報復連鎖 の商品レビュー
ストーリーの詳細は複雑で理解しきっていないが、捜査手口の細かな描写がリアルな感じで楽しい。そして、正義が勝つところが良い。
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報復連鎖 警視庁公安部・青山望。濱嘉之先生の著書。元警察官である濱嘉之先生ならではの臨場感あふれる小説。恐ろしい事件、複雑に絡み合った組織関係や人間関係。フィクションだけれどフィクションではなく現実世界の話のように惹き込まれてしまう一冊です。警視庁公安部に青山望のような人間が本当...
報復連鎖 警視庁公安部・青山望。濱嘉之先生の著書。元警察官である濱嘉之先生ならではの臨場感あふれる小説。恐ろしい事件、複雑に絡み合った組織関係や人間関係。フィクションだけれどフィクションではなく現実世界の話のように惹き込まれてしまう一冊です。警視庁公安部に青山望のような人間が本当に存在していたら、さぞや頼もしいことでしょうね。
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大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で凶暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復…。
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青山望第3弾。築地市場に大間から届いた死体。半グレ、チャイナマフィア、複雑な関係を青山が暴く。結構詳しく書いてあるので説明も多く難しく感じるところもあるが、興味深い。謎が残ってるし、これは続くのかな。いやしかし、相変わらずスーパーヒーロー大活躍ばかりだな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本はスパイ天国だとよく言われる。 日本における最高刑は言うまでもなく死刑だ。 けれども刑法における条文のほとんどには「死刑又は〇〇に処する」か、「死刑若しくは〇〇に処する」と明記されている。 「外患誘致罪」のみが「死刑に処する」と言い切った表現になっている。 では「外患誘致罪」とは何か。 外国と通牒して日本国に対して武力を行使させた者に対する処罪である。 他国の人間が日本においてスパイ活動を行うのとは根本的に違う。 似た例は過去にもある。 戦時中に現在の中国において中国人李香蘭として活動していた山口淑子さんは、漢奸容疑で捕らえられたが日本人であることが証明され国外追放処分となった。 同時期に日本人川島芳子として活動していた愛新覺羅顯しは、戦後に漢奸として逮捕され銃殺刑となった。 いずれの国も祖国に害を及ぼす人間に対しては厳しい態度をとるということだろう。 ニュースなどで国益を損なうような行為…キャッチオール規制に抵触するものを輸出した企業がたまに話題になることがある。 利益優先の企業が実際に存在するということになる。 物語は冷凍マグロとともに男の遺体が築地に運ばれたことから始まる。 登場するグループの描写に、「あれ?これってこの間までテレビで騒がれていたグループのことじゃ…?」と連想したくなる場面も多かった。 日本の犯罪は年々凶悪化しているような気がする。 短絡的に命を簡単に奪っていく。 何の抵抗も感じることなく他人を傷つける人たちが増えているのだろうか。 ほんの一部の人たちだけなのだと、特異な存在なのだと思いたい。 中国マフィアが登場し、さまざまな中国に対するエピソードが語られる。 社会情勢、経済構造など興味深かった。 とても近いはずなのに、とても遠い国。誰かがそんな表現をしていたことを思い出す。 著作権が守られることもないし黄色いガンダムには心底笑ってしまった…不思議な国といった印象だ。 事件は一応の結着をみる。 しかし真の解明には至らない。 次作「機密漏洩」ですべてが明かされるのだろう。 すっきりとしないまま本を閉じた。
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濱嘉之の本は、公安の様相がよくわかるので、 気に入って 読んでいるが、 今回の『報復連鎖』を読んで、物語になっていないなぁ という 感じですな。 作者が説明をせざるを得ないと思い込んでいて、 説明することに、終始している。 ヤクザ 岡広組 そして チャイニーズマフィア。 香港系...
濱嘉之の本は、公安の様相がよくわかるので、 気に入って 読んでいるが、 今回の『報復連鎖』を読んで、物語になっていないなぁ という 感じですな。 作者が説明をせざるを得ないと思い込んでいて、 説明することに、終始している。 ヤクザ 岡広組 そして チャイニーズマフィア。 香港系と東北系。東北系は、残留孤児が核になっている。 暴走族上がりのグループ。 盗難自動車が、商売のベースに。 神宮寺武人が アタマが良さそうに悪のにおいをさせる。 勢力争いから 始まるのであるが 大間から内蔵を えぐり出された 死体が マグロ箱に、 詰められて 築地まで 送り届けられてきた。 青山を中心としたカルテット。 それを描こうとするが故に 焦点がぼける。 一体誰が 中心? 佃が 結構 おもしろいのだ。
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さすが公安をしっているだけあり、リアリティがある。個人的には公安しらないからリアリティがあると感じさせるが正確かも。これを機会に公安関係の本を読もうかな
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うーん。これってなにか解決したのか? それにしてはあっさりだなー。どなたかが書いてらしたけれど、「事件調書を読んでいる感じ」という表現がしっくりくる。中途半端な人間ドラマ、伏線がなんともなー。消化不良。
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事件の展開や捜査の進み様はいつもどおりスムーズで、青山の能力が際立つところは相変わらずではある。 ただ、この連作を読んで知らぬ間に頭に入っている知識が、日常の報道等を考察するにあたってかなり有用なものであることが、最近わかってきた。 もう一度シリーズを読み直すのもいいかもしれ...
事件の展開や捜査の進み様はいつもどおりスムーズで、青山の能力が際立つところは相変わらずではある。 ただ、この連作を読んで知らぬ間に頭に入っている知識が、日常の報道等を考察するにあたってかなり有用なものであることが、最近わかってきた。 もう一度シリーズを読み直すのもいいかもしれない。 知識習得のために。
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【絶好調「文庫書き下ろし」シリーズ、待望の第3弾】青山と同期たちは異動で所轄の課長に。そこで直面したのは、凶悪化した「半グレ」元暴走族集団と中国マフィアが絡む裏社会だった。
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