あそびたいものよっといで の商品レビュー
野原であそぶ、まりちゃん、こぐまくん、うさぎさんたち、みんな仲良くなっていって、それぞれ褒めあって微笑ましい内容。絵も柔らかいタッチで温かみがあります。
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人間、生きていると変わるものだなと、最近よく思う。 小説以上に、児童書や絵本を多く読むようになったのもそうだし、かつては、「熊が人間の言葉を話すわけないだろ」なんて、そうした表現に、全く感情移入出来なかったのが、今はどうだ。物語の中の子どもの一挙手一投足を、しみじみと噛み締めて...
人間、生きていると変わるものだなと、最近よく思う。 小説以上に、児童書や絵本を多く読むようになったのもそうだし、かつては、「熊が人間の言葉を話すわけないだろ」なんて、そうした表現に、全く感情移入出来なかったのが、今はどうだ。物語の中の子どもの一挙手一投足を、しみじみと噛み締めて、胸がポッと温かくなったり、はっと切なくなったり、目頭が熱くなったりするではないか。 本書の、あまんきみこさんの物語は、お子さんに読み聞かせするには、ありきたりの内容なのかもしれないし、岡田千晶さんの、他のお子さんが登場するものとは少し異なる、ややラフなスケッチ風の、ぼかした風景画には、もしかしたら、幻想的な、おとぎ話であることを、殊に示しているのかもしれない。 でも、これを大人が読んだら、おとぎ話ではない、普遍的なことを教えてくれていると、感じるのかもしれない。 表紙の絵から、もう胸が締め付けられるような、絶妙な「まりちゃん」の笑顔が微笑ましくも(もう、岡田千晶さんのお子さんの絵は本当に・・素敵)、物語は既に始まっており・・よくよく見ると、誰か見ているね(裏表紙も注目)。 このあと、ページをめくって、本編に入ると、今度は「こぐまくん」が登場して、それをまたまた、誰かが見ている展開に・・・ 私、一つ思ったのが、例えば、この物語の場合、別にこぐまくんじゃなくて、人間のお子さんでも、変わらないんじゃないかということで、その方が、保育園や幼稚園に入ったとき、みんなと仲良くするための、良いお手本になって、分かりやすいのではないかと。 しかし、それだと、私が切なくなる理由が分からず、何かあるはずだと、更によくよく考えてみると・・・単純なことだけど、やっぱり人間って、大人になっても、誰かに自分のこと見てて欲しいですよね。 そして、その見ている気持ちの発端というのが、幼い頃は実感しづらいけれど、『思いやり』の始まりなのではないかと。だって、そこには、こぐまくんろうが、まりちゃんだろうが、そうした分け隔てなんか、全く関係ない、誰に対しても同じ、思いやりの気持ちを持っているのだから。 そうだ、そんな子どもの、思いやりを感じさせる、その純粋な心や気持ちに、私は弱いのだろうな。 所詮、子どもの仲良しゴッコなどと、馬鹿にすることなかれ。 ここには、ある意味、大人でも為すことのできない、理想の世界のひとつが描かれているのだから。 ああ、それにしても、こぐまくんの「もいちど ちゃんと いってみて」は、可愛くも胸に迫るものがあったし、「あそびたい もの よっといで」の、まりちゃんの、とびきりの笑顔が、また爽やかでいて切ない。
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読み始め:4歳 まりちゃんとこぐまくん、こうさぎさんたちの会話が可愛くて、絵もほんわかとした可愛らしさで、何度も読みたくなる。 「こぐまちゃんとあそびたいの」と言ったまりちゃんに、嬉しくてびっくりして、「もいちどいってみて」と催促するこぐまちゃん、きゅんときました(*´˘`*...
読み始め:4歳 まりちゃんとこぐまくん、こうさぎさんたちの会話が可愛くて、絵もほんわかとした可愛らしさで、何度も読みたくなる。 「こぐまちゃんとあそびたいの」と言ったまりちゃんに、嬉しくてびっくりして、「もいちどいってみて」と催促するこぐまちゃん、きゅんときました(*´˘`*)♡
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