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さよなら、手をつなごう の商品レビュー

3.1

37件のお客様レビュー

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2013/04/04

既発表の作品を集めた短編集。 初出が中高生向けの媒体だったものもあって、正直なところ物足りない感は否めない。 でもやっぱり、中村航さんの小説、好きだなぁ。 ほのぼのした恋人たちのやり取りとか、さりげないシュールな小ネタとか、「カルピコ」みたいなぜっっつみょーなネーミングとか。さ...

既発表の作品を集めた短編集。 初出が中高生向けの媒体だったものもあって、正直なところ物足りない感は否めない。 でもやっぱり、中村航さんの小説、好きだなぁ。 ほのぼのした恋人たちのやり取りとか、さりげないシュールな小ネタとか、「カルピコ」みたいなぜっっつみょーなネーミングとか。さりげなさすぎる故郷リスベクトとか。 本作に限らず、「さよなら」を描くのがほんとうに上手な作家さんだと思う。 さよならだけが人生なのかも知れないけど、さよならは悲しいだけじゃないでしょう。 だって「さよなら」の後には、「手をつなごう」がつづいているのだから。 そろそろ、長編の恋愛小説が読みたいです。

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2013/03/25

さすが中村航さん、としか言い様がない。さよならから始まってさよならで終わる。あったかくて切なくて、世界を包み込む力のある物語。ぱぐ、ぐぐぐがホッとして好き。辛くなったらまた読みたいなあ

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2013/03/24

青春時代の1ページを切り取ったような短編集。 でも、ホントに1ページという感じで物足りない。 『LOVE or LIKE』に収められている『ハミングライフ』のようなのを 勝手に期待しちゃったのがいけなかったんかなー。 あれは名作なんだけど。

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2013/03/24

「サヨナラだけが人生だろ?」 と聞くと、ひどく悲しいことのように思えますが 中村航が紡ぐサヨナラたちは相変わらず優しくてあたたかです。 (だから宮尾和孝の表紙もいつもながらすごくピッタリなの) 「さよなら」をモチーフにした短編集。 とはいえ、さよならにもさまざまな色があるわけ...

「サヨナラだけが人生だろ?」 と聞くと、ひどく悲しいことのように思えますが 中村航が紡ぐサヨナラたちは相変わらず優しくてあたたかです。 (だから宮尾和孝の表紙もいつもながらすごくピッタリなの) 「さよなら」をモチーフにした短編集。 とはいえ、さよならにもさまざまな色があるわけで、 悲しいブルーのさよならばかりではなく 虹色のさよならが詰まっています。 真っ白な新しい明日へ向かう「幻視画」 漆黒の宇宙にきらめく、 「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」 夕陽のオレンジと深緑のカエル「さよならマイル・ストーン」 懐かしい気持ちが甦るビビットカラーの「女子五編」 透き通ったブルーの「さよなら、ミネオ」 そして最後に可愛くてたまらない「ぱぐ ぐぐぐ」 サヨナラだけの人生でも、 それが虹色なら、悪くないかもしれません。

Posted byブクログ

2013/03/23

幻視画は、航さんらしいいつも雰囲気で安心した。 こういう日常の素敵感、本当に好きだ。 あとはさよなら、ミネオが秀逸だった。 自分の感じていたことと重なる部分があって共感できたし、意外な事実にやられたなあって思った。

Posted byブクログ

2013/03/23

短編集。幻視画、インターナショナルウチュウグランプリ、女子五編が特に好きな話だった。 キラキラとニヤニヤが楽しめる。でもそれだけではない色んな味わいがある一冊だと思う。

Posted byブクログ

2013/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中村航さんらしい、ホンワカする短編が集まっています。 基本的に過去に出たものを集めているので連携はないのですが、なぜか一連性を感じさせるところがあります。 恋愛ものというカテゴリになるのかもしれないけれど、そこまで恋愛話に偏る事もなく、学園ものほど熱くもなく、自分の過去の体験と照らし合わせて捉えて読めると思います。 いつもながら、宮尾カズさんの装丁画もいいです。

Posted byブクログ