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シチュエーションパズルの攻防 の商品レビュー

3.2

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2017/09/11

これは好みではなかった。 とはいえ文章自体は読みやすかったし、 いわゆる「ウミガメのスープ」への挑戦は 興味をひかれたし、というわけなので、 機会があれば別作品読んでみるかも。

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2017/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ライとなパズル。 探偵役である珊瑚朗先生が粋。単なる謎解きではなく、そこに誰もが素敵に見えるような、そんなオチをつけてくれる。 銀座のバーを舞台にしているだけに、男女の話も出てくるが、あくまでも軽やかで、珊瑚朗先生が女性を立てる姿が良い。 それに比べると真実にこだわる主人公のボーイはまだまだ青い。 続編があるようだが、取り敢えずお腹いっぱいになった。

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2019/09/03

バーを舞台にした安楽椅子探偵ものです。「事件」の顛末も気になりますが、作家の珊瑚先生と他の常連客との会話もなかなかに魅力的で、ヒントを探すのも忘れて引き込まれてしまいます。終盤では主人公も推理を披露しますが、果たして珊瑚先生のお眼鏡にかなったでしょうか。次の巻も楽しみです。

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2016/01/31

竹内真による、安楽椅子探偵の連作短編集。 舞台は文壇バーで、探偵役はミステリ作家。 タイトルから少し捻ったものを想像するが、中身は古典的で割りとストイックな安楽探偵もの。ただし書き口はライトで読みやすく、登場人物も喜劇的な雰囲気にマッチしてるので、負担なく読める。 表題作は気には...

竹内真による、安楽椅子探偵の連作短編集。 舞台は文壇バーで、探偵役はミステリ作家。 タイトルから少し捻ったものを想像するが、中身は古典的で割りとストイックな安楽探偵もの。ただし書き口はライトで読みやすく、登場人物も喜劇的な雰囲気にマッチしてるので、負担なく読める。 表題作は気にはいったが、求めていたものとは少し違った。 3+

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2016/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

竹内真という名前は聞いたことがなかったが,本屋さんでたまたま見つけて,裏表紙に載っている解説を見て購入した作品。5つの収録作品からなる短編集。登場人物などは共通だが,北森鴻の共犯マジックや,若竹七海のぼくのミステリな日常のように,全ての短編を通した謎が存在するわけではない。いわゆる,日常の謎系のミステリであり,探偵役は,辻堂珊瑚朗というミステリ作家である。銀座に辻堂珊瑚朗やライバル作家である藤沢敬五が訪れるバーが存在し,主人公は,そのバーのママである佐貴ミーコの甥である大学生。バーに務めるホステスが目撃する拉致事件の真相を辻堂珊瑚朗が推理する話(1話:クロロホルムの厩火事),銀座の伝説となっているホステスの話(3話:ダブルヘッダーの伝説),佐貴ミーコと辻堂珊瑚朗が出会ったときの絵画消失事件の話(4話:クリスマスカードの舞台裏)などがあるが,表題作となっているシチュエーションパズルの真相が白眉。叙述トリックなどを利用したトリッキーな話の方が好みだが,こういうシンプルで軽い謎解き作品も面白い。主人公も含めて,佐貴ミーコ,辻堂珊瑚朗,藤沢敬五と,どの登場人物もややキャラクターが弱い気がするのが残念。しっかりキャラクターが描けていれば,設定は面白いので,もっと面白い作品になったと思う。★3つで。

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2015/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文壇バー「ミューズ」で大御所ミステリー作家辻堂珊瑚朗が披露する推理をミューズのアルバイト店員僕の視点で描く安楽椅子ミステリー、・・・ミステリー?う〜ん、ミステリーの分類に入るのかな?まあ確かに推理はしてますが、「謎」といってもそんなにたいした「謎」でもないような気が。軽く読んで楽しむにはいいけど、ミステリーとはちょっと違うかな。

Posted byブクログ

2023/02/27

銀座の文壇バー「ミューズ」で示される謎。それを解き明かすのは大御所作家の辻堂珊瑚朗だった。 何から何まで芝居がかった雰囲気で語られていきます。まず舞台設定からそうですし、サンゴロウ先生のキャラクター設定も今時それってありかと思えるほどの感覚。そんな舞台設定だからこそ盛り上がれる謎...

銀座の文壇バー「ミューズ」で示される謎。それを解き明かすのは大御所作家の辻堂珊瑚朗だった。 何から何まで芝居がかった雰囲気で語られていきます。まず舞台設定からそうですし、サンゴロウ先生のキャラクター設定も今時それってありかと思えるほどの感覚。そんな舞台設定だからこそ盛り上がれる謎とその解明なのかも。 サンゴロウ先生が語る「真実」に納得しかねる部分も多いのですが、この舞台でこの状況で語られることによってのみ「真実」足り得るのでしょう。

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2013/09/03

積読解消!半年寝かせて、数時間で読んじゃった。短編連作ならではの軽快さ、大人が若者を導く流れが楽しい。何より初めて読む作家さんで、楽しく読めた。

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2013/04/06

面白かった。 ほとんどすべての話が、バーの中で進んでいくんだけど、 それこそストーリーや謎が面白いからこそ、この味が出て面白い。 トリックがどうこう、謎がどうこうっていうのが、 なんとなくどうでもいいような雰囲気に持っていってるところもいい。 辻堂珊瑚朗の雰囲気そのまま、この本自...

面白かった。 ほとんどすべての話が、バーの中で進んでいくんだけど、 それこそストーリーや謎が面白いからこそ、この味が出て面白い。 トリックがどうこう、謎がどうこうっていうのが、 なんとなくどうでもいいような雰囲気に持っていってるところもいい。 辻堂珊瑚朗の雰囲気そのまま、この本自体の雰囲気って感じでした。 続きでたら買います。

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2013/03/04

ストーリーの中心たる辻堂珊瑚郎というキャラの性格から、少々好き嫌いが分かれる作品だと思う。読者への挑戦が伺える書き方で、ミステリーとしての読み応えはある。個人的には結構気に入りました。

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