レナとつる薔薇の館 の商品レビュー
本来高い身分の少女が親の死をきっかけに不幸のどん底に転落していく、小公女的なお話かと思いきや、まさかのミステリーものでした! 謎に引っ張られて、途中からどんどん読まされちゃいました。 いかにも少女チックなタイトルと表紙からは、いい意味で裏切られた感じです。
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- ネタバレ
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小森香折の新作。 今回は児童文学作品なので メッセージ性の強い作品で 差別・偏見・思い込みなど そういうことはいけませんよと いうことが物語の中に盛り込まれていて とてもよかった。 やっぱり児童文学は好きだな。
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はじまりはよくある感じ…?と思ったら、なかなかどうして! ハラハラ×ドキドキ! でも、謎はきちんと気持ちよく解決してます。 物語の根っこにあるのは、差別・偏見かな。まっすぐな感じが伝わってきて、すっきり読めました。。 表紙の雰囲気は好きだけど、挿絵は所々古さ?(←悪い意味じゃなく...
はじまりはよくある感じ…?と思ったら、なかなかどうして! ハラハラ×ドキドキ! でも、謎はきちんと気持ちよく解決してます。 物語の根っこにあるのは、差別・偏見かな。まっすぐな感じが伝わってきて、すっきり読めました。。 表紙の雰囲気は好きだけど、挿絵は所々古さ?(←悪い意味じゃなくて)を感じるようなものもあって、児童文学っぽいというか、「名作劇場」的な懐かしさを感じました。
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小公女セイラばりの活躍をする女の子、レナが主人公です(笑) レナの母親は既に亡くなっていて、父親も行方不明。引き取られた叔父の家では子供たちからいじめを受ける。そうしていると、レナの祖父が実は有名な地主の家柄の出身だったことが判明し、レナは叔父に身売りされる前にと逃げ出して、祖父...
小公女セイラばりの活躍をする女の子、レナが主人公です(笑) レナの母親は既に亡くなっていて、父親も行方不明。引き取られた叔父の家では子供たちからいじめを受ける。そうしていると、レナの祖父が実は有名な地主の家柄の出身だったことが判明し、レナは叔父に身売りされる前にと逃げ出して、祖父の実家を訪れる…… と前半はこんな感じのありきたりと言ってしまえばありきたり(?)なストーリーなのかもしれませんが、楽しかったです。 とくに良かったのが後半のレナが、自分の不吉とされる緑の目と、母親の身分で、周りから誤解を受けることについて言った言葉が印象的でした。 たぶん魔女狩りとかが背後のテーマとしてあるのだろうと感じます。 結末も先が読めてしまうのですが、レナがどうなるのだろう、とは多々気になりましたし、児童文学らしい分かりやすい描写もとても勉強になりました。 レナが人形に救いを求めつつも、気を張って言うべきところはちゃんと発言するというのにも好感が持てましたし。 私のようなひねくれ者が読むのでなければ、たぶんもっと楽しめるお話だと思います(苦笑
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