したものの、 しばし積読になっていたものを読了。 この本では、 山本周五郎が一人目の奥さんに出会う年から 日記がスタートし、 友人が死を迎え、戦況が激しくなっていく 年までの分が納められている。 丁度現在の自分の年齢を跨ぐ形で 日記が綴られており、読んでて 不思議な気分になった。 酒や友人との付き合いに引きづられつつも、 ストイックに生きようとすることの繰り返し。 身近なような、真似できないような。 それにしても、読んでる方が照れてくるような 赤裸々な内容(なにせ、日記だから)が 書かれているので、生きているうちは 書いた本人も公開されたくなかっただろうな、と思う。 そういう意味でも貴重な本だ。
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山本周五郎の1930年から1941年に至る十一年間の日記 はじめて全文を読む機会が得られたとき、もっとも印象的だったのは、若い二人のみずみじしい恋の情景だった 彼の仕事のえなるギー源は妻だったのではないか
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