世紀の空売り の商品レビュー
サブプライムローン債、CDOやCDSなど、これまで聞いたことはあっても分かっていなかったことがよく理解できた。読み物としてもある程度面白かった。ただ、翻訳書としての不自然な日本語や表現があり読みにくい部分もある。
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リーマンショックの頃、私は小学生だったので言葉は聞いたあるし、様々な株のチャートが凹んでいるのは見たことがあるが深く理解できたのはこの本が初めてだった。 人類が生み出した資本や株式市場などの虚構の世界で正気とは思えない錬金術を考え、さらに多くの人は疑うこと・考えることを諦めた。...
リーマンショックの頃、私は小学生だったので言葉は聞いたあるし、様々な株のチャートが凹んでいるのは見たことがあるが深く理解できたのはこの本が初めてだった。 人類が生み出した資本や株式市場などの虚構の世界で正気とは思えない錬金術を考え、さらに多くの人は疑うこと・考えることを諦めた。 いつになるか分からないが必ずまた市場がパニックになる時が来ると考える。それはリーマンショックよりも前から起きている負の連鎖として。 人間の過ちは、大きな軌道修正をしないとまた同じ軌道に戻ってしまうのが、常であると思う。2026年の中東情勢も振り返れば9.11や湾岸戦争、イラン・イラク戦争が背景にあり反省をしてこなかった代償である。
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●2025年3月3日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。 「2008年のサブプライムローンに起因する不動産バブルの崩壊に賭けた投資家たちにスポットライトを当てたノンフィクション作品。大手金融機関が先導して作り上げたバブルの危うさや商品の不透明性がわかりやすく描かれており...
●2025年3月3日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。 「2008年のサブプライムローンに起因する不動産バブルの崩壊に賭けた投資家たちにスポットライトを当てたノンフィクション作品。大手金融機関が先導して作り上げたバブルの危うさや商品の不透明性がわかりやすく描かれており、私のような金融に疎い人間でも当時の時代背景を理解しやすい。リーマン・ショックについて知識を得たい方にもおすすめの作品です。#読書 #ノンフィクション」 ●2025年3月26日、メルカリで「狂いのすすめ」他、計5冊を購入させてもらった方が他に出品してる本。この本と「知識ゼロからお金持ち塾」の2冊セット666円。 Amazonレビュー「おもしろい2021年7月13日に日本でレビュー済み。映画の「マネーショート」「ウルフオブウオールストリート」「マージンコール」などが面白かったので本書を手に取った。」
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リーマンショックを理解する上で、これほどとっかかりやすい本はない気がする。小説なのでコーンウォールキャピタルなどで一部脚色はあるが(続 マーケットの魔術師に本人インタビューがある)、とにかく読みやすい。これを読んでなかったら、CDSとか全くわからんかったと思う。
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投資の世界を小説で勉強しようと思い読んだ。でもサブプライムのCDOのCDSという特殊分野で一般的な勉強にはならず。1回目は流れを追うだけだったが、すぐ2回目読んだら結構コンパクトでわかりやすかったことに気付いた。描き方も巧みで「もう一度言ってもらえますか」(p252)や「ゼロ!」...
投資の世界を小説で勉強しようと思い読んだ。でもサブプライムのCDOのCDSという特殊分野で一般的な勉強にはならず。1回目は流れを追うだけだったが、すぐ2回目読んだら結構コンパクトでわかりやすかったことに気付いた。描き方も巧みで「もう一度言ってもらえますか」(p252)や「ゼロ!」(p272)など劇的で良い。東江一紀の翻訳が自然でさすがというのもある。普通に良くできた小説。 でもこれが作り話でなく2007年に実際に起きたことというのは笑えない。著者は金融危機の源を1981年にソロモン・ブラザーズが合資会社からウォール街初の上場企業に転じ財務上のリスクを株主に転嫁したこと、つまり投資銀行側の問題としている。しかし一般庶民の強欲や無責任が集まって投資銀行を動かしていたと考えれば、源は一般庶民ひとりひとりではないか。 ・一軒めを買ったあと、その家が値上がりし、貸し手がやってきて、二十五万ドルの新規貸し付けを提案したからだ。姉妹はその資金で二軒めの家を買った。すると、その家も値上がりしたので、同じ試みが繰り返された。「五軒めを買い終えたころから、市場が下落を始めて、ローンの返済がまったくできなくなったらしい」(p180) 他におもしろかったのは以下。 ・『そこをもっと詳しく、標準語で説明してもらえます?』とか。そう突っ込んでおくと、いくつかためになることが聞き出せるんです。まず相手が自分のしゃべっていることをわかっているかどうか、はっきりしますね。(p59) ・ジョン・マックが、ハーウィー・ハブラーの冒していたリスクの内容を知る者が、行内にはほかにひとりもいなかったという事実を明言することなく言おうとしていたのは、ハーウィー・ハブラーの冒していたリスクの内容を知る者が、行内にはほかにひとりもおらず、ハーウィー・ハブラー本人も知らなかったということだった。(p375) ・みずほ証券は、いまだにみずほにしかわからない理由で、アメリカのサブプライム債権を扱う賢いトレーダーという体裁を身にまとい、モルガン・スタンレーの手から、サブプライムに裏付けされたCDOを十億ドルぶん受け取った。(p370)
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CDOを取引するために努力した人たちの話や、AIGがリスクを負っているため証券会社は悠々と取引を売っていた話、何億ドルの取引をしても全然動かない取引値といった個別の内容は面白かったが、詳細な内容は書かれていないし、全体的にわくわくする部分が少なめ。それでも読ませてしまうのは原作者...
