中身化する社会 の商品レビュー
雑誌です。 よく分からない言葉や文章ばかりでしっかり読むのは辛い。前言を覆すことが平気で書かれていて「あれさっき書いてあったことは何?」というフックが多過ぎて、正常に機能しているままの頭ではとても読み終われない。 そして自分の過ちに気づく。 それからは、立ち読み感覚で「ラグジュア...
雑誌です。 よく分からない言葉や文章ばかりでしっかり読むのは辛い。前言を覆すことが平気で書かれていて「あれさっき書いてあったことは何?」というフックが多過ぎて、正常に機能しているままの頭ではとても読み終われない。 そして自分の過ちに気づく。 それからは、立ち読み感覚で「ラグジュアリーに飽きた欧米セレブのライフスタイル」という特集のファッション雑誌を見ていると装えば、大丈夫だった。とにかく今、これが流行ってます。って事をこれこそが本当の…(この雑誌では「コンフォート」)って紹介するお約束。 それに疲れたんではなかったのかと?
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独特の視点もないし、真新しい話もない。ワイアードでみた、岡田斗司夫よりビジョンがぶっとんでいるわけでも、平野啓一郎よりストーリーも思索もあるわけでも、東浩紀のように射程がでかく思想的に面白いわけでも、村上春樹のようにスタイルに魅力があるわけでもない。この本に、目立った中身は残念な...
独特の視点もないし、真新しい話もない。ワイアードでみた、岡田斗司夫よりビジョンがぶっとんでいるわけでも、平野啓一郎よりストーリーも思索もあるわけでも、東浩紀のように射程がでかく思想的に面白いわけでも、村上春樹のようにスタイルに魅力があるわけでもない。この本に、目立った中身は残念ながらない。
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2012、ニューヨークやサンフランシスコに住む人々が大事にしていることは、日本人とは違ってきている。人生において無駄なことと大事なことを今まで以上に峻別している。 そんなの都会のインテリだけ、という批判的文脈で知った本だったので、その延長で読んでしまいましたが、そうでなければ、...
2012、ニューヨークやサンフランシスコに住む人々が大事にしていることは、日本人とは違ってきている。人生において無駄なことと大事なことを今まで以上に峻別している。 そんなの都会のインテリだけ、という批判的文脈で知った本だったので、その延長で読んでしまいましたが、そうでなければ、なるほどと思っていたかも。
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【あいつむぎ2013年5月陳列】2013.5.23 推薦者:ヴァネッサ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-291.html)
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各種レビューを見ると評価が割れているようですが、 個人的には多くの示唆をいただけました。 <目次> 第1章 ソーシャルメディアが「見栄」を殺す 第2章 ライフスタイルが「競争的」になる 第3章 人が、そして社会が「中身化」していく 第4章 「中身化する社会」を生きる 内容をざ...
各種レビューを見ると評価が割れているようですが、 個人的には多くの示唆をいただけました。 <目次> 第1章 ソーシャルメディアが「見栄」を殺す 第2章 ライフスタイルが「競争的」になる 第3章 人が、そして社会が「中身化」していく 第4章 「中身化する社会」を生きる 内容をざっくりまとめると 「可視化社会の進展で我々の価値観は、見せかけの美しさやかっこよさ(ラグジュアリー)から、より本質的な部分、中身そのものへ向かっていく」 という話です。 続き⇒http://amba.to/196R79h
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本質的だからこそ心地いい Comfort ラグジュアリー疲労により人々はより本質的でパーソナルなものを求める。 消費者は冷めたのか、醒めたのか? アデルはビジュアル、エロス先行のアーティストの時代を終わらせた。エッツィーの成功は大量生産時代の終わりを告げた。近年のエグゼクティブ...
