私だけのふるさと の商品レビュー
毎日新聞夕刊に、2008年から2012年の間に連載されていた、作家さんのふるさとの紹介が、須飼秀和さんの絵とともにまとめられた本。 私はあまり多くの作家さんを知らないけれど、作家さんの想像力は、たしかに生まれ育った環境の影響を受けているんだろうと思う。その記憶について少し教え...
毎日新聞夕刊に、2008年から2012年の間に連載されていた、作家さんのふるさとの紹介が、須飼秀和さんの絵とともにまとめられた本。 私はあまり多くの作家さんを知らないけれど、作家さんの想像力は、たしかに生まれ育った環境の影響を受けているんだろうと思う。その記憶について少し教えてくれる機会はあまりないから、興味深かった。あらためて、作家さんの描くストーリーの情景と、私が読んで描くものは、まったく異なるものなんだということに気付いた。 もちろん読み手それぞれがそれぞれの想像を持つのだけれど。 場所もだけど、世代の違いも大きい。そんな幼少期を経験した友だちはいないし。 ‥ ふるさと、と呼べるような空間も、減ってきていると思う。 都市化すると記憶も想像力も均一化するのかな。大人になってから逆移住みたいな流れがもっとできたりするのかな。ふるさと納税化するふるさとの行方は…。
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わたしは東京生まれ東京育ち、おまけに祖父母も親戚も皆東京なので故郷的なのにすごく、ものすごく憧れて育ちました。同じく道尾秀介さんが東京生まれなようで、故郷って田舎なのが全てじゃないなーと今更ながらはっとしたり。好きな作家さんたちのそれぞれのふるさと、楽しかったです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
様々な顔ぶれの作家40人が、それぞれの幼少期の思い出や故郷を綴った回想集。 故郷での暮らしが直接今の仕事に繋がっていたり。 有川浩さんは高知県出身。「県庁おもてなし課」を読むと故郷への思いを感じられる。そして小学校の時担任の先生がお話を書く「物語クラブ」というのを作ってくれたらしく、そこで文章を人に見せることを初めて意識したとのこと。それが今の原点になっているようだ。 自分は生まれてこのかた東京のため、故郷の持ちネタとか全くないので、少しうらやましかったりする。方言使う友達とか可愛いな、と思うしね。 須飼秀和氏の挿画が結構味があって良かった。ここは、カラーにして正解だったね。
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作家が生まれた故郷について語っているという ただそれだけの内容。 その人の主観だけ、とはいえ、何だか行きたくなってしまうような そんな気分にさせてくれます。 北は北海道、では南は沖縄? と思ったら九州どまり。 頼める人に沖縄の作家さんがいなかったのでしょうか? その代わり(?)...
作家が生まれた故郷について語っているという ただそれだけの内容。 その人の主観だけ、とはいえ、何だか行きたくなってしまうような そんな気分にさせてくれます。 北は北海道、では南は沖縄? と思ったら九州どまり。 頼める人に沖縄の作家さんがいなかったのでしょうか? その代わり(?)国外が…。 これはこれですごいです。 ほぼ、と言っていいくらい絵もついていて それがそこに行ったかのような、そんな錯覚を させてくれるのかもしれません。
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「絵」がすばらしい 一葉ずつゆったり見ているだけでも楽しい その一葉のそれぞれに ゆかりの作家さんたちの「文」が寄り添ってくれている もちろん、「絵」が寄り添っているという読み方もできますよね。 そして 幼い日のことが描かれた「文」「絵」はたまらなく愛しい ぜひ 続編を出しても...
「絵」がすばらしい 一葉ずつゆったり見ているだけでも楽しい その一葉のそれぞれに ゆかりの作家さんたちの「文」が寄り添ってくれている もちろん、「絵」が寄り添っているという読み方もできますよね。 そして 幼い日のことが描かれた「文」「絵」はたまらなく愛しい ぜひ 続編を出してもらいたいものです。
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それぞれの故郷についての思い出のショートエッセイなんだけれど、新聞に連載できる長さのせいか、短すぎてどうにも目が滑る。好きな作家さんや興味のある作家さん以外は読みにくい。 ふるさとのほかにもう1テーマくらい絞られていると読みやすかったんじゃないかしら。
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いや、これは、めっちゃいいです!とりあえず、好きな作家さんのとこだけ読もうと思っていたのですが、最初から一気に読んじゃいました。というか、読まずにはいられませんでした!いやー、堪能、堪能。大満足です♪
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いろいろな作家の方々が、自分の故郷に ついて書いたエッセー 挿絵が気になったので買って読みました。 内容はともかく。すぐ読めます。
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