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かあさんはどこ? の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/05/06

戦争に巻き込まれ一人ぼっちで逃げる子供の話。 デッサンのようなタッチの絵が 戦争の悲惨さをよく表している。 最後はほっとするので 子供にも読み聞かせしやすい。 #SDGs2 #SDGs16 #小学校読み聞かせ #戦争

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2022/03/31

ある日突然、戦争がはじまって、子どもが家族と離れ離れになってしまった。「母さんは何処?みんなは?」 泣いた。母さんを思って、妹を思って、友だちを思って、その子は泣いた・・・。 「戦争と子ども」をテーマにしたベルギ-の絵本作家によるこの絵本は、作者の母親が当時5歳の少女だった194...

ある日突然、戦争がはじまって、子どもが家族と離れ離れになってしまった。「母さんは何処?みんなは?」 泣いた。母さんを思って、妹を思って、友だちを思って、その子は泣いた・・・。 「戦争と子ども」をテーマにしたベルギ-の絵本作家によるこの絵本は、作者の母親が当時5歳の少女だった1941年のある日、突然ドイツ兵が家を占拠し両親を連行、幼い兄妹だけが取り残された戦争体験をもとに描かれています。 戦争下の醜悪で理不尽な現実に、幼くして向き合わなければならない、そんな大人社会に痛烈な批判こめて戒めています。

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2021/01/31

クロード・K. デュボワ (著), Claude K. Dubois (原著), 落合 恵子 (翻訳)

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2017/01/15

戦争に巻き込まれ家族とはなればなれになった子どもの様子が訥々とかかれてる。後書きからも、感じるものが多い。

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2014/06/22

小型本なので、遠目はきかないが言葉も少ないので聞きにくくはない。 おかあさんとはぐれる事は子どもにとって一大事。絵が子どもの不安感をよく表している。

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2014/04/22

突然の砲撃によって家族と別れてしまった男の子は、1人恐ろしい戦争の中、母親を探し続けます。 作者の母親の経験を元に「戦争と子ども」をテーマに描いた作品です。戦争のひどさを誇張して描くのではなく、幼い男の子の心細さをスケッチ風のタッチで淡々と描くことによって戦争が子どもの心に与える...

突然の砲撃によって家族と別れてしまった男の子は、1人恐ろしい戦争の中、母親を探し続けます。 作者の母親の経験を元に「戦争と子ども」をテーマに描いた作品です。戦争のひどさを誇張して描くのではなく、幼い男の子の心細さをスケッチ風のタッチで淡々と描くことによって戦争が子どもの心に与えるものの恐ろしさが伝わる1冊です。 (院生アルバイトスタッフ)

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2013/08/30

戦争はおかまいなしに幼い子どもからも大切なものを根こそぎ奪おうとする。 戦火のなか、家族とはぐれてひとりぼっちなった幼いその子。 ラストでかあさんと再会し光がさしたが、その子の恐怖や孤独を思うと胸がつぶれそうだった。

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2013/03/24

簡単には、感想が書けない…… 静かに、哀しみや、「その子」の恐怖が伝わってきて。 ゆっくり、ゆっくり、ページをめくりながら、祈っていました。 ラストは、だから、心からホッとして。 思わず、声に出して言っちゃいました。 よかった。 けど。 そうじゃない「その子」が、どれだけいること...

簡単には、感想が書けない…… 静かに、哀しみや、「その子」の恐怖が伝わってきて。 ゆっくり、ゆっくり、ページをめくりながら、祈っていました。 ラストは、だから、心からホッとして。 思わず、声に出して言っちゃいました。 よかった。 けど。 そうじゃない「その子」が、どれだけいることか。 考えると、心が震えます。 でも。 知ること。考えること。思うこと。 目をそらしちゃいけない。

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2013/03/12

いつかどこかの場所で起こった(起こる・起こりうる)戦争を描いた小さな本。 遠くで戦争が起こっているらしいことは知っていても自分の身の上に降ってくるとは思っていない田舎町にくらす子供が、ある日突然家族とひきはなされる。 ささっと書いたデッサンに少しだけ色というか陰影をつけたような...

いつかどこかの場所で起こった(起こる・起こりうる)戦争を描いた小さな本。 遠くで戦争が起こっているらしいことは知っていても自分の身の上に降ってくるとは思っていない田舎町にくらす子供が、ある日突然家族とひきはなされる。 ささっと書いたデッサンに少しだけ色というか陰影をつけたような絵はあえてそうしたものらしい。 文字も絵もシンプルに、ただ訳も分からず巻き込まれる小さな人を描く。 人にも服にもあまり特徴がないから、ヨーロッパにもアジアにも見えるしアフリカで起こってもおかしくない。 飛行機が爆弾を落としていくから第二次世界大戦以降ではあるだろうけれど、特定の時代や場所や出来事ではなく普遍的な「戦争によるとばっちり」が浮き彫りにされる。 著者はベルギーの人。 1941のドイツによるベルギー侵攻時5歳だった著者の母は、両親(著者の祖父母)を連行され、家をドイツ軍に占領され銃を突きつけられ、解放された後も子供だけで放置された経験を持つ。 その後死ぬまで70年近くも苦しみ続けた母の記憶がこの本の下敷きになっているそうだ。 この本の中の子供はつらいめにあうけれど、その場その場でその場限りでも手を差し伸べてくれる人がいる。 無力で助けきれなくても、少しは気にかけてくれる人がいる。 それは母を助けてくれた隣人であり、希望を入れたかったということでもあるのだろう。 逃げていく風景はちょっと「リロダ」http://booklog.jp/item/1/4752005948と重なる。

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