本質的だからこそ心地いい Comfort ラグジュアリー疲労により人々はより本質的でパーソナルなものを求める。 消費者は冷めたのか、醒めたのか? アデルはビジュアル、エロス先行のアーティストの時代を終わらせた。エッツィーの成功は大量生産時代の終わりを告げた。近年のエグゼクティブの着こなしはスーツで着飾る時代を終わらせた。 すべては受動的態度の終焉。賢く自立的な個性の誕生。 広告からコミュニケーションへ。消費者は消費に対してもっと能動的な態度をとる。 イメージから言葉へ。嘘を嫌う社会。検索が暴く虚実。 ソーシャルメディアの爆発的な普及にともなって急激にすすむ、個人と集団の可視化とそれがひきおこす事象を中身化と呼ぶ。ラディカルな可視化を物事の本質が露呈されていく。 Reppify オンライン指標。 Identified Facebookで点数つける。 ライフログから評価される時代。 ヘーゲルは人間を与えられた環境を否定する存在と定義。 大衆社会は動物的。 今大切なのは富の再配分ではなく、尊厳、希望の再配分。 だが尊厳の総量は決まっている。 尊厳なしでひとが生きられる世界を。 Reputation capital 岡田斗司夫。 評価が貨幣よりも重要な社会。 評価と影響を交換する社会。 生き残るのに大切なのは影響力。 自分自身も他人の資本。人間関係資本、即ちソーシャルキャピタル。 常識とは文句を言うなというおまじない。 分人主義。相手によって人格を使い分ける。 平野啓一郎、ドーン。私とは何か。個人から分人へ。 リアルとネットは不可分の世界。 森村泰昌 美しいってなんだろう? 美術とは、見える世界を通じて、見えない世界にいたること。 IBM global innovation outlook 東浩紀 動物化するポストモダン 社会関係資本 稲葉陽二ソーシャルキャピタル入門 パットナム 岡田斗司夫 評価経済社会
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心に残ったフレーズ ・物語があるところに人は向かっている ・いまや私たちはコミュニケーションの新しい時代に完全に入ったと私は信じている。それは、広告ではなくコミュニケーションと言えるだろう。 ・広告が、イメージ操作からコミュニケーションを形作るものになっていくと考えると、意思疎通...
心に残ったフレーズ ・物語があるところに人は向かっている ・いまや私たちはコミュニケーションの新しい時代に完全に入ったと私は信じている。それは、広告ではなくコミュニケーションと言えるだろう。 ・広告が、イメージ操作からコミュニケーションを形作るものになっていくと考えると、意思疎通の根幹である言葉こそが、価値を高めていくはずだ ・自分の気持ちのはっきりしている人は、生き生きと暮らせます。そのためちは、自分のワガママを通す代わりに他人のワガママを認めるという考え方ば必要です。 ・人は常に人生を編集している
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これまで第一印象をよくするために外見を重視する、というのが人としての戦略であり、広告としての戦略でもあった。 ところが、facebook・食べログなどのソーシャルメディアによって、モノの中身が直接触れずに深く知ることが出来る様になり、外見をいくら整えてもそれらのメディアから内面...
これまで第一印象をよくするために外見を重視する、というのが人としての戦略であり、広告としての戦略でもあった。 ところが、facebook・食べログなどのソーシャルメディアによって、モノの中身が直接触れずに深く知ることが出来る様になり、外見をいくら整えてもそれらのメディアから内面を事前に察知できる様になってしまった。 こうなると、いくら外見をアピールするような広告を打っても効果は薄く、内面をいかに磨き、率直に表現するかが重要な時代になったというのが本書の主張。 大変な時代になったと思うか、余計なアピール戦略が必要なくなったと歓迎するか。考えはいろいろだろう。 本書の書き方で気になったのは、やたらと後半に入ると他人の書物型の引用が長くなる傾向にあった点。引っ張ってページを稼ぐつもりはなかったと思うが、引用ばかりで埋めるのはちょっとひいた。
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情報社会が加速するこの現代社会の最先端をキャッチして、言葉にしている。ほんの20年前とはまったく違う世の中の動きや、若者の行動が起っていることを、主にSNSを介して説明している。これからの未来予想にも少しだけ参考になるはず。著作の中にも未来的な示唆に富んだ本やウェブが紹介されてい...
情報社会が加速するこの現代社会の最先端をキャッチして、言葉にしている。ほんの20年前とはまったく違う世の中の動きや、若者の行動が起っていることを、主にSNSを介して説明している。これからの未来予想にも少しだけ参考になるはず。著作の中にも未来的な示唆に富んだ本やウェブが紹介されているので、参考にするといいのかも。 教育を私はこういう風に読み解いて行きたいのかもなぁ。
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読みやすい。あっという間に読み切ってしまった。 タイトル通り、価値観が見せかけ(ラグジュアリー)よりも中身にシフトすると予言する本。引用とその分析ばかりで著者の意見はあまりない。 中身化する社会はいい事?悪い事?どうなの?そこが知りたい。
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