CDOを取引するために努力した人たちの話や、AIGがリスクを負っているため証券会社は悠々と取引を売っていた話、何億ドルの取引をしても全然動かない取引値といった個別の内容は面白かったが、詳細な内容は書かれていないし、全体的にわくわくする部分が少なめ。それでも読ませてしまうのは原作者と翻訳者の腕な感じがします。 当時の雰囲気を知るために読むような本。
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映画を先に見ていたので、話が理解しやすかった 事実は小説よりも奇なり...! ビル・ミラーとアイズマンが話すシーンとか、そんな出来すぎたことが起こるかねっていう気持ちになった マイケル・バーリが気の毒すぎた、懸命すぎた余りに非難されるなんて、現代の魔女狩りじゃんね 金融業って...
映画を先に見ていたので、話が理解しやすかった 事実は小説よりも奇なり...! ビル・ミラーとアイズマンが話すシーンとか、そんな出来すぎたことが起こるかねっていう気持ちになった マイケル・バーリが気の毒すぎた、懸命すぎた余りに非難されるなんて、現代の魔女狩りじゃんね 金融業ってひっどいなあと思ってしまった、、、
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マイケル・ルイスの本、はじめて手に取りましたが、予想をはるかに超えて面白かったです。2008年に引き起こされる世界金融危機の発端となるサブプライム・モーゲージ債。これが貸し手の金融機関と借り手(所得の低い米国人)の間だけでしたらここまで被害は大きくならなかったのでしょうか、いわゆ...
マイケル・ルイスの本、はじめて手に取りましたが、予想をはるかに超えて面白かったです。2008年に引き起こされる世界金融危機の発端となるサブプライム・モーゲージ債。これが貸し手の金融機関と借り手(所得の低い米国人)の間だけでしたらここまで被害は大きくならなかったのでしょうか、いわゆる投資銀行と呼ばれる連中が、錬金術をはじめるわけです。しかもタチが悪いのが、錬金術をはじめた投資銀行のトップが、事態を全く理解しておらず、S&Pなどの格付け機関もその金融商品(CDSやCDO)について理解していないのです。 本書では、この錬金術に気づいた極めて少数派の人々が、その人物像も含めて丁寧に描かれており、とても興味深く読みました。また複雑な金融商品についても、素人にもわかりやすい説明がされているので、すらすら読めました。本書にも書かれていますが、金融機関の人々は、あえてわかりづらいネーミングをします。ですから金融商品の名前は額面通りに受け取るのではなく、自分で名称をつけてしまう方が賢いやりかたでしょう。米国の投資銀行、そして格付け機関も共犯者と言っていいと思いますが、世界経済を破綻寸前においやった人々の実話と、それに立ち向かった(逆張りした)少数の人々(本書の主人公)の物語は、これからも語り継がれていくべきだと思いました。
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GFCの爆心地がどこだったのか、なぜあそこまでの金融危機となり得たのか、世間に逆行して住宅市場をショートできた賢人たちがどのようにその決断に至ったのか… それらが非常にわかりやすく、かつ飽きずに読み続けられる良書だと思います。 市場が間違っていて自分は正しいと確信できるだけの分...
GFCの爆心地がどこだったのか、なぜあそこまでの金融危機となり得たのか、世間に逆行して住宅市場をショートできた賢人たちがどのようにその決断に至ったのか… それらが非常にわかりやすく、かつ飽きずに読み続けられる良書だと思います。 市場が間違っていて自分は正しいと確信できるだけの分析力と、莫大なショートポジションを維持したその胆力は想像を絶するものがありました。
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サブタイトルに「賭け」の文字が見えるけれど、実際に読んでみると賭けでも何でも無くて常識的な行動をしていたんだなぁという印象を持ちました。 結局、原因をつくった人たちが破綻後も得をしていたというのもちょっと意外。みんなそろって損していると思っていたのに。 時系列で描かれているの...
サブタイトルに「賭け」の文字が見えるけれど、実際に読んでみると賭けでも何でも無くて常識的な行動をしていたんだなぁという印象を持ちました。 結局、原因をつくった人たちが破綻後も得をしていたというのもちょっと意外。みんなそろって損していると思っていたのに。 時系列で描かれているので、登場人物の出入りが激しい印象が有り、登場人物一人一人の行動の把握が難しいと思いましたし、サブプライム関連の用語が一部難しくて理解できていないところもありましたが、全体的に見れば楽しめたと思います。 結局あの経済危機は何だったのかを把握するには良い本だと思いました。
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