列島融解 の商品レビュー
警視庁情報官の著者の本。 細部まで調べたテーマを筋に肉付けして豪華にする作家というイメージがさらに強まった。 内容は、3.11を起因としたエネルギー問題を政治の観点扱う。主人公の小川(作者の濱嘉之?)の持論である、エネルギーの問題は国のあり様を決める経済政策、が根本にある。今...
警視庁情報官の著者の本。 細部まで調べたテーマを筋に肉付けして豪華にする作家というイメージがさらに強まった。 内容は、3.11を起因としたエネルギー問題を政治の観点扱う。主人公の小川(作者の濱嘉之?)の持論である、エネルギーの問題は国のあり様を決める経済政策、が根本にある。今後のエネルギー問題に対して、次世代エネルギーの状況、原子力の維持、国際的なエネルギー問題への取り組みを展開する。 ストーリーの終点は、この3.11を起因としたエネルギー問題に対する作者の考え方を主人公の小川の政治家業務に乗せてで展開する。 話の手法は、警視庁情報間の時と同じ。そのドメインにいるスーパーエースが、さっそうと、正義の元に、圧倒的知識と問題解決能力、コミュニケーション能力を駆使して活躍するというところ。 ただ、警視庁情報官とちがい、エネルギー問題という新しいジャンルに対しての啓蒙的な要素があった。 主人公がスーパーすぎる故、感情移入できなかったけど、これはねらいなのかなんなのか。
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原発事故を経た日本の採るべき指針が、自我自欲ではなく精神的にゆたかな未来(こどもたち)の姿に立脚して示されているのはうれしい。凛とした勇気が感じられる。
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公安や内調を経験した者にしか表現できないリアリティがあって非常に面白かったです。 実名は出て来ませんが、実在する人物が容易に特定できる書き方がしてあり、内容も実際に起こった出来事が盛り込まれているので何処までが事実なんだろうか?とワクワクしながらすぐに読み終わりました。 エネ...
公安や内調を経験した者にしか表現できないリアリティがあって非常に面白かったです。 実名は出て来ませんが、実在する人物が容易に特定できる書き方がしてあり、内容も実際に起こった出来事が盛り込まれているので何処までが事実なんだろうか?とワクワクしながらすぐに読み終わりました。 エネルギー政策の観点からみた日本の未来への提言が綴られています。恐らくこれは作者の強いメッセージではないでしょうか。
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エネルギー政策をめぐる政治家と企業人の奔走、中国との駆け引きを描いた小説。こういう社会主義とのせめぎあいは僕らの世代には早々書けないだろう。最後の政策論は、小説というより筆者のただの主張に聞こえてもったいない気がした。小説なんだから間々にちょいちょい小出しすればいいのに。
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タイムリーな内容だし、議員秘書の活動とエネルギー問題と公安問題について経験、土地勘、かなりの知識が無いと書けない小説だとは思う。公安と議員秘書については作者経歴に出てきているが、エネルギー問題についてはどのソースから得たのだろう?
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