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方言漢字 の商品レビュー

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2018/11/05

公文書では、東大が東京大学、北大が東北大学、海大が北海道大学とあるが、公文書では略語は用いないような気がするが。

Posted byブクログ

2014/01/18

漢字研究行脚・旅行記という側面も。読みも「方言」に含まれるという観点に納得。「杁」など、漢検1級配当外ながらJIS第二水準に入れられた意味についても理解できる。漢字好きには堪らない一冊。

Posted byブクログ

2013/06/07

漢字で書けるものは方言ではない、と思っていたら大間違いだったという… 地域別(ベトナムまで!)に方言漢字を知ることのできる本。当然のものと思っている地元の漢字表記を見直すきっかけになるかも

Posted byブクログ

2013/04/01

ことばに方言があるように、漢字にも地域差があり、地域特有な漢字があるほか、地域だけの音訓がある。本書は国字研究の第一人者である笹原さんが、足で日本の各地を回って書いたものであり、笹原さんが撮った写真も満載である。しかし、それにしてもこのタイトルはさすがである。方言の違いは論じる人...

ことばに方言があるように、漢字にも地域差があり、地域特有な漢字があるほか、地域だけの音訓がある。本書は国字研究の第一人者である笹原さんが、足で日本の各地を回って書いたものであり、笹原さんが撮った写真も満載である。しかし、それにしてもこのタイトルはさすがである。方言の違いは論じる人が多いが、漢字にも方言性があることにはなかなか思いいたらない。さらに、音訓にも方言差があることは。後者についていえば、たとえば「谷」は関東では「や」、関西では「たに」が多く、「大谷」は関東では「おおや」だが、関西では「おおたに」に多く読まれるとか。藤は関東では「加藤、佐藤」のように「とう」読みが多いが、関西では「藤垣、藤代」のように「ふじ」が多いとか。漢字の清濁も、西と東では違い、「中島」は関東では「なかじま」、関西では「なかしま」と違う。ぼくの知っている中島さんは四国の出身で、もとは「なかしま」だったが、東京へ行ってみんなが「なかじま」と読むので、いちいち訂正するのが面倒くさくなって「なかじま」で通していると言っていた。また、字形でも函館では「函」の上が「了」を書いたり、京都とでは「京都」の「都」の四画目の斜め棒(はらい?)が短いものがあったりと、言われるまできづかなかった地方字形もけっこうある。漢字の好きな人にはたまらない本で、ぼくも先週、娘の挙式で訪れたハワイの海辺でのんびり横になりながら眺めていたが、最後は正直少々疲れてしまった。マニアックなのである。どこへ行っても漢字と離れられない著者はいいとして、いっしょに旅する家族はたいへんだろうなあと思った。(そういうぼくもそう言われる。遊びに行っても仕事が頭から抜けないと)著書の笹原さんの笹はよく「笠」と間違われるそうだ。ぼくも最初のころは笠原さんだったか笹原さんだったかあいまいだったことを思い出した。

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