さよなら、手をつなごう の商品レビュー
「幻視画」 二人でつくる部屋。 想像しながら必要なものを考え配置する間も、互いの事を更に知れる楽しい時間なのかもしれないな。 「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」 幼い頃の拙い計画。 子供ながらに必死に考えたものだったのだろうが、発送は面白いだろうが現実味のないものだろ...
「幻視画」 二人でつくる部屋。 想像しながら必要なものを考え配置する間も、互いの事を更に知れる楽しい時間なのかもしれないな。 「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」 幼い頃の拙い計画。 子供ながらに必死に考えたものだったのだろうが、発送は面白いだろうが現実味のないものだろう。 「さよならマイルストーン」 願いを叶える代償。 気分が高揚していたのもあるが、どれだけ大切なものか理解していないから簡単に差し出せたのだろ。 「女子五輪 -UDON KINGが採譜した五つのメロディー-」 【その一】 あれだけあるヒントの内容が当てはまることばかりだと、もしかしたらと思うのも仕方ないだろうな。 【その二】 いくらブームだとしても、短期間で同じ相手からチームの数人が告白されていたら複雑な気持ちだろ。 【その三】 いじられキャラだったとしても、悪意などなくクラスに馴染めるような立ち位置だと嬉しいだろうな。 【その四】 隣の席だったから聞こえたのか、それとも皆の叫び声に負けないほど大きな声で想いを口にしたのか。 【その五】 こんな時だったからこそ何も考えずに答えた言葉だったのだろうが、一生大切にすべき想いだろうな。 「さよなら、ミネオ」 一人が創り出した。 心を支えるために仕方がなかったとはいえ、幻影に全てを託して過ごす日々は気楽で楽しかったろう。 「ぱぐ、ぐぐぐ」 ぱぐすぱーりんぐ。 付け焼き刃で闘おうとしても相手は本気なのだから、そんな簡単に白星をあげることはできないだろ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ラストの絵本も含む6編の内、2編は初出が児童書だったものが収録されている。 初期の中村航色は薄めかも。 『インターナショナルウチュウグランプリ』一番好き。子供の頃の夢を叶えられる人って実は少ない。本当に宇宙に行ったのはぶっちーだけど、他の面々にも宇宙を夢見た頃の名残りがあるのが素敵だった。 『幻視画』短いけど爽やか。物語の入口にうってつけの作品。 『さよならマイルストーン』初出は児童書(集英社みらい文庫)。結局魔法なんか無くても蒼くんは元々佳代の事が好きだったようにも思える。『女子五編』ティーン誌のモデルさんたちへのインタビューを経て生まれた作品。初出は児童書。20代後半の初読時は合わないと思ったが、30超えて再読すると彼女らの青春が微笑ましく思えた。私もこんな学生時代を送りたかった! 『さよならミネオ』私はこっちの青春だった。著者があまり書かないタイプの主人公だ。“僕”はミネオの別の“人格”なのか、それとも別の“存在”なのかどっちだろう? 『ぱぐぐぐぐ』かわいい。
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何番目か忘れたけどユニバのジェットコースターに乗る話大好き 未だに読むたびキャーーって霧散しちゃう 内容的には中学生向きくらいかなー文体がやや幼かったです 付き合ったそれからについてはあんまり書かれていなかったはず 恋に恋してる、夢に夢見てるような話が多かった(それが悪いという話...
何番目か忘れたけどユニバのジェットコースターに乗る話大好き 未だに読むたびキャーーって霧散しちゃう 内容的には中学生向きくらいかなー文体がやや幼かったです 付き合ったそれからについてはあんまり書かれていなかったはず 恋に恋してる、夢に夢見てるような話が多かった(それが悪いという話では全くない) すーっごい微笑ましい よかった
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2019/8/30 中村航さんの作品は結構呼んでるつもりですが、こういうライトな感じの話も書くんだなあという印象です。 現代を生きる女子の中学生や小学生に焦点を当てて書かれた日常を切り取ったかのような短編が収録されています。 中学生というはっきりいって結構むちゃくちゃというか訳わ...
2019/8/30 中村航さんの作品は結構呼んでるつもりですが、こういうライトな感じの話も書くんだなあという印象です。 現代を生きる女子の中学生や小学生に焦点を当てて書かれた日常を切り取ったかのような短編が収録されています。 中学生というはっきりいって結構むちゃくちゃというか訳わかんないような、でも変なことで面白かったり、どうでもいいことでつまずいたりするような成長期の時期にいろいろなことを感じる年の頃ですが、それがありのままに表現されているような気がしました。 今まで読んできた話は大人に焦点を当てた恋愛の話が多い印象だったので、なんだか意外な感じがしましたが、スラスラと読み進められていいなと思います。
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中村航さんの小説は初めまして。好きなイラストレーターさんの絵がいつも表紙で気になってた! ほのぼのする短編集。 続きが気になるところで終わってる話が多かったので少し物足りなさも感じてしまった。
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中村航のさよならをテーマにした短編集。 この人は日常のなかをきりとるのが上手い。この短編のなかではインターナショナルウチュウグランプリが一番良かった。そして最後のパグのマンガ?がとても微笑ましかった。
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五篇から構成される短編集。最後には、可愛い漫画が掲載されている。淡い恋の物語から、青春小説まで、大人が読めば懐かしい想いが巡るだろう。甘酸っぱい香りを肺腑の奥まで吸いこめる作品だった。
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1ページも読まないうち「ああ、中村航だ」。 何でしょうね、特別特徴のある文体でもないのですが、全体の雰囲気が中村さんなんです。 文庫書き下ろしの短編集です。 「幻視画」「さよならマイルストーン」「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」「女子五編――UDON KINGが採譜した...
1ページも読まないうち「ああ、中村航だ」。 何でしょうね、特別特徴のある文体でもないのですが、全体の雰囲気が中村さんなんです。 文庫書き下ろしの短編集です。 「幻視画」「さよならマイルストーン」「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」「女子五編――UDON KINGが採譜した五つのメロディ――」「さよなら、ミネオ」「ぱぐ ぐぐぐ」 ごく短い心象風景だったり、おとぎ話風だったり、辛いいじめの物語だったり、色々あるのですが、ともかくも優しく純粋な物語たち。 なんだか読むのが恥ずかしくなるのですが、それでも好きなんです。 最後の「ぱぐ、ぐぐぐ」は絵本です。
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短編集 恋とか友情とか、人の人生とかのお話かな。 読んだあと、ちょっと心が温かくなるおはなしばっかり。 面白かった。
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短編集なんですが、中村氏らしいほのぼのとした可愛らしさが少なかった。 登場人物の中心が小・中学生だったからかも。 やや期待ハズレでした。
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