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おれのおばさん の商品レビュー

3.5

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2025/01/11

一気読み、文体も読みやすく楽しい時間だった。 過酷な状況下で少年が大人になっていく話。少年が賢すぎ逞しすぎるけど小説だしいいか。 なんせおばさんがパワフルでカッコ良いのに人間臭くて好き。続きが読みたい

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2024/12/26

2024.12.23〜26 インスタのおすすめで見かけて。 主人公が、とても、勉強が出来るにしても、出来すぎている感じがした。それとも今の時代の子はこういうやつもの?と思ったら15年前の本だった。やっぱり、自分の事を客観的に見る事が出来すぎていると思う。 けど、おばさんのような人...

2024.12.23〜26 インスタのおすすめで見かけて。 主人公が、とても、勉強が出来るにしても、出来すぎている感じがした。それとも今の時代の子はこういうやつもの?と思ったら15年前の本だった。やっぱり、自分の事を客観的に見る事が出来すぎていると思う。 けど、おばさんのような人がいて、福祉を受ける人たちが幸せになれるといいし、問題になったクラスメイトたちのように、こういう人と触れてきっと何かを考える機会に出会える人がいる、っていうのはいいなぁ、と思った。 自由に生きてるように見えるおばさん。強い。 歳を取れば取るほど自由に生きるのが難しいと分かるし、若い頃よりは世間も分かって、やりたい事をするのが難しいと感じるけれど、おばさんのように生きられるのは幸せだと思った。 記録しようと検索したら、続きもあるみたいだから、読みたいな、と思う作品だった。

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2024/04/20

佐川さんの文体はやっぱり好きだ。 人間は脆いけど、つながった人間は強い。 人生の巡り合わせ、自分らしく生きること、権利と義務、不遇の中での幸せなど、人生色々を疑似体験させてもらえるような作品。

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2024/01/07

なかなかありそうにない設定ではあるが 主人公の「おれ」が 初めて会う「おばさん」を通して 成長していく姿に心揺さぶられた 親はなくても子は育つ どころか 親がない方が子は育つ のかもと思わせられた

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2023/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母に勧められた本。父親の犯罪により生活が変わってしまった中学生、陽介くんのお話。結構な生活の変化にも腐らず冷静に過ごしていく彼はすごい。理路整然と考えられる頭脳と諭してくれる友人、知人の存在は宝物だと思う。胸が苦しくなるような時も誰かがいると心強い。ハッピーエンドで安心した。 本棚登録のために検索したらシリーズになってたことを発見!やったー。続き読もう。

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2023/09/19

おれのおばさんシリーズの第1弾。平穏に暮らしてた両親と、おれ陽介は、父が浮気と横領をし逮捕された事で叔母が営んでいる養護施設で暮らす事になる。読みやすい文章と軽快な表現ですぐ読み終えた。続きが気になるところ。

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2023/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おばさんがかっこいい。児童養護施設は何かしら訳ありの子達がほとんどだが、主人公の葛藤と心の成長が微笑ましかった。 「人と人はお互いの何もかもを知らなくてもつきあっていけるのだし、だからこそいつか全てを知っても、それまでと変わりなくつきあい続けられるのだ」刺さる言葉でした。続編があるようなので読んでみたいです。

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2023/05/09

 佐川光晴さん初読でした。直前に読了した『世界地図の下書き』(浅井リョウさん)とともに、こちらも坪田譲治文学賞受賞作品。それも、児童養護施設が舞台である共通点も‥。  物語は、児童養護施設で過ごすことになった中学生・陽介の視点で描かれます。父親の単身赴任、浮気、横領に始まり、母...

 佐川光晴さん初読でした。直前に読了した『世界地図の下書き』(浅井リョウさん)とともに、こちらも坪田譲治文学賞受賞作品。それも、児童養護施設が舞台である共通点も‥。  物語は、児童養護施設で過ごすことになった中学生・陽介の視点で描かれます。父親の単身赴任、浮気、横領に始まり、母と姉(伯母)の確執など、これは酷いなぁという読み手の思いを他所に、陽介には悲壮感が感じられず、冷静な印象です。地位や収入に関心を寄せ、「俺は俺」と周囲と一線を引き、拒絶する覚悟さえ感じます。やや違和感?  並行して綴られる伯母の他を圧倒する現実離れな遍歴、型破りな性格・行動が半端ないです。更に、施設に関わる大人たちの様々な苦しい事情、同居する他の子たちの生育歴や苦悩‥。これらを通じて、陽介は自分の生き方を自問していきます。  でも、早熟そうでいても中学生は中学生。多くの人と関わり、本音で話すことで、陽介は人の失敗の裏側を考えられるようになっていきます。自身のことも含めて、人・物事を客観視できるのは、立派な成長でしょう。  タイトルもあって、主は陽介? おばさん? と怪訝に思いますが、関わった多くの人たちで、好影響を与えた筆頭が〝おばさん〟であることに間違いはありません。名セリフも多いです。  シリーズ化で4作あるとのことですが、周囲の人との関わりや成長譚はどう展開するんでしょう?  題材は陰鬱になりがちなものにも関わらず、爽やかな読後感でした。

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2022/12/15

父が横領事件で逮捕され、家族がバラバラになってしまった中学生、陽介の物語。 心揺れ動く時期に父親の裏側を知ってしまったことで、荒れてしまうのではないかと思っていたけれど、陽介の精神年齢は大人だった。 おばさんがやっている養護施設での生活やそこで出会った仲間たちとの関わり、経験が、...

父が横領事件で逮捕され、家族がバラバラになってしまった中学生、陽介の物語。 心揺れ動く時期に父親の裏側を知ってしまったことで、荒れてしまうのではないかと思っていたけれど、陽介の精神年齢は大人だった。 おばさんがやっている養護施設での生活やそこで出会った仲間たちとの関わり、経験が、陽介をより成長させていくものだと思う。 でも、このおばさんの存在が、何よりも陽介にとって大きな影響を与えるものなのだろうと思う。 中学生って、こんなにも色々なことを俯瞰して見ているのかな?とおもったところはあったけれど、大人が思うより、色々なことを考えているものなんだろうな。

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2022/07/19

元気がもらえる物語! 現実味感は薄いけれど、この様な環境を子供達に与えられる様な自分になりたいという思いを強くさせてくれる。

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