1,800円以上の注文で送料無料

無縁のメディア の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/12/04

ele-kingのゼロ年代本で、なぜこんなにも痛烈な物言いなのだろうかと思っていた三田格氏が、本書では粉川哲夫氏にときにボコボコに否定されていて、メディア批評の奥深さなどを思い知る。完全に余談ですが、三田氏がLA生まれ、東京都港区育ち(旧電通ビルの裏の小学校に通ってたそう)、東京...

ele-kingのゼロ年代本で、なぜこんなにも痛烈な物言いなのだろうかと思っていた三田格氏が、本書では粉川哲夫氏にときにボコボコに否定されていて、メディア批評の奥深さなどを思い知る。完全に余談ですが、三田氏がLA生まれ、東京都港区育ち(旧電通ビルの裏の小学校に通ってたそう)、東京藝大に進学後中退、筑紫哲也のもとで働いていたということがわかり、めちゃくちゃブルジョワな出自の方なのだなのと知り、なるほどと勝手に納得した。 テーマや議論は決定的な中心を持たず、メールでのやりとりをベースにしているからか即興的な応答も多くスリリング。「福島原発事故日記」の収録もアシストとなり、全体を通じて2010年代前半のメディア・文化を取り巻く記録として興味深く読めた。

Posted byブクログ

2014/10/03

粉川先生の批評は刺激的でいい。必ず「本」の「映画」の「パフォーマンス」や「アート」、「批評」の 外部 を意識させてくれる。

Posted byブクログ