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教養としての経済学 の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2023/09/30

一橋大学経済学部編『教養としての経済学』有斐閣 読了。同学部の教員らによるエッセイ集。経済学を学ぶ意義・楽しみ・喜びが詰まっている。いい意味で玉石混淆なところもまた面白い。この先生の講義を受けてみたいなあとか。副専攻ながら経済学も修めた端くれとして、関心ある方には一読を勧めたい。

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2022/04/16

有斐閣編集部の新入生におすすめする本より。経済学の入り口としてはいい感じ。時事ネタは流石にちょっと古いけど。統計の勉強をしたり自由論を読んだりしたくなった。

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2021/12/08

もし大学生の初期若しくは高校生の時にこの本と出会っていたら、と思ってしまう。 その道のプロ達が、「自らの専門に基づきながらも、自らの専門から離れつつ」、「経済学に対してまったく白地な若者に向かって、経済学を語る」この本はとても知的好奇心をくすぐられるものでした。 下手な入門書より...

もし大学生の初期若しくは高校生の時にこの本と出会っていたら、と思ってしまう。 その道のプロ達が、「自らの専門に基づきながらも、自らの専門から離れつつ」、「経済学に対してまったく白地な若者に向かって、経済学を語る」この本はとても知的好奇心をくすぐられるものでした。 下手な入門書より、まずはこれを読むべきだと思いました。

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2021/07/12

2000年初頭に給与水準が上がらなかったのは、デフレとグローバル化による国際競争の激化のため。 その前は、労働時間の削減があったため、給料が上がらなくても納得感があった。 TPPの反対論が根強いのは、損失を被る人は一人当たりの損失が大きいが、恩恵を被る人は、一人当たりは少ないの...

2000年初頭に給与水準が上がらなかったのは、デフレとグローバル化による国際競争の激化のため。 その前は、労働時間の削減があったため、給料が上がらなくても納得感があった。 TPPの反対論が根強いのは、損失を被る人は一人当たりの損失が大きいが、恩恵を被る人は、一人当たりは少ないので、政治力を持てるから。 1982年のメキシコ危機で、メキシコは、シティバンクから返済削減を勝ち取った。「国が商売を足t無用なことはない、苦にのインフラがなくなることはない、国民がモノを作る能力が消えることはない。」しかし、強制取り立てはできない。返さないほうがマシだと思えば国家は破綻する。 あなたが銀行から100ポンド借金するとそれはあなたにとってやっかいな問題だ。 あなたが銀行から100万ポンド借金すると、銀行にとって問題だ。(ケインズ) あなたが10億ポンド借りると、みんなにとってやっかいな問題だ(エコノミスト) 貧困層への政府による融資プログラムは大半は失敗に終わった。 マイクロクレジットは、連帯保証によるグループ借入精度。質の良い借り手が自動的に選別できる。=最貧困層が締め出された。 ここ20年で高卒で就職することは難しくなった。求人数が少なくなっている。大企業の生産現場がなくなった。 日本は罹患率が低いために死亡率が低い。 中国が勝ってくれれば資源、そうでなければゴミ。 パレード改善=誰の効用も下げずに、誰かの効用を挙げられる場合。それ以上向上できない場合をパレード効率的。ひとりそう取りでもパレード効率的になる。 格差と衡平=他人をうらやましいと思わない配分=無羨望配分が好ましい。 上海の租界は、所有権が明確で中国政府から治外法権があった。外国人名義で多くの中国人が所有していた。居住者も中国人が多かった。 中国の金融機関は伝統的に短期融資が多く、製造業の育成には向かなかった。 熱海の大湯の湧出量が減少すると他の温泉が急増した。 アダムスミスとマールマルクスの中間にジョンスチュワートミルがいる。『経済学原理』『自由論』 日本語話者が中国語を学ぶ場合、漢字はメリットでもありデメリットでもある。漢字に頼る。 GDPのGROSSには、固定資本減耗を含む、GNPのNETには、固定資本減耗を含まない。

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2020/08/04

大学生向けか。読み応えはあったが、得られる部分は少なかっただろう。 8年前のものなので、その当時の話題が多く、歴史に興味があるか、起きた事例を遡ることで学ぶかの意識が必要だった。 自分にはそのどちらも持ち得ていなかった。

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2018/11/23

おおむね読了、ということで。 興味深いが、完全に読破する必要まではなさそう。 しかし経済学は、あまり古いものを読んではダメだな。。。 そういう意味ではギリギリ。

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2018/10/28

【由来】 ・ダイヤモンド 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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2018/10/09

経済学を俯瞰的に知るには良書. ・「大学生は多すぎる」は本当か? の議論は興味深い.4年制大学への進学率は1990年の25%から2010年の50.9%で倍増している.大卒者が無駄に増えているのであれば賃金が下がるが,高卒者と大卒者の相対賃金は下がっていない.これは大卒者の需要が増...

経済学を俯瞰的に知るには良書. ・「大学生は多すぎる」は本当か? の議論は興味深い.4年制大学への進学率は1990年の25%から2010年の50.9%で倍増している.大卒者が無駄に増えているのであれば賃金が下がるが,高卒者と大卒者の相対賃金は下がっていない.これは大卒者の需要が増えたから. 印象だけで社会を語る危険性を警笛している.

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2016/11/23

一橋大学の講師陣を中心にした、経済学部をめざす高校生に向けたエッセイ集。経済のいろいろな話題をまとめている。 経済の基本知識をざっくりと理解できるのはよかったが、ちょっと話が硬くて(特に後半は)教科書くさい。もう少し興味を引くような文章だと面白いのだが。

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2016/06/07

経済学を初めて学ぶので取っ掛かりとして読んだ。構成としてはその当時話題となってあた時事問題から始まるので興味を持ちやすかった。しかし、説明なしに専門用語が出ることが結構あったのでわかりにくいところがあった。1番最初の入門書として適切かと言われると少し難しいがもっと学んでみようと思...

経済学を初めて学ぶので取っ掛かりとして読んだ。構成としてはその当時話題となってあた時事問題から始まるので興味を持ちやすかった。しかし、説明なしに専門用語が出ることが結構あったのでわかりにくいところがあった。1番最初の入門書として適切かと言われると少し難しいがもっと学んでみようと思えたので適切だと思われる。今後他の本を読んでみたら感想は変わる可能性が高い。

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